中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

私立中学に入学してからの塾について、これも人それぞれ。

2007年04月17日 | Weblog
煮え切らない父親様、入学後の塾通いについて、遅くなって申し訳ありませんでした。
私立中学に合格し、晴れやかな顔をして登校する我が子の姿はしばらく幸せと平和を絵に描いたようですが、残念ながら時間は止まってくれません。
どこの学校でも、入学式では理事長先生、校長先生、また、各教室に入ってからは、担任、副担任、どなたも、まずは学校に慣れること、楽しく元気に通えること、を強調されます。
もちろんそれが一番大切です。
ただ、一ヶ月ちょっとすると、容赦なく中間試験がやってきます。
学校によっては、漢字テストだの、課題テストだの、各種追いかけるようにやってきますから、一ヶ月ちょっとものんびりしていられないかも知れません。
最初から飛ばす子は飛ばしますが、中学くらいは部活や行事に一生懸命に取り組んでいいお友達をたくさん作ってほしいと考えるのがごく普通のご父兄ではないでしょうか。
中学受験はゴールではなくスタートですから、あまり安心して遊んでいても大変なことになりますが、あくまでも13歳の子供として当たり前の楽しい毎日は過ごしてほしいですよね。
中には合格発表直後に口コミの有名某塾に駆け込んで、2月半ばから超スピードで飛ばし続ける親子もいます。
やはり東区T中学と昭和区N学園女子部に多いですね。
それは家庭の希望で、300パーセント間違いなく国立大学医学部に現役合格しなければダメという場合がほとんどと思われます。
この時代、必ず現役で国立大学医学部に合格しようと思ったら、並大抵のことではないです。
エリザベスの長女次女は、おかげさまで医学部志望ではないので、そこまでの過熱はしておりません。
ただ、私立中高一貫校は、どうしても進度が異常に速いので、英語と数学に関しては心配されるご父兄が多いのも事実です。
手遅れにならないように、早めに判断されることをお勧めします。
特に英語でプログレスを使う学校だと、市販の問題集はありませんし、プログレスを正確に指導できる教師というのも少ないため、塾選びは慎重にしないといけません。
プログレスにも対応します、などと塾の広告にありますが、あの奥の深いプログレスを正確に指導することはそれほど簡単なことではありません。
昔のプログレスに比べれば、現在、あちらこちらの学校で使われているプログレス21はかなりわかりやすく構成されていると思いますが、理解させたい文法などはあまり変わりませんから、油断せずレッスンごとに大切に把握してゆきたいものです。
また、プログレス21になってから、視覚的にとっつきやすくなったため、先生もさらさらっと進めてしまえるので、進度がさらに速くなりがちです。
N学園女子部でも、長年使い続けてきた旧プログレスからプログレス21に替えて2年目となりますが、女子部の英語教育をよくご存じの塾の先生方は、21になった途端に進度が急激に速くなり、さらにさらに大変になっています、と、おっしゃっていました。
それに一生懸命ついていけばかなりの力がつくので文句は言えませんが。
そんなわけで、英語は使う教材によって、対策は様々です。
数学も、教材がずいぶん違うので、それに合った対策を必要とします。
体系シリーズを使う学校もあれば、星ヶ丘の愛知S徳中学のように、もう中学3年生から、トップ県立高校が長年好んで使ってきている数Ⅰの青チャートをバリバリにやらせる学校もあります。
これも進度が速いので、中学から上がる子たちは、高校1年生になる頃には、青チャートでも、数Ⅱにとっくに入っています。
この愛知S徳中学からS徳高校に上がる時、来年度まで公立中学から120名ほど入学しますが、数学で、一年分以上差がついているため、なかなかこの差はうめられず、ちょっと問題ありと思われます。
逆に、公立中学から愛知S徳高校に入学される方は、数学はかなり用心して数Ⅰのための塾に押し込んで、独自で追いついていかないと、併設中学から上がってきた子たちとの差が縮まらず苦労するかも知れません。
N学園女子部は太古の昔から中高一貫校で、公立とは無縁の進め方をしているため、一般の広告を見て塾に入れても、N学園女子部のカリキュラムとは全然違いますから、学校のテスト対策になるかどうかは、よくご判断を。
ちなみに、詳しくはありませんが、東区T中学も、あれだけの大学進学実績を誇る中部地区トップの学校だけに、落ちこぼれないこと、が、とても難しいのでは、と予想されます。
エリザベスの経験上、部活や行事や、あるいは休日にお友達と出かけて暗くなるまで遊んで来ることも貴重ですから、最優先しますが、いざテスト返却で、暗い顔して帰宅するのもどうかと、やはり中学受験はゴールではなくスタートなんだ、という心構えだけは、本人にもしっかり持たせて生活させないと、本末転倒なのではないかな、と思います。
エリザベスは自分の娘たちが、それほど皆様のお手本になるとは思えないので、あまり語りたくはないのですが、ちなみに長女は高校生になってから、塾を自分で選べるようになりました。
中学の間は、何となくいい先生だから、友達も行ってるから、など、たいした理由もなく塾を選んでいたのが、高校になると、本当に自分に必要なものを選択できるようになりました。
中学であちこち放浪させたのが、かえっていい勉強になったのでしょうか、自分で自分に補わなければならないものを自覚してきたようにも見えます。
まあ、高校生になると、中学生のように、学校でなんとかいい位置にいるために通う塾、というより、自分の目標とする大学に最も近づけるような塾、を選びますから、新入生のご父兄には遠いお話だったかも知れません。
中学の間に必要な塾とは、まずは楽しく元気に学校生活を満喫すること、でも、そのためには、勉強があまりおろそかでは、楽しめるものも楽しめないでしょう、という程度のものでいいような気もします。




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1 コメント

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やはり、そうですか (煮え切らぬ父親)
2007-04-18 00:47:06

 こんにちは。煮え切らぬ父親です。
仕事の関係で、深夜か朝の出勤前しか時間がとれませんので中途半端な時間でのお便りになります事ご容赦下さい。

 厳しくも温かいアドバイス本当に有り難うございます。
そうですか。。。落ちこぼれない事自身が大変な戦いなのですか。息子は恐らく理系は好きなので心配は英語或いは社会です。ただ、家内のように何も見極めず塾を口にするのは私自身が嫌です。
 一ヶ月もすると中間テストがあるようです。ここの様子を見て、息子とじっくり話してみようかと考えています。
 さすがに(当然)私も、国立大学医学部になどとは期待していません。親の勝手な夢を追わせるために尻たたく積もりもありません。しかし、充実した中学・高校生活を送るための必須として発生する筈の苦しさは覚悟して貰わねばならぬと思っています。ここだけは息子は嫌がるかも知れませんが妥協はしない積もりです。
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