わたしの5月を返してほしい

2008-05-29 23:15:25 | Weblog
寒い一日。
気温の変化についていけません。

眠くて眠くて、朦朧としながら一日過ごす。ああ、やることたくさんあるのにー。
仕方ないので、to doリストを作ってみる。
前回に作ったものが、ひとつも片付いていない。あさってで5月が終わりって、知ってました? わたしの5月を返してほしい。


昨日「スカラムッシュ」で食べたお通しがおいしかったので、作ってみる。胡瓜と茗荷を刻んで胡麻と出し汁で和えただけのもの。胡瓜は軽く塩揉みして。歯応えの楽しい一品だ。
「スカラムッシュ」のお通しはいつもおいしい。なんてことのない、煮浸しだったり和え物だったりするのだけれど、火の通し方とか味の濃さとかが絶妙なんだな。前回も蕗の煮たのが出て、その茹でかげんの完璧さに感動したりした。蕗って、案外難しいんだよねー。料理ってやはり才能のいる作業だ。

天変地異を歌う

2008-05-28 23:03:45 | Weblog
ひとつ仕事が終わったからといって、ものすごく暇になってしまうわけではないのだな。
刻々と迫るいくつかの案件に脅えつつ、とりあえずきょうの宿題をこなすわたし。

きょうの明治学院の講座の宿題は、天変地異を歌う。
仕事絡みで知った、カントがリスボン大地震について書いた文章を引用することは決めていたけれど、全く歌はできていなかった。地震について、いろいろ調べながら、なんとか10首作り上げる。まあまあの出来。

心地よい天気だったので、目黒駅から明治学院まで歩いてみる。目黒駅からまっすぐ、ということはわかっていたのだけれど、目黒駅のどこからまっすぐなのかがわからず、しばらく目黒駅周辺をさまよう(笑)。そんなわけで明治学院まで40分もかかってしまった。たどりついたときはもうぐったり。

講座が終わっていつものように「スカラムッシュ」へ。あいも変わらないものを食べ、ワインを飲み、いろんな話をする。このところ、店はいつも混んでいる。基本的にマスターひとりでやりくりしている店なので、大変そうだ。小さな店は、あまり繁盛しないほうがいいですね(客の勝手な感想)。

やっと終わった

2008-05-27 23:31:39 | comic
この一ヵ月くらい関わっていた校正の仕事が、本日終了いたしました。といっても、引用文献が揃わなかったので、自分としては少し心残りのある終了になってしまったのが残念ですが、お尻の決まっている仕事ゆえ、仕方ありません。あとは再校でつぶしてもらうしかないのです。

それにしても、本来ならゴールデンウイークあけには終わるはずだった仕事が、ここまで伸びるとは! 拘束日数とギャラの関係は考えないことにしましょうね、しましょうね。

というわけで、きょうは出社して担当者に最終的な報告をし、友人たちとランチをし、もしかしたら次の仕事になりそうな打ち合わせを少しし、帰り際には忙しそうな誰それさんやらに挨拶してきました。なんとなく、細々と仕事がつながりそうでありがたいです。

で、ひと段落したことでもありますし、やっと眼鏡を新調しにゆきました。骨折のどさくさでなくしてしまった眼鏡。今回は、少しハードなデザインを選んでみました。10日ほどかかるとのこと。


仕事終わりのご褒美は、『おおきく振りかぶって』の10巻と赤ワイン。
『おお振り』10巻は、わたしの好きな阿部×三橋絡みが少なくて、ちょっと残念。しかしぶ厚いな。試合、長いよ。でも、あいかわらず相手チームにまで感情移入できるストーリー展開はすばらしいと思う。ゆっくり進んでほしいと思う貴重な漫画かも。

ちょっとほろ酔い気分ですが、明日の明治学院の宿題が全くできていない、ことは気にせず、きょうは飲んじゃおうっと。わーい、わーい。

花を試みる

2008-05-25 23:22:50 | Weblog
昨日は仕事してました。

きょうは新首都の会のため、昼から目白へ。
12名出詠、参加は9名。珍しくo滝さんが遅刻されて、その理由がまたなんとも不思議でおかしかった。でも、o滝さんの題詠の歌がかなり話題になる。点数的には一番ではなかったけれど、「屈」という題詠でこんな歌が作れるってすごいなあと思ってしまう。

屈(くつ)は旅にでました。不を頭にかぶり花を試みたりして

評では、「花を試みる」というところにひっかかった(どういうことなのかわからない)ひとが多かったみたいで、終わったあとで直接o滝さんに聞いているひとがいた。o滝さんは、例によって「なんというか、物語的な……」みたいな曖昧な答え方をしていたみたいだったけど、わたしはよくわかるような気がしていた。もちろんそれがo滝さんの意図しているものと同じとは限らないけれど、「花を試みる」の用例としてこの歌があってもいいと思う。明日はわたしも花を試みてみようと思いますよ。


終わってM崎くんのお誕生会をいつもの「やるき茶屋」で。彼もハツカーズ(20日生まれ)なのだった。テーブルに乗りきらないほどの食べ物を食べながら、輪になって生殖する動物についての考察など。K瀬くんが来たところでなぜか追い出され、まだ7時前だったので近くの「村さ来」に移動。いつから「村さ来」はゲテモノメニューの店になったんだ? サソリの唐揚げとか、酔った勢いで注文しちゃうひとがいるからだろうね。いえ、わたくしたちは普通にえいひれとか食べてましたけどね。あ、雀食べたひとはいました(証拠写真)。

オクタビオ・パス没後10年

2008-05-24 01:07:14 | Weblog
先日、久しぶりにアウレリオ・アシアイン氏からメールが来たと思ったら、オクタビオ・パス没後10年の記念講演会みたいなのの案内だった。それがきょうだ。京都のどこぞの教授だかになったと聞くアウレリオにも会ってみたかったし(少しは日本語うまくなっただろうか?)、何よりも敬愛するオクタビオ・パスの話は聞きに行きたかったのだが、仕事が佳境のため断念。

実は明日も、明治学院で翻訳家の佐藤紘彰氏の講演と現代詩の朗読会があるのだ。もう半年くらい前から手帳に書いて行くつもりでいたのに、なんでここに至って仕事かなあ。しくしく。阿部日奈子さんも出るのに~。

まあ、しがないフリーの身なので、泣く泣くおうちでお仕事です。あともう少しだし。


というわけで、きょうも熱心にお仕事。二日ほどまた一歩も家を出なかったから、散歩がてらふらふらと歩き回ったあと、近所のガストで5時間ほど。もう冷房がきつかった。
そのあと大口方面まで歩き、買い物して帰る。暑かった。

なんだか眠いけど、今夜ももうひとがんばり。

『きのう何食べた?』

2008-05-22 23:20:02 | comic
きょうは漫画の話。
とても有名な、そして好きな人が多いと聞くよしながふみの『きのう何食べた?』を今頃読みました。
よしながふみって、もちろん『大奥』も『フラワーオブライフ』も読んでいるのだけれど、それほどめちゃくちゃ好きとは思わなかった。絵柄の好みかなあと漠然と思ってたんですけどね。が、しかし、これは面白かった。
わたしはBLはほとんど読まないのでわからないんですが、ゲイ・カップルの普通の日常を描いた漫画(エッチなシーンはないのよ)というだけで画期的? ほぼレシピが載っていると言ってもいいくらいのお料理漫画(しかも作っているのはもちろん男性)というのも珍しいよね。
その料理が、決して特別なものではなくて、毎日の普通の晩ご飯。しかもできるだけ安価で品数多く、甘い辛い酸っぱいなどのバランスまでにこだわったメニューが並ぶ。これだけこだわっているのに、粉末だしの素やめんつゆを多用しているのはどうかとも思ったけど、そういうところも含めて普通の晩ご飯なのかも。作ってみたくなる料理がたくさんあったから、今度試してみようっと。明日はいわしでも買ってくるかな。


このところどんなに遅く寝てもできるだけ8時には起きる生活をしていたのだけれど、けさはどうしてもからだが起きなかった。貧血だ。仕方ないので午前中はだらだらと洗濯したりクイックルワイパーかけたりして過ごす。そして午後になって少しエンジンがかかる。よくわからないがガスの元栓の点検(?)の人が来る。電話があって「あと5分か10分で伺います」と言ったのに2分でやってきて、「10分ほどで終わります」と言ったのに3分で終わった。ふだんなら興味津々でやってくる猫でさえ、顔をあげただけで帰っていった。たまたま家にいたし、料金がかかるわけじゃないからいいけど。

さて、これからまたひと仕事(鍋は食べません)。

『ヒトクイマジカル』と『聖少女』

2008-05-21 23:37:01 | books
まあ、ぼちぼち本も読んでるわけですが、なかなかまとまった感想が書けない。
ここ最近は、寝る前読書は西尾維新の『ヒトクイマジカル』、お出かけ時には倉橋由美子の『聖少女』を読んでいた。なんというー、ギャップ!

西尾維新は今やっている仕事絡みで知り、ちょっと読んでみたかったの。ある人からは「がっかりするよ」と言われ、ある人からは「もーさいこー!」と絶賛されていた。そもそもいきなり『ヒトクイマジカル』だったから(戯言シリーズの後半?だから)、最初は人間関係まったくわからなくてとまどったんだけど、どこか散文詩みたいな文体に惹かれましたね。話自体はもちろん荒唐無稽(こんな語で語りたくないけど)なわけで、たくさん人が死にます。人間兵器みたいな人がいっぱい出てきます。ある意味推理小説でもあって、考えてみたら単純なトリックなのにまんまと騙されたしね。最後になぜ主人公が戦わなくてはならなかったのか、その意味だけはわかりませんでした。いやあ、でも、想像以上に文章はよかったなー。

で、考えてみたら初めて読む倉橋由美子。新潮文庫で再版になって、桜庭一樹の解説がついて、と話題になっているわけですが、これはもうとにかく脱帽、脱帽。若い頃にこんなの読んじゃってたら大変だったろうなあ~。最近の小説ではあまり見かけない、重厚な喩の連続にくらくらしながら、倉橋ワールドにぐんぐん引き込まれていった。「ぼくの想像力の絨毯は未紀をもとめてけばだち、そのなかにくるまってぼくは身動きできなくなっていた」「ぼくの口は悪い血のような恥と暗黒を語ろうとしているのに、でてきたことばは夏の陽にふれると蜜のようにすきとおり、それは不幸な冒険の熱い歌となる。ぼくは三時と四時のあいだでトルバドールだった」とかね。「トルバドール」って何? って思ったら吟遊詩人のことらしい。こういう言葉使いには時代を感じざるをえないけど。
桜庭一樹の解説によると、未紀がもし生きていたら今年65歳になるらしいですよ。聖老婆!

倉橋由美子はもうちょっと何冊か読んでみたい。わたし、意外に読まず嫌いが多いので、特に女性作家ってほとんど読んでいなかったことに今さら気付いた。女性作家である程度まとめて読んでいるのは田辺聖子くらいだ。なんとなく最近、自分内女性作家ブームです。


昨夜からずーっと仕事していて(ま、4時間くらいは寝たけど)、午後3時くらいにさすがに電池が切れた。うとうとしていると佐川くんが来て、荷物を運んで行ってくれた。今週いっぱいがラストスパートなので、息切れしない程度にがんばります。

再び図書館デー

2008-05-20 23:16:11 | Weblog
朝から、午前配達指定の佐川を待つ。なかなか来ないので、出かける支度をしながら録画してあった「ファン・ジニ」を見てしまう。だんだん面白くなってきた。ピョク・ケス、ただものでないな。「財宝や家を欲しがる女は好きだが、権力を欲しがる女は嫌いだ」(意訳)って捨て台詞(笑)。来週が楽しみだ。

結局佐川くんは11時過ぎにやってきた。おかげさまで雨も風もおさまった頃合いに出かける。歩きブームのわたしとしては「生麦駅」まで歩きたいところだったが、きょうは急ぐ旅なのでバス停3駅ほどを歩いたのみ。雨上がりでむしむしして汗がべっとり。
図書館も、なんとなくむあ~っとした空気。さすがにまだ冷房は入ってないのか。
順調に書庫の本を発注して、書棚の本を探して、きょうは3時間半ほどの作業。最後のコピーで気が緩んだのか、せっかくコピーしたものをコピー機に置き忘れるというミスを! 図書館を出たところで気付き、慌てて引き返す。まだそのままあった。よかった。

あまりに疲れたので鶴見のドトールでコーヒー飲んで、あたふたと帰宅。
晩ご飯のあと、万葉集の会の次回の連絡メールやら細々したことをやっていたら、某さんより電話。懸念されていたことが現実となってしまい、かなりご立腹。日曜日の怒りが再び沸々。それに関するメールを2件ほど。ばたばたしているところに、意味不明な電話あり。申し訳ないと思いながら早々に切り上げる。

と、(途中「絶対彼氏」や「おせん」を見ながら)なんやかやでもうこんな時間です。
明日中に仕上げなくてはならないものがあるので、これから夜なべですわ。

明日のために

2008-05-19 23:23:17 | Weblog
このところ、一日おきに飲み過ぎているわたし。家ではほとんど飲まなくなっているので、トータルすれば酒量としては変わらない気も(?)←言い訳

ま、しばらくはまた家籠りでお仕事ですよ。

そんなわけで二日酔いでふらふらしながらも、気合いで早起き。とはいえ、やはり午前中は使い物にならず。昼過ぎから鉢巻巻いてがんばるわたし。やっとすべての原稿が入稿したらしく、とたんに慌ただしくなる。とりあえず担当者からデータで送ってもらって、引用文献をチェック。明日はこれを調べるためにまた横浜中央図書館に行くのだ。豪雨ですって? うぇ~ん。

さて、明日のためにもうひとがんばり。

怒りつつ飲む

2008-05-18 23:49:27 | Weblog
昼から「未来」発行所へ。7月号の割り付け。
O井さんと、「新彗星」(加藤治郎さんの選歌欄のひとたちの同人誌)についてひとしきり話す。こういう雑誌が出るということを、O井さんは聞いていたらしいけれど、わたしは知らなかったのでものすごく驚いた。もちろんそういう可能性はあったわけで、実現したことと、雑誌そのもののクオリティの高さに関しては感服する。自由な発想で、面白いことをいっぱいやってくれるといいね。

「ゆにぞん」のような雑誌を目指しているとのことだが、わたしが一番驚いたのは、編集の中心がみな男性だということだ、これまで「未来」内同人誌は、「ゆにぞん」にしても「zo・zo」にしても「パピエ・シアン」にしても、いつもその中心は女性だった。男性が中心の同人誌がどのように展開していくのか、それだけですごく楽しみだ。

割り付けのあと、そのまま編集会議に突入。
夏の大会や来年の新年会のことなど。
「結社」というものを維持していくことは大変なことだなあとつくづく思う。
某結社には、後送原稿というものが一切なく、「編集長の目の前にない原稿は割り付けない」という鉄則がまかり通っているという話を聞くにつけ、「未来」の「ゆるさ」がいいのか悪いのか、山のような後送原稿を前に深く沈黙する。

終わったあと、みんなで軽く飲む。結果としては「軽く」なかった。いろいろと腹立たしいことがあり、怒りつつ飲む。「篤姫」という焼酎、のち熱燗。


きょうは行きも帰りも妙蓮寺まで(から)を歩く。歩くことがわりと普通になってきた。よきかな。