めりくり歌会

2005-12-25 23:02:55 | books
昨日、詩人の小池昌代さんにとあるお願いメールを送っていたのだけれど、帰宅したらその小池さんから本が送られてきていてびっくり。何か呼び合っていたのだろうか。
前に、「槐という木のことをエッセイに書いた」という話は伺っていて、そのエッセイを含むエッセイ集が出たということでお送りいただけたという次第。

『黒雲の下で卵をあたためる』(岩波書店)という不思議なタイトルの本です。わたしの名前が出てくるのは「樹木のある風景」という一文で、まさにシンクロニシティな話でこれまたびっくり。
もう一冊は『ルーガ』(講談社)で、こちらは小説集。装画もご本人とのこと。全ページが赤い線の枠で囲まれている(『馴鹿時代今か来向かふ』みたいだ!)素敵な装丁です。

昨日は「朔日」の栗原寛くんの第一歌集『月と自転車』と川本千栄さんの第一歌集『青い猫』も届いた。みんな、すてきなクリスマスプレゼントをありがとう!


ということで、首が痛くて、目覚めたクリスマス当日。きょうは「新首都の会」。
忘年会もやりますよ、という予告のせいか、少し多めな参加者でよかった。
岡井さんの詠草もいただけて何より。
そしてすごく久しぶりに最高得点をゲット。昨夜急ごしらえで作った歌なのに(それはいつものことか)。
歌会というのは不思議なもので、高得点をとれたからといって良いわけではないのだ。もちろん点がいっぱい入るに越したことはないし、点が入らないとそれなりに落ち込むのだけど。でもね、きょうでいえば3点しか入らなかった斉藤斎藤さんの「ことばのそとば」の歌が一番だったと思うのだな。場が紛糾した、という意味で。

終わって忘年会はいつもの「やるき茶屋」。クリスマスなので全員にポインセチアの鉢をプレゼント、とかいうサービスは本当にサービスなのか?
先に帰ったひとが誰も持って帰らなかったから、わたしは三鉢も持って帰るはめに。重かったよ。

それよりなにより、愛しのかっちゃんが(わたしに黙って)結婚していたというニュースが、わたしを打ちのめしたのでした。しくしく。

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