みんな違ってみんないい

2008-11-30 23:15:31 | Weblog
新首都の会へ。
きょうは11名参加(詠草は13名)。久しぶりに少し多かったのと、初めての参加が二人ほど。1年ぶりくらいにN彦くんが来て、相変わらず大きな声で発言。あと、やっと目白にたどりつけたN巻とか。O井さんの詠草もあったのだけれど、ちょっとあまりにも(作者が)わかりやすすぎて、いいのか悪いのか。

終わっていつもの「やるき茶屋」へ。ものすごく面白い話をしたような気がするのだけれど、結局過ぎてしまうとあまり思い出せない。あ、「犬」の話とか、ね(思い出したけど書けない)。頼んだ「天狗舞」が一杯に足らないからとサービスされたり、ひれ酒を頼んだのに冷たい酒が来てそれもサービスになってしまったりとか、そういうことは覚えている。

でも、珍しく「未来」「塔」「中部短歌」「玲瓏」というバラエティのあるメンツだったから、表では書けないようないろいろな話が展開されていたような。普通に会費の違いとか聞いているだけでも面白い。師匠に対する思いとかも含めて、それぞれ違うんだなあと思う。


飲み会だけ遅れて参加のN島くんが、妙に余裕で満ち足りた感じだったのはなんだろう。歌集出したり結婚決まったりの余裕? うー、いぢめてやりたい。

わりと早めの解散。
乗り過ごすこともなく、無事の帰還。

ショッピングセンター

2008-11-29 23:17:11 | Weblog
朝、なかなか起きられなくて、結局昼から昨日の添削仕事の続き。
なんとか仕上げて、宅急便で送る。
ついでに近所に新しくできたショッピングセンター(小)に行ってみる。昨日がオープンだったから、案の定ものすごい人。人が多いと購買意欲が下がるので、ダイソーといなげやだけ早足で買い物。Book Offが入っているのはうれしい(きょうは見なかった)が、普段使いとしてはいまいちかな。平日の昼間あたりにまたゆっくり行ってみよう。
いなげやは酒類があまり安くなかったので、少し離れたところにあるドラッグストアみたいなところを覗いたら、ここは閑古鳥が鳴いていて、でもビールとかはこっちの方が断然安かった。このドラッグストア、考えてみたら初めて入ったのだった。お酒も売っていることにちょっとびっくり。最近は何が何屋かわからなくなってきたような。

クリーニングを取りに行ったら、バッグの修理みたいなのもやっているというポスターが貼ってあった(このクリーニング屋も、青汁とか扱っていて何屋かわからなくなりつつある)。「猫に引っ掻かれた傷とかも直りますか?」と聞いてみる。パートのおばさんみたいなひとだったからわからないみたいだった。自分の持っている鞄としてはかなり高かった皮の鞄が、猫にざっくりやられてしまっている。気にせず使ってもいいんですけどね。

近所を徘徊しただけなのに、すっかり疲れてしまった。

夜、タモリの番組を見ていたら、ダジャレを言うのって衰えた脳を活性化しようとがんばっていることなんだって。だからオヤジはダジャレが好きなんだとやっていて、思わずM井さんにメールしようかと思ってしまった。
女性はあまりダジャレを言わないと言われていたけど(昨日、わたしがつまらないダジャレを言ったら、n見に「えんじゅさんM井さんに似てきたんじゃないですか」と言われたのだった)、短歌もダジャレも言葉遊びの流れだと思うんですけどね。しかも、脳を活性化させるんならいいことなのかと思ったら、茂木先生が「脳の活性化の方法としてはあまりよくない」と言っていた……。だそうですよ、M井さん。

僕は反対でした

2008-11-28 23:23:13 | Weblog
早起きをして朝から某学園の添削仕事に従事(また引き受けてしまったのだ……)。
300円、300円と思ってこなしていると、自虐的な気分になってかえって楽しい(わけはない)。終わらないし。

おかげで「未来」発行所の大掃除には今年も参加できず、5時過ぎにすっかりきれいになった発行所に行き、雑談したあと恒例の慰労会。今年最初の忘年会だ。
東中野の「魚民」にて。んー、この料理と飲み放題で3000円ほどというのはやはり格安ですね。すごいよ、魚民。
k後さんから「浜松って高校がひとつしかないんですか?」という暴言を吐かれる。

終了3分前にK瀬くんが来て、大量に余っていた料理とO島さんが親切で頼んでおいてくれた焼酎のお湯割り2杯をがーっと飲んで、次の店に移動。
ちょうどその時間に来たo崎も加え、こないだ行った「かんじ」という店に行こうとするも、忘年会シーズンの金曜日ということで満席で断られ、「みや」というo島さんお気に入りのやたら安くておいいしい(けれど汚い)店にぞろぞろと行く。

この店は11時が閉店ということで、「食べ物を残すな」という店主の声に川海老の唐揚げを5個くらい続けて食べて解散。

タイトルは、横山ノックが大阪府知事になったことについてのK瀬くんの発言。
当時彼には選挙権があったのだろうか……。


『pool』読んだ

2008-11-27 23:03:38 | Weblog
きょうは本当は添削の仕事をやろうと思っていたのだけれど諸事情でできず、寒いし体調もいまいちだったので布団のなかで『pool』を、丹念に読む。

通しての感想は、石川美南さんが忙しそうだなあということ。作品評をやったり座談会の司会(と構成ってことはテープ起こしとかもやったんでしょう?)をやったり、高田祥くんとのコラボレーションで銀行強盗やったり、『新風十人』特集の前説(?)も書いているし、なんか出ずっぱり。取っ替え引っ替え衣装を着替えてひとり何役もこなしてしまう役者さんのようだ。それだけの才覚のあるひとだからやってしまうのだろうけど、息切れしませんかね。ほぼ同時期に『風通し』もやってたんでしょう? まあ、旬ということなのかな。老婆心老婆心。

注目したのは、堂園昌彦さんの「やがて秋茄子へと至る」という去年の「短歌研究新人賞」で候補作になったものを完全版で収録していること。賞に応募した作品って、中途半端に抄録されてしまうとなかなか全部の発表の場はないですからね。

あとはやはり座談会が面白かったな。「歌のリアルと現実のリアル」の話で内山晶太さんが言っていることは説得力があると思った。わたしが一昨日の日記に書いた道浦さんの歌に感じた違和感は、こういうことだったのかと得心。あと、五島諭さんはオカルトが苦手なのか、とか。

個人的には、神保くんがまだ短歌を続けていてくれてよかった。だいぶ印象の変わった作品だったなあ。

勉強をします=負けます 人生に負けた気がする 勉強します(神保元)

多田百合香ちゃんの歌では
イヤホンをすんすん耳から抜いている君はガジュマルをみたことがない
が、彼女の独特な韻律の加速度的なものがいちばん生かされている歌だったかな。
五島諭さんの
上海に行ってくるよと、津田沼に行ってきたよ報告し合う
も面白かった。あいかわらず飄々とした歌風であることよ。

お腹いっぱいになりました。

欠点を歌う

2008-11-26 23:57:18 | Weblog
歯医者の前に、いつものようにIさんとランチ。きょうは、三島由紀夫が自決の前日「楯の会」のみんなと訪れたという鶏料理の店で親子丼を食べる。これが、普通の親子丼と違って、鶏の挽肉で作られた親子丼で、とても美味であった。三島の小説の話などしながら、ぜいたくなランチであった。

奥歯治療のため顎が痛くなるほどゴキゴキされた後、会社にちょこっと寄って、k畑さんに「天体戦士サンレッド」(1~3巻)を貸し出し、新橋の喫茶店で内職したあと明治学院へ。もうクリスマスのイルミネーションが点灯されていたので写真を撮る。

きょうの宿題は「自分の欠点を歌う」。この課題に対して、肉体的欠点について歌ったのはI井さんひとりだった。ほかはみんな性格的な欠点についてだったのが面白かった。本人が思っていることと他人に見えていることとの違いも、なかなか興味深い。
つくづく、この講座の課題にはいろんな意味で鍛えられている。

終わって、例によって「スカラームッシュ」へ。前回ビール1杯で帰ったことをしっかり覚えられていた。その分、きょうは大いに食べて飲ませていただいた。
わたしの第三歌集のタイトルについて相談。第一候補をI井さんがどうしても「いい」と言ってくれないので、悩み中。まあ、いつになったら出せるのかもわからないんですけどね。

『花やすらい』

2008-11-25 23:22:27 | books
原稿書きは午前中に限る。

と思っているのだが、このところ気が抜けていてどうにも午前中にエンジンかからず。きょうは無理矢理8時に起きて、無理矢理朝ご飯食べて、しばし朦朧としかけたところをぐっとこらえてパソコンに向かった。偉い。

エンジンさえかかってしまえば、充実した一日となるのだ。やる気というのはやり始めないと出ない、のだそうだよ、みんな。

で、必要あって読んだ歌集『花やすらい』(道浦母都子)。
9年ぶりの歌集だということにまずは驚く。ひと頃は離婚の歌ばかりだったけど、この歌集は看病の歌や肉親の死を悼むものばかり。読んでいてほんと、切なくなる。あいかわらずストレートな歌(以前、小池光さんが道浦さんの歌を「素うどん」のような歌と言っていた)なので、悲しみがだだ漏れてきます。

文学部一〇五号教室最前列茶髪男子は帚木(ははきぎ)に似る

そんななかにこんな歌があるとほっとしますね。
それからね、

少年法にて少女裁かれ昼静かピンポン玉を握りつぶしぬ

って歌があって、いい歌だなあと思うのだけれど、どうにもリアリティがないと思えてしまう。「ピンポン玉のようなものを握りつぶしたいような気分」は伝わるけれど、実際には握りつぶしていないことがあきらか。
昨日『風通し』読んでいたせいかもしれないけれど、今のリアリティはもっと違うところに来ているような気がする。たとえば笹井さんとかだったら、絶対ありえないようなもの(んー、例が思い浮かばないけど、、、亀、とか?)を握りつぶしたって書くだろうな~なんて思ってみたり(勝手に笹井さんにしちゃってごめんなさい)。ありえないものなんだけど、なんか妙にリアル。そういう場所に今のリアリティはあるんではなかろうか。穂村さんの歌が映像的にリアルだったのとはまた違ったリアルの時代だ。
あ、道浦さんにそれを求めているわけではなくて、『花やすらい』は普通にいい歌たくさんありますけどね。


それにしても、やっと書いた原稿が大幅字数オーバーになってしまって削るのにひと苦労。わりと字数勘(?)はあるほうなので、珍しい。書いていて面白くなってきちゃったんですよね。悪ノリしすぎだったので自粛し理性を取り戻して書き直した。まあ、そんな一日。

『風通し』読んだ

2008-11-24 22:34:27 | Weblog
『風通し』を、最初から最後まで一字一句余さず読んだ。
後半の相互批評の部分は眺めていると大変そうだが、読み始めてしまえば勢いで読み通せる。はらはらしたり、どきどきしたり、え? そこはわからない、と思ったり、なるほどと思って赤線を引いたりしながら読んだ。相互批評を読んで、評価の変わった歌もあった。

いろんなひとがいろんな受け取り方をするのだろうけど、わたしはやはり斉藤斎藤さんと石川美南さんの連作に注目した。ただ、この二つを比較すると、石川さんのほうは30首ではやりたいことがやりきれていないと思う。批評のところでも指摘されていたが、上野~御徒町の描写の細かさに比べて後半が駆け足になり過ぎていて、印象としては簡単に「オチ」がついてしまったように見えてしまうのだ。これは50首あるいは100首くらいの大作にして短編小説くらいの作り込みをするべきではないですかね。
斉藤さんのは、とにかく問題作。「人体の不思議展」はわたしもごく初期(もう10年くらい前?)に見ているのだけれど、なるほどこう来たか、とまずは感心。膨大な詞書も、引用を含めかなり成功しているんじゃないだろうか。「倫理」という語が批評のほうにも出てきたが、あまりそういう方向へは行ってほしくない。とはいえこれは「今だから、宅間守」と地繋がりと受け取っていいのだろう。批評のほうの斉藤さんの発言もなかなか切れがよかった。
わたしはずっと斉藤さんの(なかにある)温度差みたいなものに注目していて、それは『渡辺のわたし』でも感じたことなんだけど、彼は非常に低体温なふりをしながら実は熱いものを内に抱いている。だから、こういう作品が書けるのだろう。皮膚体温は低いのに内臓の体温は高い、みたいな。この作品だけで、いろんなひとと語り合いたくなる作品だった。

全体的なことは(相変わらず書きあぐねている)原稿のほうに書こうと思っているので、今は頭を少し整理しようと思っている。我妻さんと宇都宮さんの違いとか、やっぱりうまくわからないのよね(それぞれに好きな歌はたくさんあったんだけど)。作者を直接知らないのはこの二人だけだから、そういうことも関係するのかなあ(直接会ったことはないけれど、笹井さんは歌集を読んでいるというのが大きいのかな)。

まあでも、「風通し」はひとつの奇跡だろうね。一冊としてはかなり温度が高いです。「その二」がいつ頃、どんなメンバーで出るのかわかりませんが、注目していきたいです。


というわけで、きょうは寒いし雨は降ってきたし、どこにも出かけず一日「風通し」を読んでいたのでした。そろそろ「コープとうきょう」の講座の準備にとりかかります。次々と面白そうな歌集が届いているので、それも気になりつつ。

我輩はサザエではない

2008-11-23 22:17:12 | Weblog
夜、ちょうど「サザエさん」のエンディングが流れているときに、テーブルに上ろうとする猫を叱ろうとしたら、「サザエ!」って呼んでしまった。……呼びまつがいにもほどがある。猫も驚いたことだろう。あ、うちの子の名前は「シエル」です。叱るときはたいてい「シー!」です。

きょうは与謝野晶子のシンポジウムに行く予定だったのだが、頭のなかからすぽーんと抜けていた。こういうこと、最近よくあります。手帳見よう、自分。

そんなわけで、うっかり入れてしまっていた別の用事のため夕方から義妹宅へ(まあこれは明日でもよかったのだが)。
それ意外は相変わらずぐだぐだ。晩ご飯も力が入らず、刺身買ってお茶を濁す。

昼頃、新聞屋が来て契約の更新をしたのだけれど、いつものように洗剤やらビール券やらくれるのではなく、一冊のカタログを置いていった。結婚式の引き出物がカタログになって久しいけれど、新聞屋もか~。
と、先日の渋ちゃんの結婚式の引き出物もまだハガキを出していないことに気づいた。これがまた、結構な厚みのあるカタログで、いったい何を選んでよいのか悩むわりにはどうでもいいものを選んでしまいそうでなかなか決まらない。誰が何をセレクトしたかは送り主にわかるようになっていると聞いてからは、そうそういい加減なものを選べないなあと思ったり。欲しいものって、案外カタログにはないものだ。愛とか、ね。

たまりにたまっていた郵便物を整理していたら、Studio Lifeの招待状を発掘。きゃ~、申し込み締切を過ぎているではないの! しばらく行かなかったら招待状届かなくなっていたのが、久しぶりに届いたから行こうと思っていたのに! く~。無念。次の(?)フルーツバスケットには何がなんでも行こうとは思っているけど、招待来るといいなあ。



さすがにちょっといろいろ迫りつつあるので、明日からはがんばります。

沢木耕太郎

2008-11-22 23:23:09 | Weblog
またどよ~んとしています。
とにかくからだに力が入りません。何もする気にならなくて、寝てばかりいます。
夕方から少し熱っぽい。頭痛と鼻の奥の痛みもあるので、風邪かもしれない。このだるさは、風邪のせいでもあるのかな。

沢木耕太郎の『血の味』と『無名』を買った。今、お出かけ本は武田百合子の『富士日記』なんだけど、早く読みたい。

それにしても、先日わたしが嬉々として沢木耕太郎の話をしたら、K瀬くんが全く興味なさそうに応えたので驚いた。そうか、もう沢木耕太郎は彼らの世代では人気がないんだなあ。わたしは『テロルの決算』とか『一瞬の夏』とかに震えるような感動を覚えて、一時期は狂ったように沢木耕太郎ばかり読んでいた。ノンフィクションとしては山際淳司(このひとは早死にしてしまいましたね)のほうが好きだったし、ルポルタージュに近いものの方に興味が移ったこともあって、『深夜特急』あたりからは急激に冷めてしまったのだけど。

読みたい本が山積みってしあわせ。
とか言いながら、とりあえずは一緒に買った『天体戦士サンレッド』のほうに手が伸びる(笑)。

柿食う

2008-11-21 23:58:37 | Weblog
s木さんから、自宅の柿を送っていただいた。早速、熟れ熟れになっていたのと普通のと二つほど剥き、夕飯後に食べる。懐かしい気持ちになった。
「柿は食べますか?」という電話をいただいたときにも話したのだが、わたしは妊娠中に一生分の果物を食べてしまったらしく、出産後はあまり果物の必要性を感じなくなってしまった。かわりに息子がものすごい果物好きなんだけど、最近は特に買ってまで果物を食べなくなっていた。今でも嫌いな訳ではなくて、あれば食べるという感じ。
柿は蕪と和えたり、お膾にしたりと料理にも使えそう。当分楽しませていただきます。
ちなみに送っていただいた箱の蓋には、早速猫が入っていた(笑)。

きょうはだらけ切った一日。やらなくてはいけないことはあるので、夕方から少しそんなことなど。明日からはまたこつこつがんばります。某学園の添削仕事も、また来るらしいし。
家にいて電話をとるとろくなことがない……。