おおつごもり

2005-12-31 17:05:15 | Weblog
いいかげんな大掃除もなんとか終え、はしょったお節も作り終え(あとブリを焼くだけ)、なんとか新年が迎えられそうです。あ、年賀状はまだです。明日書きます。

しかし、年末年始って主婦には過酷な労働ですよね。お節なんてさ、お正月を主婦にのんびりすごさせるための保存食とか言うけれど、作るのは手間だし、たまには火を入れ直したりしなくちゃいけないし、なんだかんだ調理はするしね。
今年もお煮染めと出し巻き玉子とえびの煮たのとブリ焼きくらいしか作りませんでしたが、今年は塩豚を仕込んだので楽しみです。

昨日からドラマ「女王の教室」のアンコール放映がされていたので、掃除しながらとかつい見てしまった。放映時には後半くらいしか見ていなかったから、阿久津先生の鬼ぶりを堪能。I井さんが大好きなドラマだったから、見られなくてかわいそう(彼は今頃タスマニアでデビルになっているはず)。

大晦日に「未来」の1月号が届く。いろいろ問題のあった号なので、申し訳ないと思いながらざっと眺める。おお、表紙が斬新だ!


さて、今年の紅白は「グループ魂」だけが楽しみだけど、格闘技には興味のない息子とお笑い番組のザッピングで夜が更けそうです。あ、ジャニーズカウントダウンも忘れないよう。

みなさまもよい新年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。

『紙ピアノ』

2005-12-29 15:47:38 | books
伊津野重美さんの第一歌集『紙ピアノ』が届いた。
たぶん世界中で5番目くらいには待っていたと思う(1番と言いたいところだけど、控え目に言っておく)。

必要以上の紆余曲折を経てしまったようで、彼女の日記を読みながらはらはらしたりおろおろしたりしていた。やっと産み落とされたのね。もどかしく包みをほどくと、はらりと桜の花びらと匂い袋のようなものがこぼれた。ていねいな包装や、手書きの手紙など、えみちゃんらしい心配りにうっとりとしながら、二冊の歌集をしばらく眺める。何が起きていたのか、少しだけ理解する。


あれはいつの「朗読千夜一夜」の打ち上げだっただろう。えみちゃんに「歌集出したほうがいいよ」という話をした。彼女はそのときのことをとても鮮明に覚えていてくれている。だから、わたしはこの歌集の遠い親戚のようなものかもしれない。あなたが生まれる前から、あなたのことは知っているのよ。

背中から十字に裂ける蝉の殻 生きゆくは苦しむと同義
今夜堕つ蝉の声降る赫々と生キルノコワイ死ヌノハツライ

何回も聞いたことのある、これらの歌と、これからゆっくり再会です。


えみちゃん、おめでとう。

とんぼ帰り帰省

2005-12-28 22:46:03 | Weblog
息子を連れて、実家の浜松に帰ってきました。
実家といっても、弟の建てた家で、なのに弟の家族は今イタリアに住んでいるので、母がひとりで住んでおります。
息子の大学進学のお祝いをたくさんもらっていたのに全然挨拶に行ってなかったので、というのが表向きの目的だけど、結局またお小遣いをもらいに行ったという感じ。
おまけに三重の親戚がわたしの帰省に合わせてお肉を送ってくれたり、帰りにはみかんやら何やらたくさん持たされて帰ってくることに。

母は元気そうでした。ひとりが気楽でいいみたい。とはいえもう70歳ですからね~。

道中、息子が免許をとりたい、車が欲しい、という陳情を聞き続ける。
まあ、気持ちはわかりますけどね~。

実家ではほんとにただただ食って飲んでいただけ。
きょうは鰻食べて帰りたかったけど、タイミングが合わず断念。
夕方浜松駅に出て、高校時代の友人にちょっと会って話す。
急なことだったので慌ただしかったけど、会えてよかった。

新幹線は行きも帰りもがらがら。「こだま」ってそんなもんなのかな。

新横浜着いてお腹がすいたという息子と菊名のジョナサンで軽く食べて帰宅。
いちにち食べ続けていたような。

HDD録画な日々が始まる

2005-12-26 20:22:05 | Weblog
HDDレコーダーが届きました。
午前中に配達されるのを待っていたのできょうも整体には行きそこねたけれど、うれしい。
早速配線。
わたくし、自慢ではありませんがこういうの直感でやってしまうタイプです。
ま、そんなに難しいわけではないけれど、何しろ直感でやっているのでなかなかうまく映らなかったりするんです。試行錯誤を重ね、なんとか完了。汗かきました。

午後は年賀状作成。
宛名職人が職人であることを放棄してしまい、どうにも印刷ができないので、あきらめてワードで作りました。全部のデータをそのままコピペして作ったので(そんなことができるのね)ちょっと画像が荒いです。もういいです。どうせ今年は本気で出す気はないので、元旦以降ぼちぼち宛名書きでもしようかと(おいおい)。

夕方、息子が宮崎から帰国。
金髪と聞いていたので楽しみにしていたのだけど、染め直してしまったみたいで残念。
あいかわらずテレビ欄を見て歓喜している。
「ザンキさん死んじゃったんだよ」と、宮崎では遅れて放映されている「仮面ライダー響鬼」のネタバレをして本気で怒られる。

明日は息子とふたりで浜松の実家に帰ってきます。久しぶりの浜松だ~。
一泊なのであっという間で、しかも実家以外のアポは何もないのでほとんどとんぼ帰りです。
会いたいひとはたくさんいるけれど、どうしようかな、あさっての帰る直前なら浜松駅周辺で会えますが(ってここで書いてもな)。

めりくり歌会

2005-12-25 23:02:55 | books
昨日、詩人の小池昌代さんにとあるお願いメールを送っていたのだけれど、帰宅したらその小池さんから本が送られてきていてびっくり。何か呼び合っていたのだろうか。
前に、「槐という木のことをエッセイに書いた」という話は伺っていて、そのエッセイを含むエッセイ集が出たということでお送りいただけたという次第。

『黒雲の下で卵をあたためる』(岩波書店)という不思議なタイトルの本です。わたしの名前が出てくるのは「樹木のある風景」という一文で、まさにシンクロニシティな話でこれまたびっくり。
もう一冊は『ルーガ』(講談社)で、こちらは小説集。装画もご本人とのこと。全ページが赤い線の枠で囲まれている(『馴鹿時代今か来向かふ』みたいだ!)素敵な装丁です。

昨日は「朔日」の栗原寛くんの第一歌集『月と自転車』と川本千栄さんの第一歌集『青い猫』も届いた。みんな、すてきなクリスマスプレゼントをありがとう!


ということで、首が痛くて、目覚めたクリスマス当日。きょうは「新首都の会」。
忘年会もやりますよ、という予告のせいか、少し多めな参加者でよかった。
岡井さんの詠草もいただけて何より。
そしてすごく久しぶりに最高得点をゲット。昨夜急ごしらえで作った歌なのに(それはいつものことか)。
歌会というのは不思議なもので、高得点をとれたからといって良いわけではないのだ。もちろん点がいっぱい入るに越したことはないし、点が入らないとそれなりに落ち込むのだけど。でもね、きょうでいえば3点しか入らなかった斉藤斎藤さんの「ことばのそとば」の歌が一番だったと思うのだな。場が紛糾した、という意味で。

終わって忘年会はいつもの「やるき茶屋」。クリスマスなので全員にポインセチアの鉢をプレゼント、とかいうサービスは本当にサービスなのか?
先に帰ったひとが誰も持って帰らなかったから、わたしは三鉢も持って帰るはめに。重かったよ。

それよりなにより、愛しのかっちゃんが(わたしに黙って)結婚していたというニュースが、わたしを打ちのめしたのでした。しくしく。

めりくり焼き肉

2005-12-25 00:16:02 | Weblog
知っているひとが多いとは思いますが、わたしはクリスチャンなのでクリスマスは教会へ行きます。
で、終わったあとは親族一同で恒例の焼き肉パーティーです(毎年通っている焼肉屋がありまして)。

クリスマスのプレゼント交換で、わたしが用意したのは「仮面ライダー響鬼」のディスクアニマルのアサギワシと、顔痩せローラーでした。ディスクアニマルは絶対誰もほしがらないだろうから、ほとんど自分のために買ったプレゼントだったのですが、そこに意外な伏兵が! なんと姪っ子が響鬼ファンだったのです! く~。一生の不覚。自分のために買ったはずのプレゼントが……。
顔痩せローラーはふさわしい義妹がゲットしてくれてなにより。

自分がゲットしたのはクッキーの詰め合わせみたいなので、はい、おいしそうでした(泣)。


ええと、きょうは少しですがいろいろ前進しました。
有意義なクリスマスイブでありました(と日記には書いておく)。

寒冬と今年の映画

2005-12-23 17:14:00 | cinema
なんだよー。気象庁が訂正しましたね。暖冬って嘘を。
息子からのメールによると、宮崎でも雪が積もったらしいです。

ken-16さんの日記のMYアカデミー賞とMYラズベリー賞というのを読んでいて、わたしのベストは何かなあとぼんやり考えてみた。そもそも今年何見たっけ?
ってことで、手帳に書かれている限りで振り返ってみることに。

「ローレライ」
「ハウルの動く城」
「レオポルド・ブルームへの手紙」
「パッチギ!」
「モーターサイクルダイアリーズ」
「誰も知らない」
「カナリア」
「真夜中の弥次さん喜多さん」
「エレニの旅」
「ニライカナイからの手紙」
「オペレッタ狸御殿」
「コーラス」
「モディリアーニ」
「メゾンドヒミコ」
「星になった少年」
「春の雪」
「SAYURI」

んー。こんなとこかなあ。もっと見ているかと思ったけど案外少ないですね。漏れがあるかも、だけど。

で、ベスト3を選ぶとしたら。
「パッチギ!」
「エレニの旅」
「メゾンドヒミコ」

次点で「モーターサイクル~」と「弥次喜多」。

ワーストはひとつだけ(笑)。
「オペレッタ狸御殿」

わたし、基本的にはずれの映画は見ない主義なので、見る前に予習とかもするし、自分に合わない映画は最初から見ないのです。これだけは、ついふらふらと見てしまって大きく後悔したのでした。レディスデイの1000円ですら返せと思ったもんね。

しかしベストを見ると、われながら見事にばらばらな趣味ですね(笑)。

来年はいくつ見られるかな。
とりあえず最初に見る映画は決めている。ふふ。



きょうはやろうと思っていたことが何もできなかったので、こんな話で日記を濁している。

年末特別警戒中

2005-12-22 23:08:43 | Weblog
また朝から添削のお仕事。
終わって、一本原稿もやっつけ、ちょっと本格的になりつつある風邪にまいる。お昼ご飯食べたあとリビングでうとうとしていたら、また首がぐぎっとなって死ぬかと思った。
そういえばしばらく整体にも行ってない。
仕方ないので、久しぶりに半身浴をする。

夕方から横浜へ。
クリスマスの親戚宴会用のクリスマスプレゼントを物色。
ひとつは決めていた。たぶん誰も欲しがらないだろうもの(笑)。もうひとつは受け狙い。
年末の横浜は異様な人混み。おまけに年末特別警戒中とかで、おまわりさんやらそうでないひとやらが襷をかけて仁王立ちしている。すごく変。

友人と待ち合わせていたルミネの有隣堂で柄谷さんの新刊を見つけてしまう。思わず買ってしまったけれど、2730円もした。レジでちょっと青ざめた。ま、愛があるからいいんだ。

そのあとモアーズの上のワインバーで友人と飲む。
最初にシュークリームの皮だけみたいのが出てきて(名前聞いたのに忘れた)、それがめちゃくちゃおいしかった。
いろいろと深刻だったり前向きだったりする話をして、抱き合って別れる。



待つことで得られるものはなんだろう。
「待つ」とは結局「逃げる」ことではないのだろうか。
待たせているほうも、待っているほうも。


一杯の水がグラスの形して在るだけでいい。消して、名前を(塩谷風月)

ひとり鍋♪

2005-12-21 17:44:00 | Weblog
きょうは朝からひたすら添削のお仕事に専念。
夕方5時までがんばったけど、終わらなかった。
風邪の引きはじめのような症状はまだ続いていて、微熱と頭痛と目と鼻が痛い。
集中力が続かないのだ、やはり。
あと、久しぶりにわたしが家にいるせいか猫がうるさい。
ダッシュはやめなさい、ダッシュは!

締め切りにはまだ一日あるので、あきらめて近くのスーパーへ買い物に。
今夜はひとりだし、何か暖かくて簡単なもの(湯豆腐とか)にしようと思ったのだけど、こないだ食べた牡蠣鍋がおいしかったなあと牡蠣を買ってしまう。野菜はたくさん家にあることだし。


昼間、ワイドショーで東田直樹くんの特集みたいのをやると聞いていたので、添削の手を休めてしばしテレビタイム。
東田くんは、わたしが編集のお手伝いをした本の著者で、自閉症の童話作家。
こうやって画面で見ると、ほんとに中学生とは思えないくらい子供っぽい。それなのにきらめく言葉をたくさん持っている不思議な少年。
わたしの手伝った本もちらりと映った。

さて、これからひとり鍋♪

一応仕事納め

2005-12-20 23:27:52 | Weblog
一応年内最後の出社日。
年明け早々席替えなので、引っ越しの準備などしながら、たらたらと仕事をこなす。
ひとり年末な気分で仕事納め。

前のボスが打ち上げしましょうと誘ってくれたので銀座のちゃんとした日本料理屋でごちになる。
ありがたいことです。
ちゃんとしたところの刺身の大葉はきちんと辛みのある葉だということを知る。
すべてがおいしくて、完食。

そのあと「わいんばー」でプレミアムなワインを飲む。
マスターの思いがけない打ち明け話に盛り上がる。
いいなあ、みんなラブラブで。
わたしもパトロンが欲しい。


というわけで、明日からは長い冬休みな気分ですが、内実はちっとも休みじゃなくて、添削のお仕事が締め切り迫っていたり、書き忘れていた原稿とかいろいろいろいろあって、大掃除とか年賀状とか今年もまたおざなりになること必至。
息子が帰ってくるのに、部屋が寝る隙間などないほど本に埋もれています。
トヨザキ社長の部屋とどっちがすごいか、一度比べてみたいものです。

掃除か原稿か、それが問題だ。