暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

ビーツを使ったインド料理2種

2018-09-11 21:40:59 | 料理
先日NHKの世界街歩きと言う番組で、ラトビア共和国の首都リガをやっていましたが、
その中で、ビーツを使った料理が3種類出てきました。
ビーツ料理と言えばボルシチしか浮かんでこない私には、こんな使い方もあるのだと、興味を持って見てしまいました。
ビーツはラトビアの特産品のようですね。
そんなタイミングに合せたかのように、たまたま近所のスーパーで少し古くなった大きなビーツが、98円と言う超安値で売られているのを見つけ、
テレビ番組のこともあり一度ビーツ料理を作りたいと思っていた矢先でしたので、訳もなく買ってしまいました。

その番組の中の料理で、ビーツを細切りにしマヨネーズで和えただけのをやっていましたので、早速それを作りました。
あまりにも単純な料理でしたので写真を撮るのも忘れてしまいました。
味は、それなりと言う感じで、特別に美味しいと言うほどのものではありませんでした。
本場ではもう一工夫しているのでしょうね。

大きなビーツでしたので残りをどう使おうかと思案、ボルシチでも、とは思ったのですが、
私は牛肉はあまり好きでないので他の料理をと、インド料理に使うことにしました。

1品目は、オーランと言う料理で、本来は冬瓜を使うようですが、私の持っているレシピ本では大根で作っていますし、
以前その大根で作り、大変美味しかったので(写真はその時のものです)、



蕪であるビーツでもよく合うだろうと、使ってみました。
手元に大根もありましたので、それぞれ半々づつにしました。

材料は、こんな感じ。

  

まず金時豆を一晩水で戻し、40分ほど煮て下準備しておきます。
次にビーツ・大根をホールスパイスと一緒に蒸し煮にし、さらにココナッツミルクを加えて煮込みます。
そこへ下準備しておいた金時豆を加え、最後にカレーリーフ・赤唐辛子等でテンパリングして、完成です。
出来上がりは、こんな感じ。
ビーツの甘味と金時豆の甘味・風味が上手く調和し、コクのある甘味が醸し出されており、すごく美味しいです。
肉に頼らず豆を調味料替わりにするベジタリアンインド料理の真骨頂が示されているような料理ですね。
ビーツの赤みで大根とソースがピンク色に染まり、またビーツ自身の赤さもアクセントになり、見た目も大変美しいです。

 

さてビーツ料理2品目は、キッチャディと言うヨーグルトサラダです。
これは、蒸し煮してペースト状にしたビーツとココナッツペーストを混ぜ合わせ、ヨーグルトを加えたものです。

  

味付けは、カレーリーフ・赤唐辛子等のテンパリングで調えます。
完成はこんな感じ。

 

ビーツの甘味がヨーグルトの酸味と調和し、爽やかな風味になっています。
箸休めとしても良いし、食べる時他のカレー料理に混ぜても良く合いそうです。

さて、惣菜のビーツ料理が先行してしまいましたが、この日の主品は子羊背肉のソテーです。
上記2品ともインド料理でしたので、これもインド風にアレンジしました。
ナイルレストランの出しているレシピ本に、マトンペッパーフライと言うマトンの黒コショウ炒めが出ており、
これを半分参考にして作りました。

フライパンにギーを熱し、これにホールスパイス、ニンニク、パウダースパイスを順次入れて馴染ませ、
その風味に満ちた油を馴染ませながら子羊背肉を焼いただけのものです。
仕上げに青唐辛子とレモン汁で味を調えます。

   

羊肉とギーはよく合うようで、ギーが羊肉から出る脂の臭みと脂っこさを和らげ、あっさりした脂と肉の爽やかな香りが心地良いです。
勿論混ぜ込んだ香辛料の風味も生きています。



以上3品ともそれぞれ個性があり、またそれぞれの風味を保管し合い、大変豊かな食事となりました。




さて、ビーツ料理2品はまだ大部残りましたので、翌日もいただきました。
キッチャディは冷蔵庫で冷やしておきましたので、冷製で。
オーランはただ温め直して。
そしてもう一品は、子羊背肉に代わって先日作って冷蔵庫で保存してあった豚まんをいただきました。

キッチャディは冷やしておいたからか、みずみずしいピンクが冴えかつ味も落ち着き、前日より美味しいような気がしました。
きりっとした白ワインがぴったし合いそうな味わいです。
オーランも味が落ち着きピリ辛さが和らいでいます。
大根はよりピンク色に染まり、ソース、ビーツとも色のバランスが整ってき、印象派の絵のような佇まいです。
豚まんも相変わらず美味しいです。
蒸して冷蔵庫で保管しておいたものをレンジでチンしただけなのですが、発酵の風味が強くなっているような気がしました。
3者それぞれが時間の経過とともに別の深い味わいが出、存分に楽しめました。

   
 












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