じっくり休む

2007-02-28 19:28:42 | Weblog
お休み。
水曜なので、元気があったら「さくらん」でも観に行こうかと思っていたのだが、元気がなかった。

なので、一日じっくり休もうと決める。誰も信じてくれないけれど、わたしは実は虚弱なので、こうやって早め早めに休んでおかないと大変なことになるのだ。
とはいえ、荒れ果てた部屋の掃除をしないわけにもいかず、だらだらぐだぐだと片付けて掃除機をかけて、という程度のことはした。

そんなところに、「攻殻機動隊SAC SSS」が届いてしまった!
早速見る。

ううう、素敵だ、バトー。「バックアップを頼む」という素子に「あたりまえじゃないか、いつもやってただろ」って。あーん、もう素敵すぎ。やはりわたしにとっての理想のカップルって素子とバトーだ。

話としては、「人形つかい」の次は「傀儡まわし」かよ、って突っ込みたくなるのと、攻殻機動隊としてはやや抒情に流れているような気がします。ま、わたしなんかはジョジョーな人間なので、これくらいがいいなあー。しかし「貴腐老人」ってすごい言葉だね。

晩ご飯は、昨日の蕗の薹のきゃら煮を刻んで少し味噌を加えたものを土鍋で炊いたごはんに混ぜてみた蕗の薹ごはん。葉タマネギの肉じゃが(じゃが抜き)、ブロッコリーと海老の炒め物、大根のみそ汁。


どうでもいいけど、なんだか朝から浜崎あゆみがテレビに出ずっぱりだった。ご飯を食べる時間は10分か15分くらいしかないのに、お風呂は毎朝1時間半、毎夜3時間くらい入るんだそうだ。しかも、ご飯を食べる時間は10分か15分くらいしかないのに、犬を5匹も飼っているんだそうだ。なんかおかしい。あの顔だって、かわいいを通り越して気持ち悪いにしか見えないのはわたしだけだろうか?

春はほろ苦い

2007-02-27 23:51:07 | Weblog
今週の「らでぃっしゅぼーや」には菜の花と蕗の薹が入っていた。
きょうは家に帰ったのが9時過ぎだったけれど、こういう野菜は早めになんとかしなくてはならないので、菜の花はpちゃんが教えてくれた塩とオリーブオイルで食べる食べ方で、蕗の薹はきゃら煮というのにしてみた。蕗の薹は苦いのがいいから、水にさらすのを短めにして作り、ちびりちびりと食べる。ああ、春の味だ。


会社では終日文字を読んでいる。目が痛い。首が痛い。
デザイナーさんとの打ち合わせが木曜日になったので、明日は休みをとった。そのため、きょうはフル回転で文字を読む。

お昼休みに、築地の場外でお寿司を食べる。会社のひとが福引きで当てた商品券の有効期限が2月いっぱいまでというので、消費に荷担。なかなかおいしかった。しかし面白いねー、築地は。つい、いろんなものを買ってしまそうになった。忙しくてお昼に出られなかった同僚のために、量り売りのかつお節を買っていってあげる(これも商品券で)。少し食べさせてもらったけど、本当においしい! そうだよ、かつお節ってこういう味だったよね、という味だった。

ほろ苦い春の味について書こうと思った日記が、かつお節で終わる。

キラが死んだ

2007-02-26 23:23:16 | comic
あー、やっと「デスノート」読み終えたです。まだ13巻が残っているけど、一応本編は終了。とても納得する終焉。よくできた漫画だった。8巻以降はもう心理戦が複雑すぎて、読んでいて頭が痛くもなったけど、きちんと終わらせるためには必要だったんですかね。

全12巻って決して長いわけではないのに、ものすごい大長編のような読後感。世界がきちんと構築されているのと、徹底してリアリズムを排除しているところが心地よい。こういう漫画って、わりと中途半端なリアリティーを持ってきがちでしょう? 登場人物がみんな漫画みたいな名前(「夜神月」と書いて「やがみ・らいと」とかね)というのも、ありえない人のありえないお話の範疇を守っているような気もする。

息子に聞いた話では、映画版ではキラが先に死んでしまうようで、それは許せないと彼は怒っていたけれど、広義の「L」が生き残るという意味では原作に忠実なのでしょう。ま、映画版を見たいとは思わないけど。


やはり息子から「攻殻機動隊SSS」がめちゃくちゃ面白いと言われ、ただ面白いだけでなく「タチコマ大活躍」と聞いて、ふらふらとamazonで購入してしまった。2割引くらいになっていたし。ああ、早く見たい。

そういえば「パトレーバー」も来週が最終回。「攻殻機動隊」をまた最初からやってくれたりしないかなあ。何話分かのDVDは持っているのだけれど、やはり全話揃えるべきなのか。ううむ。


……と、現実逃避のような日記。
今週は一日くらい休みをとりたいけれど、今週いろいろ決まったり動いたりし始めそうなので、とりあえず会社にいなくてはならなそう。三月からは地獄ですわよ、たぶん。

初宝塚と歌会

2007-02-25 23:14:10 | art
会社に行くよりも早い時間に家を出て有楽町へ。
駅に降りた時点ですでに女子率高し。みんな同じ方向に歩いていく!

宝塚劇場へ。
I井さんから誘われて、生まれて初めての宝塚である。基本的に女に興味のないわたしだけれど、一度は見てみたかった。
少し時間があったのでグッズ売り場へゆく。ジャニーズショップに近いものがある。pちゃんに持って行く約束をしていた歌集を忘れてきてしまったので、お詫びにとノートやステッカーを購入(どちらかというと嫌がらせ?)。

前から12列目で、月組公演を観劇。
始まってすぐに、組長挨拶というのがあって「組長とトップは違うんですか?」とI井さんに聞いたら、「そんな大きな声で恥ずかしいことを聞かないの!」と怒られる。
「パリの空よりも高く」というロマンチック・コメディー。最初にわーっとみんなが出てきたときに、あまりのゴージャスさに目眩がした。とにかくゴージャス! ジャニーズの衣装は一見豪華に見えるけど、実は手作り感満載のお粗末なものなことが多いので、いやはや本物とはこういうものかと圧倒される。

とりあえず見ていたのは男役のひと(笑)。トップの瀬奈じゅんもかっこよかったけれど、三番手の大空祐飛という子がかわいい。どこに行ってもイチオシを探してしまう悲しい性なり。休憩時間にポストカード購入(笑)。
後半のショーでは、最後の大階段に目が釘付け。噂には聞いていたけれど、背中に(クジャクのように)羽をつけて階段を下りてくる姿には、まじで背中がぞわぞわとした。
終わったあとにI井さんから「女に生まれた以上は、あの大階段を羽をつけて最後に降りてみたいと思わない?」と聞かれ、自分にはそういう発想は全く湧かないものの、でもやっぱりあのシーンが一番感動したなあー。あー、本当にいいものを見させてもらった。

そのあと「新首都の会」に行かなくてはならなかったのだけれど、お腹が空いたので三越までサンドイッチを買いにゆき、それを持って目白へ。I井さんも連れて行った。
今月は人数が少なめで、ここも女子率高し。

早めに終わって、きょうはみんな帰ってしまって、pちゃんとn見と三人でいつもの「やるき茶屋」へ。海鮮ビーフンが異様にまずかったので指摘したら、仕込みの時点で間違えていたそうな。気付いてくれてありがとうと感謝される。言ってはみるもんだ。女子三人とは思えないほど食べて(わたしは飲んで)、途中で息子から電話が入ってみんなで話したり、女流歌人の変な話とかいっぱいして、結局きょうは「箱とプール」という二大おかしい話に終着。

9時過ぎには解散。いっぱい笑った。

松澤宥なる人

2007-02-24 23:56:54 | art
横浜のZAIMにて「朗読会とトーク」@「竹本真紀と松澤宥」展 というのに参加。
竹本さんとは旧知であるが、実は松澤宥というひとについてはあまりよく知らない。
日本大通の駅で松井夫妻と待ち合わせて、松澤宥について軽いレクチャーを受ける。その前に送ってもらっていた古い「現代詩手帖」は繰り返し読んでかなり面白いとは思っていたのだけれど、きょう見せてもらった展覧会のカタログで益々興味が湧く。んー、生前出会っておきたかったなあ。

ささやかな朗読会で、だからこそできることというのもあって、わたしはカントの『実践理性判断』を短歌にするという試みをした。岩波文庫の難解な翻訳文(ほとんど日本語とは思えない)を旧仮名に書き換えたものを五七五七七に無理矢理区切って短歌の形式に押し込めてみた。本文がそのまま生きる部分もあり、別の文脈となるものもあり。わたしにとっては「短歌とはなんであるか」の究極の問いに対するチャレンジでもある。

こんなことして意味があるのかないのか、それはわからないけどね。

終わったあと松井夫妻とt石さんと中華街へ。ピータンとか蟹とか海老とか烏賊とか食べて紹興酒も飲んで、そのあとI井さんの弟さんのやっているバーへ移動。以前場所だけ確認していつかは行ってみたいと思っていた店なので、ちょっとどきどき。とても感じのよい店だった。久しぶりにラムやバーボンを飲んだ。

口にくわえる

2007-02-23 23:49:35 | Weblog
口にくわえるものといえば体温計である。
実は、我が家の体温計が最近壊れた。壊れた、のではなく、ただの電池切れなのだと思うけど。この体温計、わたしが独身時代から使っているもの。一応電子体温計だから寿命はあるとはいえ、よくもったよなー。

体温計といえばこの歌を思い出す。

体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ(穂村弘)

この歌、すごく好きなのだけど、ずっと疑問に思っていることがある。
体温計をくわえたままで窓に額をつけると、体温計がぶつかりませんか?

まあ、そんなことはいい。


今週は、約束が保古になることが多かった。
きょうも、飲みに行く約束がひとつだめになった。それがなかったら、というゆるい約束のほうも先方の予定がもう入ってしまっていて、しかたないのでまっすぐ帰宅。

ちょっと、会社でいろいろあったので、誰かに愚痴を聞いてもらいたい気分だったんだけどねー。はー、なんだか「わたしのために争わないて♪」な感じの(いや、全然違う)バトルがあってねー、なんだかなあなんだかなあ、な一日だった。みんな、仲良く前向きにやろうよ。とほほ。

そんなわけで、『蟲師』の8巻が出ていたので買う。映画はどうなんでしょう。
まだ『デスノート』が読み終わってないし、とりあえずこれから明日の朗読会のための作品作らなくてはならないのでまだ読めません。

病院という所

2007-02-22 17:59:42 | Weblog
きょうは散々な一日だった。

朝から原稿の仕上げをしていた。なんとか形になったのでひと休みしようと思ってお昼ご飯の用意をしていたら、なんと救急車のひとから電話。
実はだんなが昨日から寝込んでいて、いつもの扁桃腺だろうということで耳鼻科に行っていたのだけれど、喘息みたいな症状で救急車で別の病院に運ばれたらしい。ご家族の方に来ていただきたいと病院が言っているというので「入院になるんですか?」と聞くと、診療が済まないとわからないと言う。入院ということになったら、また着替えとか取りに帰らなくてはならないんじゃないかと、理不尽な思いを抱きながらも、とりあえず来いと言われて行かないわけにはいかないよねー。ちょうど作り終えた昼ご飯を、フライパンの上にそのまま、あたふたと出かける。しかも、ひどく遠い病院。元町・中華街駅からタクシー。一時間くらいかかって駆け付けると、だんなが情けない顔で点滴とか受けていて、そのあとレントゲンを撮って、呼吸器科の診察になるという。呼吸器科の前でえらく待たされる。看護婦さんが「奥様、お昼とか食べてないですよね? まだだいぶ時間がかかると思うので、よろしければ食事に行ってらしては?」と言う。だんなも少しお腹がすいたというので、売店で食べるものを買ってくる(その売店がまたろくなものを売っていない!)。食べ終わってもまだ診察にならない。救急車で運ばれたのに、なんでこんなに待たされるのー? ようやく診察になって、もう喘息の音も聞こえないし肺炎でもなかったし、よくわからないままとりあえずは投薬で様子を見ましょうということに。

あのー、わたしは何のために呼ばれたのでしょう?


会計にもかなり時間がかかり、薬局でもかなり待たされ、タクシーで帰宅したらもう夕方の5時でしたよ。まあ、大事に至らなくてよかったはよかったんだけど、わたしの5時間を返してほしい。これから原稿見直して、メールで送らなくては。しくしく。

しかし不思議な病院だった。一応市立らしいけど、2年前に急に出来たんですって。病院って急に出来るものなの?(別の病院を建設中に、急にその病院が入ることになったとか)。看護婦さんも窓口のひともみんな親切で丁寧でやさしいのだけれど、どこもかしこも要領が悪い。

とにかく疲れました。わたしのほうが具合悪くなりそうでしたわん。

映画と写真展

2007-02-21 23:56:44 | cinema
よんどころない事情によって、3時間弱しか眠れなかった。
しかし、いつもより覚醒しているような朝。
午前中、やるべきことを少しして、昼前には出かける。

午後、銀座のテアトルシネマにて『世界最速のインディアン』を観る。
ここの映画館は初めて行ったけど、水曜日が女性だけでなく1000円となるらしい。そのせいなのか、異様な混み具合。危うく入れないところだった。
しかし、じいさんの映画だからなのかじいさん率高し。定員ぎりぎりで入ったから前から二列目の左はじに近い席。両隣がじいさん。じいさん、思ったことが言葉に出過ぎです。「ああ!」とか「危ない!」とかいちいち叫ばないでください。おまけに、レースの場面で、前から二列目なのにそんなに乗り出してどうするんです! 

映画はやはり見てよかった。アンソニー・ホプキンスが見事な化けっぷり。って、レクターのイメージが強すぎるだけかもしれないけど。
とにかく、悪いひとが全く出てこない映画。いろんなトラブルには見舞われるのだけれど、その度に主人公の情熱と人柄と「いいひと」たちによって乗り越えていく。最後も、世界記録出した時点で死んでしまったのかと思ったら(それはそれでありかもしれなかったけれど)、ちゃんと生きて帰ってきた。死にそうで死なない、まさにダイハードなじいさんの物語。

ニュージーランドからソルトレイクまでの、一種のロードムービーなわけだけど、とにかく主人公がめちゃくちゃチャーミング。おかまちゃんも本物のインディアンも名レーサーも、いつのまにか彼のために一肌も二肌も脱いでしまうことになる。女にもモテモテ。本当に、人間って暖かいよね、地球温暖化がこんなところにも! と思えるような映画。

映画見終わって銀座1丁目から7丁目まで移動して、「銀座ニコンプラザ」でやっている「USSR 1991 北島敬三展」を見る。初日だから北島さんがいるかなあと思ったけれどいなかった。残念。

ポートレイトシリーズになる前の、北島さんの写真は、やはりものすごい迫力。ちょうどこの頃、わたしは北島敬三という写真家を知ったのだった。
ポートレイトシリーズ以降ももちろんすごいのだけれど、この頃の北島さんの写真は、ドライアイスに触ると火傷するみたいな温度を感じる。そう、冷たいのに熱い。
ソビエト崩壊前夜を撮ったこのシリーズは、たぶんもっともっとたくさんあるはず。いつか一冊の写真集にまとめてくれないかなあ。あ、そのためのデモンストレーションみたいな展覧会なのかもしれない。

M井さんも来るというので終了の時間まで待っていたけれど、結局来れなくなった。体調がいまいちだったので、仕事絡みのリサーチのための本屋を何軒かのぞいたあと、大人しく帰宅。疲れた一日だった。


愚痴なので略

2007-02-20 23:06:58 | Weblog
会社へ。
やっとデスクときちんと話をする。しかししかしかし……(以下、愚痴なので略)。

昼頃、前の職場の先輩・S田さんから電話。社食で一緒にランチを食べてお茶飲んで、終わったら飲みに行こうという話もあったのだけれど、向こうが会社に戻らなくてはならないとのことでまたの機会に。

某女史に理不尽な叱られ方をして凹む。だからデスクが……(以下、愚痴なので略)。



会社の帰りに汐留のWAVEで、先日(頼まれたようなふりをして)予約した「嵐」のニューシングルを購入。
そのあと、姪っ子の家に『桜蘭高校ホスト部』全巻を持っていく。わたしはコレクターではないので、よっぽど愛着のある漫画でなければ他人にあげてしまっても全然平気。中学生の姪っ子と好きな漫画が共有できることのほうがうれしい。おばちゃん、張り切っていろいろ買ってあげちゃうよ。
姪っ子に、目敏く「デスノート読んでるの?」と聞かれる。持っていた袋が透けて見えたらしい。ええ、今は「デスノート」7巻です(笑)。持っていたのが「江古田ちゃん」じゃなくてよかった。

鬱金香の危機

2007-02-19 18:32:20 | Weblog
早起きをして締切りを過ぎている添削の仕事を仕上げ、昼前に速達で投函。ついでに買い物してきて、午後は締切りの近い原稿のための歌集読み。テーマに合いそうな歌集をチョイスして読み始める。昔読んだときの付箋がついていたり、十首選をしたプリントが挟まっていたりする。

なんとか方向性は見出せたように思う。あとは書き始めるだけだ。

誰も気にしていないと思うけれど、このところずっと日記のタイトルを6文字と決めている。理由は特にない。縛りが好きなだけ。Mかよ。
で、きょうはチューリップの危機について書こうと思ったのだけれど、「チューリップ」だけですでに6文字なわけで、まあそういうタイトルでもいいんだけど、ふと荻原裕幸さんの顔が頭に浮かんだのだった。荻原さんといえば「チューリップが漢字で書けるひと」である。漢字で書くとチューリップは「鬱金香」。おお、3文字だ。6文字タイトルの完成。

肝心のチューリップの話。
O久保さんからオランダみやげに貰った例のチューリップが危機なのだ。もともと芽が少し出た状態であったのを植えたのだけれど、その芽が、元気ないの。写真ではわかりにくいかもしれないけれど、少し黄味がかってきている。うーん。
あの日配ったみんなのチューリップは育っているのだろうか? F井T和さんとか。
明日からまた暖かくなるらしいから、なんとか持ち直してくれるといいなあ。
そういえば、一昨年くらいに買ったヒヤシンスの鉢が、ほったらかしだったのに蕾をつけていた。植物は愛情だけで育つものでもないらしい。

晩ご飯は里芋の中華風煮込み(豆板醤が切れていたのでコチュジャン使ったから韓国風煮込みかも)と青梗菜と椎茸と豆腐の中華炒め、小松菜のお味噌汁を作り中。