アイダニアルモノ

2005-12-10 23:56:01 | Weblog
起きたら11:54だった。

ひゃー、よく寝た。と思い、新聞のテレビ欄を見たらきょうは「まごまご嵐」が二本立てスペシャルで12;00からなのだった。慌ててビデオのセットして待機。ぜえぜえ。

からだじゅうがばきばきな感じ。疲れと寝過ぎと。
「嵐」見たあとシャワーを浴びて、支度して出かける。
渋谷でmちゃんと待ち合わせ。まずは東急ハンズへ。ヴィンちゃんのマグカップ買う。
そのあと最後のあがきでタワレコへ。
「村上広一」という名前のしきりを確認し、いつかここにちゃんとCDが並ぶことを祈りつつ、お茶。
そして青山曼陀羅へ。ここも通いなれたという感じになったなあ。いろいろ感慨深い。会場にアルバムは並べられていたけれど、やっぱりお店で買いたいよね、と思いとどまる。

ライブは、とてもよかった。
わたしは村上さんの伸びのある高音がとても好きなのだけど、きょうは低音の思わぬ魅力にもひきつけられてしまった。とにかく最初から最後まで満面の笑顔。誰よりもアルバム発売を喜んでいる子供のような姿が、見ているこちらまで幸せにしてくれました。「乱反射」という曲でちょっとうるっときてしまった。と思ったら前のほうの席の女の子がやっぱり泣いていて、ああ、と思う。

コンサートとかライブとか行っていつも思うのは、好きな音楽を好きなひとたちと一緒にできている幸福感みたいなものに対するうらやましさというもの。演奏者だけじゃなくて、スタッフとか観客とか含めて、いろんなひとに愛されているひとを見るのは好きだ。

終わったあと例によって近くの「和民」でmちゃんと飲む。
いろんなことを話して、結局終電で帰る。



駅からタクシーに乗るといきなり赤信号で止まる。
見通しのいい一本道の向こうに、いくつもの青信号が見えた。
ああ自分の前だけ赤なのだなあとぼんやり思う。
永遠の半分くらいの時間が過ぎて、目の前の信号が青に変わった。
わたしは祈った。
タクシーが動き出したとき、その先の信号たちもまだ全部青のままだった。

行ける。

これは、歩き出そうとしている彼女への啓示。