うしろ髪ひかれ隊

2009-02-25 23:55:27 | Weblog
昨日はひたすら仕事。
午前3時過ぎまでやって、少し眠って、また朝からひたすら仕事。
できあがったものを持って4時頃出社。
本当はきょう中に仕上げて宅急便で送る約束だったんだけど、ぼろぼろいろんなものが追加で出てくるので、出社したほうが早いことに。
また、寒い渡り廊下で仕事……。
担当のI谷さんと、神経衰弱ゲームのようなやりとり。700ページの本(ほんとは600ページのはずが、加筆部分が大幅に増えて700ページになったのだ)の、いろんなことをお互いに記憶しているので笑ってしまう。妙にテンションの高いふたり。装丁もかっこよかった。爆発的に売れるとは思えないけど、せめて話題になってくれるといいなあ。自分がかかわった本はいつもそう思ってしまいますね。

8時半くらいに、とりあえず現時点でやれるだけのことはして終了。当然のことながらまだ全然終わってないので、結局来週あたまにはまた出社するかも。わたしのせいではないけれど、うしろ髪をひかれる思いで帰途に。

というわけで、まだ何の準備もしてないですが、明日からしばらく旅に出ます。探さないでください……。って、日曜には帰りますが。


それにしても胃が痛いんですー。睡眠不足と、コーヒーの飲み過ぎ。しばらくコーヒーはほとんど飲まなかったんだけど、先日妹の出産の内祝いでドリップコーヒーをたくさん貰ってしまい、調子に乗って飲み続けたせいかしら。

あと二日

2009-02-23 23:15:48 | Weblog
昼前からまた都立中央図書館へ。
そのあと築地まで行くので麻布十番まで歩いて行こうかとも思ったけど、徒歩20分とあったから諦める(昨日、n見にも絶対無理だからやめたほうがいいと言われていた)。
まるで常連のような顔でさくさくと本を検索&コピー。都立中央図書館、かなり好きになった。なんかアンケートみたいなのやっていて渡されたんだけど、長大すぎて答えている暇もなかった。愛を語りたかった……。
またしても引用箇所のみつからない一冊を、泣く泣く諦めてダッシュで広尾へ。そのまま日比谷線で東銀座という手もあったが、雨のなか歩くのが嫌だったから六本木で(ドキドキしながら)大江戸線に乗り換える。こういうことを考えてうまくいった試しはないのに(笑)きょうは難なくクリア。

久しぶりに社員食堂でお昼ごはん。k畑さんとs子ちゃんとs瀬さんと。久しぶりにちらし寿司食べてうれしい。割り箸が廃止されて塗り箸になっていたよ。

そのあと2時過ぎくらいから延々と仕事。渡り廊下みたいなところにある打ち合わせスペースでやっていたら死ぬほど寒い。でも大量の本を移動したりするのが面倒なので、じっと我慢して仕事する。寒さと空腹に耐えきれず、9時過ぎにまた社員食堂で晩ご飯。ミニカレーをかき込む。2食も社員食堂で食べると悲しい気持ちになる(お昼はうれしかったのに)。
11時過ぎに最後の章のゲラがやっと出たので貰って帰る。一応、これを明後日までに上げれば解放される、はず(もしかしたら週明け、ヘルプに行くかも、だけど)。
ゲラと資料の本で荷物は重いのに、こんなときに限って電車が遅れている。酒臭いひとたちに囲まれて帰る(自分がたまに素面だと言ってみる)。

あと二日、がんばろう。

冬の日の性欲

2009-02-22 23:40:41 | Weblog
朝、起きたくないよう~と思いながら無理矢理起きる。
h田さんからメールが来ていて、
「斎藤モー吉という歌人がいたら斉藤斎藤のいいライバルになりそうですね」
に大笑い。目が覚めた。
(モー吉に関しては昨日の日記参照)

「新首都の会」へ。8名参加。m崎さん以外は女子で、m崎さん以外はみんな「未来」だった。珍しいこと。少人数なのでいつもよりもていねいに一首一首を評しあう。笑いの絶えない楽しい会だった。冬の性欲と夏の性欲と春の性欲について語るひと、など。

昨日もいたよね、というメンバーで、きょうはきょうの酒を飲む。女子だけだったのでやるき茶屋はやめて「チョトハイル」という店へ。「えへへへへ」とマンガの吹き出しのように笑う店員。水菜のサラダのドレッシングが酸っぱくておいしかった。蛸入りさつまあげを頼んだら、n見に「えんじゅさんってさつまあげ好きだよね」と言われる。そうだったのか。
自分の葬式に元カレが勢揃いするシーンを想像するo崎。女子の魂が抜けつつあるh多さん。深いような浅いような話をひとしきりして、10時頃解散。
ほんのり暖かい夜を帰る。

明日からまた仕事地獄なの。

ネフスキイを語り合う

2009-02-21 23:19:27 | Weblog
『ネフスキイ』を語り合う会のため神楽坂の出版クラブ会館へ。
電車のなかで読んでいた本に「ネフスキー通り」が出て来てびっくり。そんなこともある。
60数名の参加。びっしり。基調発言をお願いした黒瀬さんと斉藤さん、ふたりとも始まる前に「何話せばいいの?」ととまどい気味だったのが象徴的。とにかく断言的なことが一切言えない歌集。
わたしは名ばかりの司会で、とにかくひとりでも多くのひとにこの歌集について正直な話をしてもらいたいと思っていただけなので、ひどく暢気ではあったがそれなりに疲れた。いろんな意見が出て、そのいくつかに頷き、いくつかに首を傾げた。みんな同じだったと思う。けっこう手厳しい意見も出ていた。80歳を越えようというひとに、寄ってたかってこれだけ好きなことが言えるというのも贅沢なことだと思う。
ひとつ確信的に思ったのは、岡井隆は決して力など抜いていないし、闘い続けているということだ。そういう意味で、逆説(イロニー)を受け取る側がいなくなったという佐伯さんの話にいちばんなるほどと思う。しかし近年、これほど難しい(いろんな意味で)歌集もなかったんではないか。

懇親会は、適切な人数でなかなかおいしいものを(あまり食べれなかったけど)。岡井さんも終始ごきげんで何より。
後半はなぜかずっと外にいたので寒かった。
そのあと「モー吉」という店で鯨とか烏賊とか食べて、そのあとさらによくわからないまま歩かされてスナックみたいな店で「天城越え」とか歌ってぐだぐだになって帰る。

ラムちゃんと電話で話したのがめちゃくちゃ面白かったのだが、説明が困難なので深くは触れない。写真は「モー吉」の壁にあった絵。「モー吉」という店に行くと言われてわたしは「茂吉」という店だとばかり思っていた。歌人だもの。

文房具が好き

2009-02-20 23:20:57 | Weblog
朝からひたすらお仕事。
やけに電話の多い一日。中断させられながらも、お昼も食べずに仕事。
なんとか3時前に終わったので、雨もあがったし買い物行って、肉まん買ってきて食べる。
終わったゲラは宅急便で送る。とりあえず、この土日にまたがる仕事にならなくてよかった。とはいえ、その分来週が悲惨なことに。うう、木曜日から旅に出るんですけど、本当に行けるんでしょうか?

ひと息ついて、明日の参加者名簿をプリントアウトしたり週明けに締切の原稿を手直してしてプリントアウトしたり明後日の新首都の会の詠草を作って送ったり。

その合間に、思い立って牛筋を煮込む。なんでこんなに面倒臭いものを作っているんだ、わたしは? 窮鼠猫を噛む(ちがうか)。


校正の仕事をするようになって、少しずつお気に入りの文房具を買いそろえている。もともと文房具好きなんだけど、さすがにあまり使うことがなくなって無駄な色ペンとか購入するくらいだったのが、実用的になってうれしいこの頃。別に高級なブランドものとかではなくて、ほんのちょっとだけ普通のひとは持っていないようなものが好き。先日は青色鉛筆のシャーペンを購入。これ、消しゴムで消せるのよ。あと、指サックが進化していてかわいいの見つけたから小躍りしながら買う。
おかげでmちゃんに貰ったs田先生のペンケースがぱんぱんになってます。

東京中央図書館

2009-02-20 00:10:18 | Weblog
午前中配達予定のゲラを待って(昼過ぎに来やがった)、午後から麻布にある「東京中央図書館」へ。ここにしかない本を調べるため。
最寄り駅は「広尾」。おお、人生2度目くらいの広尾駅下車。徒歩8分は、方向音痴のわたしとしてはかなりの冒険。図書館のサイトにある地図とMapionで調べた地図と両方持っていく。有栖川記念公園のなかを通っていくと近いのかもしれないなあと思いつつも、冒険している余裕はないのでぐるーっと回っていく。

この図書館、なんとも不思議な雰囲気。受付で館内証みたいなものを渡され、手荷物はA4以内(それ以上のものはロッカーに入れさせられる)。開架のものでもコピーするときはいちいち申請書を記入させられる。閉架のものはパソコンで検索して館内証のバーコードをピピっとして申し込む。大病院の会計待ちみたいに、自分の番号が掲示板に出ると本を受け取りに行ける。で、その館内証と引き換えに本を渡される。館内証はなんの身分証明もしていないので、このシステムにどれくらい意味があるのかわからないが、効率よいのか悪いのか……。国会図書館もこんな感じなのかな(実は入ったことがない)。
でも、かなりの蔵書数のよう。横浜中央図書館よ、見習え。

終わってそのまま帰り、ひたすら仕事。
相変わらず以降のゲラがずるずると遅れていて、本当に水曜日までに終わるのか不安になってきた。最悪、木曜の朝まで仕事か……。


そんななか、土曜日の「ネフスキイ」の会のため、もろもろ連絡事項をこなす。
図書館への往復も、『ネフスキイ』を読み返す。山のように附箋がついているのに、また増えた。いい歌、というのももちろんだけど、なんでこの歌がここにあるのかなとか、こういう歌ってどうなのよとか、いろいろ思いながら読む。テーブルにいろんなものをきれいに並べては、軽くひっくり返したりしているような歌集だなあと思う。土曜日、どんな意見が出るのか楽しみだ。

山川呉服店

2009-02-18 23:11:53 | Weblog
歯医者へ。ひどく眠い。
逼迫した仕事は(とりあえず)ないので映画でも観て帰ろうかと思ったけど、なんだかだるいのでそのまま帰る。でも、帰ったらメールが来ていてそのあと電話もあって、明日からてんやわんやなことに! 

鶴見のSEIYUの無印良品が閉店とのこと。愛用していたので少なからずショック。ま、無印なんてどこにでもあるからいいけど。それにしても鶴見はどうなってしまうんだろう。まさかSEIYUまでなくなるなんてことはないだろうなあ。駅ビルのカミンもなくなっちゃったし。東口が再開発らしくて大きな工事をやっているから、みんなそっちへ行ってしまうのか。


「玲瓏」をいただいた。贅沢なレイアウトだ。
全国大会での、高野公彦さんの講演のレジュメに見入る。題して『「山川呉服店」の運命』。
面白いから引き写してみる。

いふほどもなき夕映にあしひきの山川呉服店かがやきつ
山川呉服店破産してあかねさす昼や縹の帯投売り
あさもよし紀州新報第五面山川呉服店密葬
玉藻よし讃岐に生を畢(をは)りける山川呉服店主魚意居士
青嵐ばさと商店街地図に山川呉服店消し去らる
山川呉服店未亡人ほろびずて生甲斐の草木染(くさきぞめ)教室
先代の背後霊レジ引受けてブティック山川のみせびらき
地下三階画廊山川二十坪ギュスターヴ・ドレ二十点
秋草のほかなる藜(あかざ)もみぢせりたしか山川呉服店跡
復活祭キャフェ「山川」の扉(と)の前に洋犬「権兵衛」が寝そべって
初時雨けさは山川呉服店倒産十周年の弦楽
山川呉服店三代目洋風に「料理屋マヤ」などと墨書す
山川鯨肉店は山川耳鼻咽喉科にとなりつつつねに血しぶき
茶寮「山川」本日休業三男がひさかたのアメリカに死せりと

塚本さんのいろんな歌集から「山川○○店」の出て来る歌を引用して並べているだけなんだけど、なんだか、笹公人の歌に見えてくるから不思議だ(笑)。

金井さん

2009-02-17 23:35:12 | Weblog
今後の予定がまだ見えないので、きょうは我が家史上最高にちらかった部屋の掃除をしたり、ゲラの素読みをしたり、着々と締切の近付いている原稿を書いたり、テレビを見たりと、比較的のんびり過ごす。少し貧血気味でもあるし。

ゲラの素読みをしているときに、急に眠気が襲ってきたので少しだけ仮眠をとる。昼間眠い時は思い切って少し眠るほうがいい。15分くらいでも、わりとすっきりする。これはO井さんから教わった。O井さんも昼寝をするんだそうだ。

「未来」の選者だった金井秋彦さんが亡くなられたとのこと。数回しか実際にお目にかかったことはないけれど、もの静かでダンディな方だった。10年以上も前になるだろうか、横浜大会のときに、m渕さんが金井さんと岡井さんとわたしが三人でいるところの写真を撮ってくれて、大きく引き延ばしたものをくださった(簡単な額にまで入れて!)。なんだか恥ずかしくてしまい込んだままだったけど、あれ、どこにあるかなあ……。
ご冥福をお祈りします。

沖縄三部作

2009-02-16 23:01:51 | books
眠りが浅かったのか、ゆっくり寝たはずなのに頭がもや~ん(二日酔いともいふ)。

とはいえ、残り100ページの前半部分の下読みをしなくてはならない。
おまけに後半部分がメールで届く。プリントアウトするだけでけっこうな量。今週前半はのんきに構えていたけれど、そうも言ってられない状態に。あわあわ。

週末の「ネフスキイの会」のための課題図書も読まねばならず(思っていたよりも読み易い本でよかった。そしてこの本をT橋さんがわたしに薦めてくれた理由が少しわかった。や~ん、バルトって素敵)。眠気と闘いながら読書。ああ、文字以外のものが見たい(ドラマもアニメも録画がたまっていく一方)。


読んだ本のことも書こう書こうと思いながらたまっていく。
だいぶ前に読み終えた坂手洋二の沖縄三部作『海の沸点/沖縄ミルクプラントの最后/ピカドン・キジムナー』はなかなか味わい深かった。ハヤカワ演劇文庫ということで、脚本です。なんでこんなのを読んだかというと、I井さんが電車で読んでいて泣きそうになったと聞いたから。いや、別に泣きたいから、ではないですが。I井さん、どこで泣きそうになったのかなあ。二箇所くらい、うるっとは来たけれど。←こんなこと書くと「冷たい女ね」とか言われてしまいそう。
沖縄言葉がかなりそのまんま出てくる。チムドンドンする(胸がドキドキする)とか、かわいいなー。ワジワジーするはイライラするってこと。これも面白い。
内容はどれも重くって。知らないことがたくさんあった。簡単に「沖縄好き~」って言えなくなります。

きょう驚いたニュース。
イギリスで13歳の男の子が父親になったって。母親は15歳で、しかも複数の男性と関係があったとかで本当にこの男の子の子供かわからないとか。なんなんだか、なんなんだか。

鶏ジロー

2009-02-15 23:34:51 | Weblog
ひどく眠い。
夜更かし暮らしが続くと、昼間は眠いのに夜は眠くない。とても不健康。

山のような案件を抱えて「未来」の割付へ。
今月は女の子たちがいっぱい来てくれた。手が多いと作業もさくさく進む。
O井さんともろもろ打ち合わせ。森岡さんが亡くなって、なんだか気弱なことを言っているので「生きていることが勝ちですよ」と励ます。そうなのかどうなのかわからなくなったとぐじゅぐじゅ言っておられたが、たぶん、そんなには落ち込んでいないと思う。

いろいろあったが、いつもよりは早目に終了。
女の子たちを引き連れて、久しぶりにO島さんの小金を使う会。去年末に見つけた「鶏ジロー」という店へ。押し入れのような部屋の2F部分のようなところで、階段を踏み外したり天井に頭をぶつけそうになったりしながら、とにかく延々と(5時間くらい)飲みかつ食べる(なんか、さんざん食べたあとにこっそり焼きおにぎり食べていたひともいたし)。この店、外観や内装の雰囲気とかたった二人の従業員の若さにしては本当に何もかもがおいしいのだ。もっとはやっていいのに、きょうもわれわれ意外の客は少なかったなあ。でもたぶん、われわれだけでもかなりの稼ぎになっただろう。お会計の金額見てびっくりしたよ。O島さんに感謝。

pらむちゃんが無事に卒業決まったとのこと。
めでたい。
それに引き換えうちの息子は……(泣)。

先日紛失したマフラー(息子の手編み)は、息子の身代わりだと思うことにしました。あのマフラーを落したことによって、たぶん彼はきちんと卒業できることでしょう。でしょう。