SMAP

2009-01-31 23:32:59 | Weblog
二日ほど家でこもって仕事&作業だったが、きょうは再び図書館へ。
しかし、土曜日曜はさすがの横浜中央図書館も5時までだという。知らなかった!
前回よりは効率よく引用箇所を発見し、貸し出し中のものなど予約をして追い出されるように帰る。あと何回か通うはめになりそう。

夜はテレ朝のSMAPの特番みたいなのを見る。デビュー秘話が感慨深い。
VTRをはじめ再現ドラマも森くんはまるでいなかったかのような扱いに終止していたが、途中で木村拓哉が森くんの話を普通に振ってくれた。なんかオートレースで初優勝したとか、そういう話まで。ああ、木村拓哉というひとはこういうことができるひとなんだなと、ちょっと感動した。
それにしても、再現ドラマでSMAPメンバーに扮していたJr.の子のひとりも知らなくてかなりショック! 最近「少年倶楽部」をあまりていねいに見ていないせいかしら?


ゆうべ岡井さんから「BSブックレビューで『ネフスキイ』をとりあげてくれるらしいから見てね」というファクスを貰っていたのだが、いろいろあって録画すらできず(不覚)。明日(日曜日)の夜に再放送らしいので、ちゃんとこっちは録画予約しました。みなさまもご覧ください。

森岡貞香さん

2009-01-30 21:49:08 | Weblog
けさ、亡くなられたとのこと。
つい先週、角川の会でお目にかかったばかり。翌日に調子をくずされて入院されたそうだ。息子さんが、角川の会はみなさんにお別れを言いに行ったんじゃないかとおっしゃっていたとか。悲しい。

森岡さんは、わたしがまだ20代の後半頃、歌を見てもらった最初の師匠と言ってもいいかもしれない。新しい言葉を取り込んだ尖った歌でも「わたしはこういうのは意味はわからないけれど、いい歌かどうかはわかるのよ」と、いつもやさしく正直にわたしの歌を批評してくれた。素敵なひとだった。

角川の会で、T木さんを紹介するために隣に座って、森岡さんの手に触った。やわらくて暖かい、きれいな手だった。あれが最後になってしまったなんて……。
T木さん、貴重な写真になりましたね。送りますから早くアドレス教えてください。

k合さんと電話で話していたら、「たぶんまだ続くわよ」と不吉なことを言われた。や、やめてください……。


外はどしゃぶりだ。

アグー豚

2009-01-28 23:45:23 | books
いつものようにランチ&歯医者デー。
きょうは同じ患者仲間(?)であるRのo崎さんもまじえてのランチ。連れて行っていただいた店が、なんと以前H村さんとふたりで某社のY中さんにごちそうになった店だった。狭い路地の奥にある小さな店で、もう二度と行けないだろう(場所がわからなくて)と思っていたけど、縁がある店だったのかな。
沖縄のアグー豚には「あぐー豚」と「アグー豚」とがあって、カタカナのほうが由緒正しいアグー豚なんだそうな(店主いわく)。そのアグー豚のソテー。脂身がおいしかった(ふだんは脂身は苦手なわたしもo崎さんもそう思ったのだから本当だろう)。

ああ、また「食っている」日記になってしまった……。

A社に寄る予定がキャンセルになったので、そのまま一旦家に帰り、少し休憩した後いつものファミレスで仕事。もー、字を読むのに飽きました。後半は書評のための歌書を読む(これも字を読んでいるわけだけど)。高野公彦さんの『ことばの森林浴』。軽いエッセイで、思わず笑っちゃうようなところもあってなごむ。高野さんは漢字検定の準1級に合格しているらしい。尊敬。


図書館8時間勤務

2009-01-27 23:27:09 | Weblog
午前中から横浜中央図書館へ。通い慣れたなあ、ここも。
途中、20分ほど近くのウェンディーズで休憩したものの、8時間以上図書館にいた。
なかなか引用箇所がみつからず、ほぼ1冊を(斜めに、ですが)まるごと読むはめになった本が2冊(涙)。「キイナ」みたいに、ページめくるだけで読める才能が欲しい……。
しかし貸し出し中の本が多かった。そんなにみんな階級とか貧困とかに興味があるのか?(そういう本なんです、今回の仕事)。宇野弘蔵の『経済原論』を、こんなふうに速読する日が来るとは思わなかった。こんだけやってもまだ半分くらい。次は日曜あたりに図書館勤務。

眼は痛いし頭は重いし、へろへろになって帰宅。チョコレート買って帰ったですよ。

気がつけばまたしても追い込まれている月末。明日はまた歯医者だし。
とりあえずもう一本の校正仕事と、毎度書きあぐねている原稿をなんとかしなくては。

そこには愛がありましたとさ

2009-01-25 23:55:46 | Weblog
新首都の会へ。

出がけに笹井宏之さんの訃報を知る。
昨日原稿を書きながら、笹井さんのことを考えていた。どの歌をひくべきか悩んで、もう一度『ひとさらい』を読み返そうと思っていた。
直接的には、「未来賞」受賞を知らせる電話で一度だけ話した。「未来」の『ひとさらい』の書評を書いたことへのお礼のハガキをもらった。それだけの関わりでしかなかったけれど。

新首都の会は11人の参加。
I川さんが辛そうで、早退。近しかったひとには、あまりに突然すぎる早過ぎる死だったのだ。簡単に受け入れられることではない。終わったあとの飲み会で、sちゃんが「きょう歌会でよかった」と言った。ひとりで悲しんでいるよりも、笹井さんのことを語れるひとたちといられることのほうがいいと。


家に帰って、いろんなひとのいろんなかたちの追悼の日記を読んだ。今夜、あちこちで笹井さんの残した短歌を思っているひとがいる。それが一番の供養だろう。

愛します 眼鏡 くつひも ネクターの桃味 死んだあとのくるぶし
からすうりみたいな歌をうたうから すごい色になるまで、うたうから
拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません
この森で軍手を売って暮したい まちがえて図書館を建てたい
一生に一度ひらくという窓のむこう あなたは靴をそろえる
人類がティッシュの箱をおりたたむ そこには愛がありましたとさ    笹井宏之

きらきらした歌をありがとう、笹井さん。みんな、忘れないよ。



『富士日記』(下)

2009-01-24 23:30:40 | books
昨日、K高さんから「いつも食ったり飲んだりしてるなー」と言われてしまったので、たまには読んだ本のことも書く。本のことは、きちんと書きたいと思うとなかなか書けない。そう思っているうちに書くタイミングを逃したままになってしまう。何年も読書記録をつけていた昔のマメなわたしに戻りたい……。

やっと読み終えた『富士日記』。最後の下巻は切なかった、

言いつのって、武田を震え上るほど怒らせたり、暗い気分にさせたことがある。いいようのない眼付きに、私がおし黙ってしまったことがある。年々体のよわってゆく人のそばで、沢山食べ、沢山しゃべり、大きな声で笑い、庭を駈け上り駈け下り、気分の照り降りをそのままに暮していた丈夫な私は、何て粗野で鈍感な女だったろう。

我が儘で自分勝手で横暴なところもある武田泰淳に、献身的に仕えているように見える百合子だけれど、彼女の天真爛漫さが武田の支えだったのだろうなあ。武田に対する絶対的な信頼と尊敬の念が百合子をそうさせていたのかもしれないし、当時妻とはそういう役割だったのかもしれない。わたしだったら絶対耐えられない、と思ってしまうようなできごとがいくつもあった。
偉大な芸術家同士がパートナーでい続けることって、かなりの確率で無理だと思う。百合子だって武田が亡くなったことで、隠れた才能を見出されたのだから。まあ最近は夫婦の形態も変わって来ているし、例外もあるかもしれませんけどね。


でも、武田百合子面白かった。ほかのも読んでみようと思う。


きょうは部屋の掃除をして、毎度書きあぐねている原稿を三分の二くらい書いた。昨日U山くんたちと話したことがヒントになったものの、やはり書き始めてみると自分の考えがまとまらない。書いていて、すーっと考えも収束していくように感じる時と、さーっと散漫になっていく時とがある。散漫になっていく時は、熟成を待たなくてならない。まだ少し猶予はあるからじっくり考えよう。

明日の新首都の会の詠草を慌てて送る。歌も、熟成が必要なのだが。。。

角川祭り

2009-01-23 23:13:11 | Weblog
朝から仕事して、余裕で出かけたつもりが、なぜか授賞式に間に合わなかったわたしです(単に時間を間違えていた)。歴史に残るくらいの光森くんのイケてるスピーチを聞けなかったことが残念。普通に懇親会から参加。

角川のパーティはいつも俳句人が多勢なので、知っている顔を探すのが大変。U田川くんを見つけてほっとする。いつも思うけど、会費の1万5千円は高いよね~。ってS岡さんにも言ったら、この金額にあまり根拠がないこともわかってしまったり。基本的に新人賞は若いひとが受賞するのだから、若いひと(の友人)がお祝いに来られるようにもっと安くするべきだと思うですよ。切に。
元はとれないものの、ローストビーフと寿司だけは食べた。そして取りこぼしがないように挨拶して回る。久しぶりに会うひとが、ちょっと老けてしまっていたりする(K池さんの髪が薄くなっていてショック!)。
N之原くんが牡蠣にあたってしまったとかで、酒も飲まずにしゅんとしているのがかわいく、京都の話など少しする。来月末に京都に行く予定があるので、京都組とはいろいろ話す。その流れで、T木くんと森岡さんの写真をとってあげる。

2次会ではU山くんとN井くんとリアルの底について語り合う。この話ができただけでも、きょうは行ったかいがあった。

受賞記念の色紙を、光森くんのお父さんが持って回っていたのがおかしかった。水色のリボンをつけているひとが短歌のひとだからと言われて集めたらしく、結果としてはものすごく貴重なひとたちのサインが集まっていた。どの場所にどの大きさでサインするかというのも、個性が出て面白い。写真はその色紙です。あいかわらず縦横間違ってます。さあ、あなたは何人見つけられるでしょう。

(きょうは素面の)T田くんと鶴見まで一緒に帰る。

キバ

2009-01-22 23:29:15 | Weblog
終日仕事@おうち。
寒い→暖房を入れる→暖かい→眠くなる。
みどりいろの蛍光ペンを1本消費した。

明日は、角川短歌の授賞式に光森さんを言祝ぎにゆく予定です。ぎりぎりまで仕事して。
光森さんといえば、数年前の京都(正確には大阪)で初めて会った。そのとき「光森マジック」と言われていて、ちょっと不思議ちゃんなイメージだったのだけれど、そのあとほどなく真の「光森マジック」を知ることになるのだった。



来週から「仮面ライダー」が「ディケイド」になるので、後半からちっとも面白くなくなってしまった「キバ」をだだーっと最後まで見る(一応録画はしてぽつぽつとふた月遅れくらいで見てはいた)。父と子、母と子、兄と弟、屈折した家族の物語であった。
「ディケイド」は平成ライダー10周年ということで、歴代平成ライダーが勢揃いなの。相変わらずイケメン揃えておりますので、楽しみですわ。


『チェ28歳の革命』

2009-01-21 23:33:16 | cinema
移動の一日。

昼前に家を出て、銀座で行われているmちゃんの作品展へ。想像以上に会場は混み合っていて、なかなか記帳さえ出来ない状態。やっとmちゃんの絵にたどりついて、「sold」の赤文字に思わずうるうる。絵葉書とかも飛ぶように(ちょっとオーバー)売れていて、わたしもご祝儀にカレンダーを購入。mちゃんがまだ痩せていた頃に(mちゃんの母談)習っていたバレエの先生をはじめ、古い友人・知人がたくさん駆けつけてくれていろいろ買ってくれているらしいけど、それも彼女の人徳だよなあと思う。まずはめでたし。

やっと人が途切れたところでmちゃんとランチに(きょうは歯医者先生とのランチを断ってこっちへ来たのだ)。近くのカフェで、いかにもカフェのランチという感じのキッシュを食べながら少し話をする。自分の作った物を商品にする難しさなど聞く。
彼女は会場に戻り、わたしはコーヒー飲んでから歯医者へ。余裕あると思っていたのに結構ぎりぎりになってしまい、有楽町から新橋までダッシュする。mちゃんは5分か10分と言っていたけれど、わたしの足は遅い上いろいろと迂回するので(まっすぐ行けばいいところをなぜか曲がっちゃったりするんだよねー、これが)15分くらいかかってしまった。

しかもきょうに限って治療時間が長く、終わったのは3時半近く。慌てて汐留から大江戸線に乗る。ぜえぜえ。

無事に初校の打ち合わせを済ませ、そのまま川崎へ。時間的には十分間に合いそうだったから渋谷のユーロスペースでh田さんおすすめの『チェチェンへの手紙』を観ようとも思ったのだけれど、ユーロスペースは渋谷駅から遠いから(きょうは歩きっぱなしで疲れて、しかもゲラ持っていて重いし)あきらめて川崎のTOHOシネマズで『チェ28歳の革命』を観る。川崎の三つのシネコンすべてで『チェ』はやっている。

『チェ』は、この「28歳の革命」と「39歳別れの手紙」と2部構成になっていて、本当は続けて(4時間半!)観るべきものらしいけど、日本では別の映画として上映されている(カンヌ映画祭では休憩時間にキットカットと水が配られたとか)。

もうとにかくチェはかっこいいのですが、やっぱり(革命のためとはいえ)戦争大好きって感じのシーンは見ていてあまり気持ちいいものではない。市街地で、一般市民を巻き込んでの銃撃戦とか……。調子に乗っちゃった部下を叱り飛ばしているとこなんかは惚れちゃうんですけど。あ、チェは喘息が持病だったというのは初めて知った。そして分かる人にしかわからないけど、やはりY野くんに似てるよねー、チェ。

39歳のほうは今月末から。


昨夜、オバマ氏の就任演説をつい見てしまった。NHKは二人の女性が交替で同時通訳をしていた。まあ、英語で聞いてわかるわけじゃないものの、オバマ氏の生声で聞きたかった気もしました(同時字幕スーパーってできないんだろうか?)。「60年前はレストランにも(人種差別のため)入れなかった父親の子供であるわたし」というようなことを話しているところとか。朝日新聞はリンカーンくらい短いんじゃないかと予想していたけど、結構長かったですね。ヨーヨー・マがチェロ弾いてたり、お祭りみたいだった。さすがアメリカ。


怒濤のゲラ

2009-01-20 23:22:20 | Weblog
早起きをして、(わたしにしては)早朝から校正仕事しつつ新しいほうのゲラを待つ。
昼過ぎに届く。ずっしりと重い。そして開けてびっくり。なななななんなんだ、これは!
まあ、大冊ということは聞いていたので驚かないが、すでに渉猟されている引用文献のコピーの多さったら! これでもまだ調べ切れていないとのこと。冒頭の数ページを確認してしばらく途方に暮れる。著者のことはほんのり知っている(たぶん会ったこともある)のだけれど、引用されている哲学者とか知らないひとがいっぱいだ。聞いたこともない本がいっぱいだ。
……でもね、千里の道も一歩から。がんばるー。

それにしても、初校の校正者の仕事の細かさに感動。いろいろ勉強になる。

とはいえ、まずは明日初校を戻さなくてはいけないほうの仕事に専念。
夕方からはまた近所のファミレスで集中作業。5時間ほど。
家に戻って、知らない言葉などをネットで検索してみる。Vermeerがフェルメールだなんて知らなかった。オランダ語難しいあるね。サフランを漢字で書くと泊夫藍だなんて知らなかった(O原さんは知ってるんだろうけど)。

明日は外出日。時間があえば映画にゆきたい。「チェ」のつく映画のどちらかを見たいのだ。


Kちゃんと電話で話して、肝臓を心配される。
飲んだことばかり日記に書いているからだろう。ふだんはそうでもないのよ。