会社をやめました

2005-01-31 22:36:03 | Weblog
いろいろ事情があって、9年半勤めた会社を本日でやめました。
まあ、アルバイト時代が6年くらい、あとは派遣社員みたいなものだったので、そんなに長いこと勤めていたわりには感慨みたいなものがあんまりないです。

というわけで、しばらくは崩壊している本棚の整理をしたり人生を見つめなおしてみたりしています。何かお仕事の話がありましたらどうぞよろしく。お金の計算以外の仕事ならなんでもします。

写真の花は先週の金曜日に送別会をしていただいて、そのときに貰ったアレンジ。
同僚が花のイメージを伝えるのに「情熱的な感じのお花にしてください」と注文してくれたのだとか。じょ、情熱的って・・・・?

職場ではあまり歌人であることは知られていなかったですが、この機会に「歌集を読んでみたい」と言ってくださるひともいたりしてありがたい限り。おかげで我が家の『ギャザー』の在庫が残り一箱を切ってしまいました。欲しい方、今のうちです。

どろどろ

2005-01-30 22:28:54 | Weblog
風邪で二日寝込み、病みあけで飲み過ぎ、朗読会で疲労し、歌会さぼってまた寝込んでいました。

日記はそのうち補填します。すみませぬ。

ポエトリー・リーディング

2005-01-29 07:35:08 | Weblog
明治学院大学言語学研究所主催のポエトリー・リーディングに参加する。

火曜日からひいていた風邪はなんとか山を越したものの、昨晩飲み過ぎてしまったため、風邪が悪化したのか二日酔いで具合が悪いだけなのかわからないまま会場へ。

久しぶりにお目にかかった四方田犬彦さん。会うなりソンタグの追悼文を書いたからと、掲載されている「図書新聞」をいただく。わたしがソンタグ好きなのを覚えていてくださったのだ。うれしい。(これは後で聞いたのだけど、四方田さんは実際にソンタグにも会ったことがあるとのこと。ヨモタはどうして英語で書かないのかと言われたことがあるのだと。うらやましすぎる)

小池昌代さんが身内のご不幸で急に参加できなくなる。あちこちで落胆のため息。

というわけで、朗読会は
第一部=池井昌樹、四方田犬彦、工藤幸雄、石井辰彦
第二部=斉藤斎藤、江代充、田中槐、天沢退二郎
といった構成で進められた。

それぞれに違う持ち味の楽しい朗読会だった。なかでも工藤幸雄さんが印象的だった。翻訳者としても著名な工藤さんではあるけれど、最近80歳を過ぎて初めての詩集『不良少年』を出版されたのだとか。かわいいおじいちゃまという風貌で、でも、なんというか、気骨のようなものを感じるひと。

斉藤斎藤氏の朗読は、今までで一番よかったかも。だいぶ朗読そのものに慣れてきた感じ。わたしは不覚にも「ちから、ちから」の朗読で涙が出てしまったのだけど、それは斎藤さんがめざしているものとは違うだろうから申し訳ないような気もして、それでもやっぱり作品の力もあるわけで、とはいえ「もうこれを朗読することはないと思う」と斎藤さんが終わって言っていたところをみると本人にもわかっているのだろうなあと、なんとなくあいまいに書いていますがけっこう大事なことであったりします。

わたしは、一年ちょっと前に作った「さるとりいばら」と半年くらい前に作った「尼寺へゆく」と最近改作した「未完了過去あるいはモノガタルわれ」という三つの連作を朗読しました。風邪で声の出がいまいちだったですが、咳き込むことなく終わってほっ。

終了後、楽屋でワインで軽く乾杯。その後、目黒まで出て恒例の「天狗」で打ち上げ。
来場くださったファンタジー作家の寮美千子さんやスペイン文学の翻訳家野谷さんはじめぷらむちゃんやまりちゃんも一緒に加わって楽しく飲む。

なんだかやっぱり体調がいまひとつだったですが、いろいろ貴重な出会いが会ってうれしかったです。生ガキがおいしかったなあ。「天狗」あなどれない。

写真は四方田さん。神楽坂に引越したそうです。



風邪ひきました

2005-01-25 22:09:49 | Weblog
朝、下りの京浜東北が大幅に遅れていて、その影響で鶴見始発の電車がなくなった。
仕方ないので普通に電車に乗ったらめちゃ混みで、立って本も読めないような有り様。普段座って寝て行くから、三倍くらい疲れたような気がしたよ。

それで朝から疲れているのかと思ったが、あんまりにも咳がひどいので診療所へ。
あらら。熱がありました。咳止めと風邪の薬と下剤(咳止めは便秘になるらしい)とかいろいろ貰う。なんとか一日過ごしたけど、帰りの買い物中あたりからもうろうとしてくる。

家に帰ってとりあえず寝る。

息子にアクエリアス買ってくるようメールしたら、間違ってポカリスエット買ってきた。なぜかポカリは飲めないのよ、あたし。知ってるじゃん、息子。しくしく。

この時期、風邪ひいている暇はないのだけど。
ああ、土曜日は朗読会だってのに。

熱はなんとか37度台でおさまっていてくれるようなので(薬のおかげかな)、とにかく寝ます。

って、寝て、ドラマ「救命病棟」は見ようかなあと起き出してきたら理不尽な電話が。
お気持ちはわからないでもありませんが、なにゆえその苦情をわたくしに?
とにかく下手に出ていたら最期は納得してくれて笑って電話を切ってくれたけど、疲労感。

美しい本が届いた

2005-01-24 21:22:15 | Weblog
わたしの第二歌集『退屈な器』の装幀をしてくれた吉野史門さんから、美しい本が送られてきた。

おお、多田智満子さんの遺歌集『遊星の人』だ。

どこにも吉野さんの装幀とは書かれていないけれど、そうなのかな。この美しさは。

多田智満子さんは昨年亡くなられた詩人。短歌もたくさん作られていて、近いうちに最後の歌集が出るという噂は聞いていた。癌で余命わずかと知ってから、高橋睦郎さんに葬式の段取りから遺詩集の采配まで託して亡くなった、という逸話を思い出す。準備して覚悟の死だった。今回の歌集も、編纂と装画が高橋さんの手になる。栞は岡井隆、小島ゆかり、穂村弘。

わたしも自身の遠からぬ(?)死を思うとき、多田さんのような最期というのは、憧れでもある。
それはもちろん、簡単なことではないけれど。



夜、NHKの「自然王国」みたいな番組を、晩ご飯の支度しながらちらちらと見る。
ユキヒョウだったから。
ユキヒョウって、名前は素敵だけど、姿はヒョウにしてはずんぐりむっくり。ヒマラヤ近辺しか住んでいなくて、なんだか孤独な生き物。太い尻尾が、マフラーにしたら暖かそうだ。
過酷な自然に生きる動物の姿は美しいね。

しばらくすると、我が家の猫が鼾をかいて寝ていた。
鼾というよりはうなされていたのかな。悪い夢でも見たか?


ひきこもり

2005-01-23 21:53:04 | Weblog
七時起床。
半分眠りながら「デカレンジャー」を、半分覚醒しながら「仮面ライダー剣」の最終回を見る。
「仮面ライダー」、そういう結末であったか。悲惨なような救いのような。
んでもってこのシリーズ、レンジャーは「魔法戦隊マジレンジャー」に、ライダーは「仮面ライダー響鬼」になるらしい。今度のライダーは、忍者っぽい。

雪とか降っているらしいので、一日家にひきこもり。
昼食は明太子納豆めかぶスパゲッティ。
晩ご飯は鶏団子(手製)と里芋と人参と大根と高野豆腐の煮物、アジの開き、タマネギの卵とじスープ、茎レタスの南蛮風。

家居が多いと冷蔵庫の残り物料理が主体。これぞ主婦って感じ。三日やると飽きるけれど。


ビデオを見たり、テレビを見たり。ときたま思い出したように朗読のための短歌を手直し。

ひとから貸してほしいと言われていた『宮殿』(岡井隆)を探す。
我が家の本棚は崩壊しているので、本を探し出すのはひと苦労。先日一回探して挫折していたのだったが、きょう探したら一発で見つかった。この混沌の本棚にあって、なぜか岡井隆ものだけはある程度かたまって並んでいた。これを奇跡と呼ぶ。ま、「ある程度」ってとこが胡散臭いのだけどね。

珍しく、bk1に注文した本の届くのが遅い。ちょっと変な本を一冊入れてしまったからか。在庫なしとか言われませんように。


朗読会に出ます

2005-01-22 22:05:27 | Weblog
明治学院大学 言語文化研究所主催
ポエトリー・リーディング
現代詩に声を取り戻そう 第4回

出演者:石井辰彦、池井昌樹、江代充、工藤幸雄
小池昌代、田中槐、四方田犬彦、天沢退二郎  他

日時:2005年1月29日(土)
開場:午後2時半
開演:午後3時
場所:明治学院大学白金校舎パレットゾーン・アートホール
入場無料。予約不要。直接お越し下さい。
交 通:南北線「白金台」「白金高輪」下車徒歩8分
都営浅草線「高輪台」下車徒歩7分
問合先:明治学院大学 言語文化研究所
〒108-8636港区白金台1-2-37 /Fax03-5421-5213
http://www.meijigakuin.ac.jp/event/kouen_log/001732.html

ということです。
三年くらい前、というか第一回のときにも出演しました。
とても素敵なホールなので、是非どうぞ。
何を読もうかなあと思案中。


きょうは少し家のことなどしました。
新しく買った掃除機がなんとなくパワー不足で、かえって掃除がしにくいことに気付く(遅すぎ)。困ったなあ。これはサブ機にしてちゃんとしたの買い直さないとだめかしら。
先日は乾燥機もだめになってしまったし。我が家の電化製品、いろいろ寿命のようです。

夜、息子と進路のことを話す。
東京にこんなにたくさん大学があるのに、なのにあなたは九州へ行くの。
しくしく。いつかは離れてしまう親子とはいえ、あんまり具体的には考えていなかったから少し動揺。寂しいというのともちょっと違うのだけどね。


ひさしぶりの

2005-01-21 20:01:20 | Weblog
疲れた一週間だった。いろいろと。

ひとと会う約束があったので渋谷へ。
半蔵門の「山下書店」、渋谷の「旭屋書店」、「ブックファースト」と、ひさしぶりに時間をかけて本屋を巡る。欲しいな、と思った本をメモする。

『網野善彦を継ぐ』(中沢新一、赤坂憲雄)
 やっぱり好きなのかな、中沢を。いえ、網野です。そして赤坂せんせも好き。
『古代日本の女帝とキサキ』(遠山美都男)
 古代日本における女性の問題というのはずっと興味あるところ。遠山せんせはすっかり売れっ子になってしまったのだなあ。その昔合コンしたのもいい思い出だ。
『猫にかまけて』(町田康)
 猫スキーにはたまりません。町田さんのweb日記たまりません。少し立ち読みしたけど、涙が出ました。
『音楽と社会』(バレンボイム、サイード)
 これ、松井茂さんがいいって言っていた本じゃないかな。面白そうだったんでチェック。
『帝国的ナショナリズム』(大澤真幸)
 911問題は、これを読まねば。
『良心の領界』(スーザン・ソンタグ)
 もっとソンタグ特集コーナーとかあるかと思ったけど、地味だったなあ。これはシンポジウムの記録なのかな。ソンタグは、難しいけど好きです。かっこいいし。
『量子の宇宙のアリス(ウィリアム・シェインリー)
 物理オタクなので、こういう本を見かけるとつい手にとってしまいます。
『確実性の終焉』(プリゴジン)
 まだ買ってなかったのかよ、って本。いつか読む。きっと読む。

こんなところかな。で、実際に買ったのは『フルーツバスケット』(16巻)。おお、やっと出た。漫画かよ、ってオチですが、こうやってメモとりながら本屋を巡ると無駄遣いしないで済むことが判明。いつか買いたいリスト作ってひとりほくそえんでいよう。

で、疲れた足をひきずって、これまたひさしぶりの「糀や」へ。三ヶ月ぶりとかそれ以上ぶりとか。みんなから「あけましておめでとうございます」と挨拶された。
メニューは代わり映えしなかったが、梅酒の種類がたくさんあるというので、一杯だけ飲んでみる。梅酒、昔はよく家でも作ったけれど、三ヶ月待って、一週間ももたないで飲んじゃうからばかばかしくなってしまってね。甘いお酒はもともと好きじゃないし。あ、でも、おいしかったです。

八方塞がりな現状を吐露して甘えさせてもらって帰る。ありがたいことです。 


「優しい時間」第二話と木いちごポルテ

2005-01-20 22:40:43 | Weblog
二宮さん、それは歯ブラシじゃありません!

と突っ込んだ人60000人(当社調べ)。

最終シーンの、アップのかわいさに悶絶。ああ、こんな顔が間近にあったりしたら、ごはん三杯はいけますね。


昨日の日記にしみったれたことを書いてしまって反省。
あのあとbk1に5冊ほど本を注文してしまった。
そのなかに中沢新一の本があったかどうかはわたしだけが知っている。


スーパーで買い物してレジに並んでいたら、レジの横に「ポルテ」とかいうお菓子が売っていた。「木いちご味」というのに、ついつい心動かされて買ってしまった。あの、レジの横になんとなく売っているお菓子ってのはなんなんでしょうね。甘いものに特別興味のないわたしは滅多にお菓子なんて買わないんですが、「ふーん、最近はこんなお菓子があるのか」とか思って、いつの間にか買わされていることもあったりして。

そういう作戦だってば。

「ポルテ」ってお菓子自体初めて食べたけど、案外おいしかった。
甘いものに目のない息子と奪い合いながら食べてしまった。完食。包みがピンクでかわいかったので、久しぶりに写メってみました。

最近過食気味。
ストレス多いのだな、なにかと。

本屋に行きたい

2005-01-19 22:38:45 | Weblog
先日Yすけさんと話していたときもつくづくと感じたけれど、やっぱり本屋には行かなくてはいけませんね。

わたしが本屋にあまり行かなくなったのは、時間がないとか通勤経路に大きな本屋がないとかいう理由のほかに、好きなだけ本が買えないという経済的な理由が大きい。

前に勤めていた会社では、会社のあるビルの中にわりと大きな書店が入っていて、休憩時間はたいていそこを歩いていた。もともと偏った読書傾向にあるので、そんなにたくさんの本は買わないけれど、読みたいと思った本は迷わず買った。そう、値段を見てから買うことなんてなかったもんな。そういう衝動買いが経済的理由でできなくなって以来、本屋に行くのが悲しくなってしまったの。お財布と相談しないと本が買えないなんて!


そんなわけで、本当に欲しい本は熟考のすえ、ネットで買うことが多いです。
便利便利、ビバ、IT社会!!

とは思うものの、やっぱり本屋に行かないとわからないことは多い。
本屋を歩くことで得るものははかりしれない。

今年はたくさん本屋を歩こう! お金を持たずに。ウインドーブックショッピング。



でもさあ、最近たいていの大型書店はカード使えるんだよねー(ふるふる)。


きょうも写真なし。もう写メも飽きたかしらんね。