無謀といえば無謀

2005-08-31 17:42:01 | Weblog
午後、A社のSさんと新宿にあるデザイナーS氏の事務所へ。
お若いひとだろうなあとは漠然と思っていたけれど、なかなかすっきりとした好男子であったことよ。
しかしスケジュール的なことでどうにも折り合いがつかない。最悪の場合はデザイナー変更ということにもなりそうな雲行き。ううむ。わたしとしてはS氏と仕事がしてみたいけれどなあ。と、悶々とした思いを抱きながらの帰宅。
もっともこちらが呈示しているスケジュールは無謀といえば無謀なもの。
なんとかうまくいってくれることを祈るのみ。とりあえず代替案は考えておかなくてはならないけれど。

帰路、息子から頼まれていた東京土産を渋谷で物色。
いろんな地方のおみやげみたいの売っているところで買っていたら、とある紳士が大阪名物のさるものを購入し「なんとか大阪で買ってきたみたいに包装できませんか?」と交渉していた(笑)。
いろいろな事情を抱えたひとが世の中にはいるのだ。

電車のなかで『対称性人類学』(中沢新一)を読んでいる。
ネアンデルタール人は妊娠期間が1年くらいで、生まれて3歳くらいで大人(の脳)になってしまう、というところを読んでひょえ~と思う。
現生人類がとびきり未熟で生まれてしかも成長が遅いということでもあるのだろうけど。

なんかもうこういう箇所を読むだけで中沢新一に負けてしまっている自分がいる。いえ別に勝つ必要もないですけど。そしてこの敗北感がたまらないので中沢マジックにかかってしまうのだな、たぶん。さらに言えばこんなところに中沢新一はいないのだ。と。わけのわからないわたくしの屈託を披露してどうする。

誤植まみれ

2005-08-30 17:48:42 | books
きょうは「嵐」の松本潤くんのお誕生日です。
ということは岡田幸生さんのお誕生日でもあります。

おのおの、めでたい。

ゆうべは、あんまり具合が悪いので9時前に寝てしまったのですが、今の寝る前読書である『ぼくの交友録』(岡井隆著)をつらつらと読んでいたら読み切ってしまい、そういえば先日岡井さんに会ったときにこの本の誤植が多いことを訴えていたら「気付いたところだけでも一覧表にして送ってくれ」と言われていたことを思い出し、最初からざっと読み直していたら止まらなくなってしまい、いったい何のために早寝をしたのかわからないような状況に(笑)。しかし本当にこの本ひどいと思う。ザル、と言われているわたくしの目ではありますが(自慢してはいけない)、とんでもない誤植が次々と発見できます。N書房は少し考えなくてはいけないのではないだろうか……。


それでもけさは少し風邪の症状も落ち着き、朝風呂に入ったあと添削の残りの仕事をせっせとこなし、A社のS氏に電話して明日の予定を確認したり、午後は必要があって再読している角田純さんの『海境』の十首選をしたりと、まあまあ生産的な一日。

夕方、添削の原稿を宅急便で送るため近くのセブンイレブンに行くと「きょうの集配は終わってしまいました」と言われてしまう。そんなあ……と思って歩いていたら、宅急便の車を発見したので無事に受け取ってもらえた。よかった。小さな荷物だからわざわざ取りに来てもらうのも申し訳なくてセブンイレブンで出していたけれど、時間に気をつけないといけないなあ。と、ひとつ学習。

家に帰って友達に手紙を書く。
紙の手紙を書くのはとても久しぶり。字が下手になってしまった。

風邪もよう

2005-08-29 17:30:17 | Weblog
うーむ、やっぱり風邪ひいてしまったもよう。
くしゃみ鼻水のどの痛み頭痛変な汗。
クーラーつけていると頭ががんがんしてくるけど、クーラー切ると暑くて変な汗がどどっと出てくるので、つけたり消したりつけたり消したりつけたり消したりしながら締切の迫っている添削の仕事を泣きながらする。

と、夫の会社から電話。「宮崎の警察から電話があって」と言われて、息子に何かあったのかと風邪も吹き飛ぶ胸騒ぎ。保険証を落としたらしくてその連絡だったのだけど、本気で肝を冷やしたよ。そんな大事なものを落とすなんて! 保険証あったらお金も借りられるんだからね、と、ひとしきり説教。ついでに忘れ物の数々おまけにみやげを買う時間がなかったから何か買って送ってくれだと。お米や買った綿毛布を送る予定ではあったけれど、全くなんだかなんだか。

しかし夏の風邪は切ないなあ。
寝込んでいる暇はないのでなんとかしのいでおりますが、暑くて寒くてわやでんなあ。

朝から町田康

2005-08-28 18:09:05 | Weblog
ゆうべ寝たのは3時過ぎだったはずなのだけど、なぜか6時過ぎに目覚めてしまう。朦朧としながら久しぶりにマジレンジャーなんか見ていたら九州のt成さんからファクスが届く。
何事かと思ったら「もうすぐBS2のブックレビューに町田康さんが出ますよ」とのこと。ははは。町田スキーがすっかり浸透してしまったようだ。

ありがたく拝見。
やっぱりテレビだと少しふっくら見えますね。珍しく黒服でないし。

そのあとビデオ録画してあった「エウレカセブン」と「仮面ライダー響鬼」をゆっくり鑑賞。エウレカはこのところ暗い展開。しかも溶けてるし! エヴァ臭が……。響鬼はマイミクじゃあなさんの感想がおもしろすぎて、つい妄想回路全開で見てしまう。

なんか風邪っぽいので、仕事少しかたづけたあとは24時間テレビ見ながらごろごろして過ごす。
去年はこの武道館にいたのだと思うと懐かしい。

んー。やろうと思っていたことの半分もできなかった(しなかった)。
喉がいたいのは、昨日の店がうるさかったから声はりあげてしゃべっていたせいでしょうか? そう信じたい。

芸術特許

2005-08-27 23:12:56 | Weblog
体調が悪い。思いあたることがないのに悪い。ふだんの生活態度とか心がけとか言われてしまうと返す言葉がないのですけどね。

で、昼すぎまでうんうん寝込んでいたのだけど、夕方から中ザワヒデキさんの「芸術特許」展のレクチャーを聞くため表参道のナディフまで。

レクチャーの内容は名古屋で聞いたのと同じようなものだったけど、繰り返し聞くとすごくわかったような気になる。あときょうは後半の梅津信幸さんという茨城大の先生との対談が、とても興味深かった。アートの世界と学問の世界の幸福な出会いの目撃者になれたね。

終わったあと「中西」とかいうひどくうるさい店で飲む。いつものことだけど、いろんなひとがいて面白い。中ザワさんの古いバカCGのデータを復元したS入さんとかドットアーチストでミュージシャンのTさんとかが収穫。T築さんともいろいろ深い話をする。短歌の写実と絵画の写実の差とかね。最後は調子に乗って理系人の語りたがるアナロジーの功罪について熱く語ってしまった。もちろん文学においてもアナロジー(喩)は大事なものであるけれど、理系の文脈で語られるアナロジーって、どこか胡散臭さを感じてしまうのだなあ。郵便的な不確かさに対する危機感が感じられないというか。んー。もうちょっと考えてみたい問題ではありますね。

で、中ザワさんにも話したのだけど、いわゆるボクセル方式(ボリュームグラフィクス)は今後アニメの世界で発展していくことが考えられるのではないかと、つらつらと思ったことですよ。押井守に売り込みましょう。あとクレイアニメーションのひとね。

レクチャーの席にはM輪さんもいて、隣だったのに気付かなくてびっくり。前半だけで帰ってしまったのでろくに話せなかったのがとても残念。きょうも靴下が左右別の色で、そんな話もしたかったのに(ってそれだけかい?)。あと、K吉さんのシャツがとてもおしゃれだった。中国製なのかしら。漢字が全体にプリントされていて、なんとも趣のあるシャツでした。


ドット派の新人N艘木くんとそのパートナーちゃんとひと足先に失礼したのだけど、結局終電だったさ。メンバー的に見て朝までコースを回避した自分をほめてやりたい(と言っていられない状況に地団駄)。

順調すぎる

2005-08-26 18:33:05 | Weblog
なんか最近、いろんなことが順調に進んでいくのでちょっと怖いと思ってしまう。
暗黒期を抜けたってことかしらね。
ま、いい方に考えよう。

というわけで、デザイナーのS氏とも無事に面会の約束がとれ、来週の水曜日までにわたしはひととおりのことをやっておかなくてはいけないということだ。うが。

きょうは息子が宮崎に戻るということで、台風が心配されましたが起きたらなんという青天!
昼前にバス停まで送っていき、ついでに買い物して帰る。お昼ご飯を食べていたら昼過ぎの飛行機に無事に乗れたと電話。夕方からバイトなのでけっこうぎりぎり。スカイメイトって賭けみたいなもんですね。はは、案ずるよりも生むが易し。

午後はやるべきこととにらめっこしながら、ついビデオに録画してあった「チャングム」とか見てしまう。そして気が付くとうとうと。なんでこんなに疲れているのかしら? ってくらい疲労感。
夕方S氏やらA社のSさんやらに電話したりファクス受信/送信とにわかに活気づき。玄関前で隣の奥様と立ち話して蚊に大量に刺される。

夏が戻ってきてしまいましたね~。

ずぶ濡れ

2005-08-25 23:14:03 | Weblog
台風が接近しているなか、打ち合わせのためA社へ。
昼過ぎに家を出たのだけど、そのときが雨のピークだった。バス停まで歩いただけで頭以外の全身がずぶ濡れ状態。ここまで来るともうどうでもいいやって気になりますね。
けれど、駅に着くころには雨は弱まり、その後は傘を開くことなく……orz

打ち合わせは順調。こちらの意向を全面的に受け入れてくれるため、本当にいいのかしらと思ったり。とりあえず来週はデザイナーさんとの打ち合わせに、うまく行けば、という感じ。ということでわらわらとaちゃんに連絡したり。
帰りがけにo上さんに遭遇。ここはわりと知っている人がいたりするのでこれから楽しみ~。I平さんにはまた会えなかったけど。

汐留で「辻利」の白玉あんみつ(抹茶蜜)と抹茶ムースをおみやげに買って帰る。息子の憧れの店なので連れてきてあげたかったけど台風なので嫌だと言われてしまった。さすがの「辻利」もきょうは行列も少なめ。

家に帰ったら雨のなかを歩いたせいかどっと疲れが出てしまい、少しうとうと。
明日宮崎に帰ってしまう息子のために晩ご飯は豚ヒレと鶏のフライ。かぼちゃの炊き込みご飯も。


いろいろやることが山積してきたが、こういうときに限って添削のお仕事が両社から届く。
うー。
そしてブルーベリーを食べてまた頭痛。三粒くらいしか食べてないのに~。
うー。

「嵐」オーラス

2005-08-24 23:45:01 | Weblog
朝刊にて町田康さんの『告白』が谷崎潤一郎賞を受賞したことを知る。
めでたい。
芥川と川端と谷崎の名前の賞をすべて貰っちゃうなんてすごいよなあ。ついでに朔太郎も。



「嵐」の夏のコンサートのオーラス観戦のため代々木体育館へ。
代々木体育館といえばアスベスト騒ぎが漏れ聞こえているのでちょっと不安だったけど、考えてみたらタレントさんたちのほうが深刻だよね。あゆは会場変更も考えているとの噂だ。ある意味「嵐」はチャレンジャー。

ほぼ一ヶ月にわたる夏のツアー最終日ということで、MCも長いし、アンコールは4回!(初めて経験したなり)。んー、やっぱりオーラスは素晴らしい。最後、バックのジュニアたちから花束貰ったりしているとこなんか、涙腺ゆるむゆるむ。スタッフたちの「マツケンサバ」とか、愛されている嵐が見られてうれしかったよ、と、すっかり母のような気分。とにかくお疲れさまでした。

というわけで、定刻よりも1時間オーバーで3時間半のコンサート。つ、疲れた。

終わってまた渋谷まで出て、一緒に行ったs子ちゃんと久しぶりの「糀や」。s子ちゃんはすぐに帰って、そのかわりaちゃんとそのあと延々飲む。というか、本来の目的はaちゃんからわたしが今抱えている仕事への助言をもらうことだったので、前半はちゃんと真面目にお仕事の話していましたのよ(って誰に言い訳しているんだか)。方向性としてはほぼ賛成してもらえたので、かなりほっとする。うまくいくといいなあ。

「糀や」はもう知っている店員が誰もいなくなってしまって、なんだか寂しい。でも「じゃんか」よりは静かで落ち着けるので、きょうはそっちへ行ってみたというわけ。

平日でもあるし、明日は大事な打ち合わせが入っているので11時くらいには店を出て東横線で帰る。

家に帰ると吉報あり。これでひとまずこの件は順調に走り出すことに。おめでとう。

『赤ちゃんと子どものちいさい刺しゅう』

2005-08-23 17:30:58 | books
先日、イラストレーターの都築潤さんから『赤ちゃんと子どものちいさい刺しゅう』というかわいい本が送られてきた。
なにゆえ刺繍の本? と思ったけれど、刺繍の図案を描いていらっしゃるのでした。
ほかにも高野文子さんとかのイラストなんかもあって、ああ、こんな自由な刺繍っていいなあと思ったですよ。

わたしは裁縫関係一般は本当に苦手で、家庭科のなかでも被服の成績は悪かったんだけど、なぜか刺繍だけは好きでした。で、子供が小さい頃にはずいぶんといろんなものに刺繍をしてあげたことを思い出したりしました。絵を描くことと、どこか近いものがあるからでしょうかね。
最近はちっともしないから、裁縫箱の刺しゅう糸はからまったままです。


大会疲れにぐだぐだしているうちに、大きな仕事のリミットが迫ってきているので、なんとか気持ちをもり立てて仕事をする。夕方コピーをとりに行って、ざっとチェックしてひとまず終了。明日aちゃんに見てもらって、あさってA社に行って今後の打ち合わせ。んー、ちゃんとできるかなあ。ふあんふあん。

朝から大泣き

2005-08-22 17:53:04 | Weblog
ようやくの思いで9時過ぎ起床。

あ、だめ…orz

って感じ。つくづく会社勤めじゃなくてよかったと思う朝でした。

10時半過ぎに息子が起きてきて、録画しておいた「sakusaku」を一緒に見る。
大好きなこの番組(テレビ神奈川)の御意見番ことゴイゴイさんが急死されてから初の放送なので、夜の再放送まで待てないだろうからと録画しておいたのだった。
なんかもうしょっぱなから泣きっぱなしでした。
音楽情報番組とはいえ、ほとんどお笑い番組だったので、こういう痛い展開はよけいに辛い。

お昼ごはんを食べて息子が遊びに出かけてしまったあと、日記を更新したり締切の迫っている某誌の著者校。あと期日の迫っている大物があるのだけど、結局手をつけられず。10月の朗読千夜一夜の件や12月の某批評会の件などのメールを書いたりしているうちに夕方になってしまった。
んー。脳みそがウニ。もろもろもうろう。