『ジョゼと虎と魚たち』

2006-01-07 18:06:03 | cinema
やらなくてはならないことが山のようにあるのだが、あさっての「未来」の新年会のシンポジウム用の歌集たちを発掘したところで力が尽きた。しかもまだ2冊見つからない(泣)。

それで年末にテレビでやったのを録画しておいた映画『ジョゼと虎と魚たち』を見る。
これ、公開当時からずっと気になっていたのだけど、ついに見ないままになっていた。いろんなひとからいいという噂は聞いていたので、できれば映画館で見たかったけど。
主役の妻夫木くんがいいですね。頭が悪そうで女好きで、いいかげんそうに見えながら実はけっこう純情。ジョゼ役の池脇千鶴ちゃんもよかった。世間から隔絶されて育ったすごく難しい役なのに、熱演でした。
ジョゼと別れたあとで、妻夫木くんが泣くシーンがよかったなあ。ものすごい喪失感。車の行き交っている車道を挟んで反対側から撮っているアングルが、なんとも切なくて、思わずもらい泣きしてしまった。
本当に普通の恋愛なんだけどね、なんでこんなに切ない物語なんだろう。
ラストの、ジョゼが髪を無造作に束ねてきりっとした顔で料理をしているシーンもきゅんときた。そして「どんっ」と落ちて……。


いいもの見たので、明日はまじめにやることやります。