中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

得意教科・苦手教科にこだわらない、そして楽しく学習しましょう。

2013年06月19日 | Weblog
気候が不順で心身ともに疲れやすい季節になりました。
テスト返却があり、さらにドッと疲れるご父兄も多いでしょう。
気楽にやっているのに、なぜかずっと成績トップ、そんなお子さんは稀なので、疲れているのは自分だけではない、と安心なさってください。
真っ青になる瞬間ナンバー1は、得意教科の偏差値がガクッと下がった時です。
誰にでも、まあまあ安心な教科があります。
算数・国語が多いです。
けれども、進学塾のテキストの構成によっては、算数も、急激に難しい単元が3週間ほど続くこともあります。
国語は、得意な子ほど、それほど時間をかけませんから、他が気になって、ついついおろそかになって、文章を読むことから遠ざかってしまう時期もあります。
どの教科でも、手を抜いたら徐々に下がる、当たり前のことですから、冷静に考えれば、原因はすぐにわかります。
「得意なはずの算数がこんなことでは、もうどうしていいのか・・・」
「ずっと安心していた国語で点数をかせげなかったので、今回は総合順位がかなり下がりました・・」
ご父兄から寄せられる相談の、99%が、ここからスタートです。
ですから、ご安心ください。
みんな同じことの繰り返しをしながら、入試を迎えます。
何かが起こったら、早く原因を見つけて、軌道修正すれば、良い方向に進みます。

中学受験の時期だけでなく、ふと感じることがあります。
得意なものがあるのはとても素晴らしいのですが、それだけに頼らずに幅広い知識を積んで成長してほしいということです。
得意分野で活躍できるのは、理想的ですが、何か一つをやり遂げるのに、いろいろな方向から見て確認できる大人になるともっといいのでは、と感じます。
得意教科は算数、と決めつけるのではなく、やればできる、何でもできる、そんな気持ちでお子さんを伸ばしていけるといいと思います。
好きなもの、得意なものを1つだけにしぼってしまうと、それに何かあった時、逃げ場がなくなって、本人がとてもつらくなります。

「得意なはずの算数が・・」「安心していた国語が・・」
これは、お子さんを追いつめてしまいます。
エリザベスも受験生の母親でしたから、ついつい出てしまうセリフであるのは、理解しており、それが事実であるともわかっています。
ただ、不安なあまり、そればかり繰り返すと、お子さんは、自分はもうダメだ、とテンションがどんどん下がり、なかなか学習モードに切り替わりません。
エリザベスがお宅にうかがうと、うつむいたまま30分ほど、いかに自分がダメだったかを並べたてるお子さんもいらっしゃいます。
中学受験を考える小学生は精神年齢が高いですから、空気を敏感に察知します。
歯の浮くような言葉で励ましても意味がありません。
本人が納得する形で、次につなげるための学習計画を立てて、がんばろう!という気持ちを奮い立たせることこそがエリザベスの仕事かなと考えております。
こんな季節だからこそ、気分良く楽しく学習できれば、と思います。

先日、テレビで、漢字の覚え方をいくつか紹介していました。

「憂鬱」の鬱
リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯飲む。
「葡萄」
サクサク浦和で缶ひろい。

どちらもとても難しい漢字ですが、このようにすれば、不思議なほど簡単に覚えられます。
エリザベスも「尋ねる」の漢字を、よえろすん、と覚えました。
カタカナのヨ・エ・ロと寸です。
漢字だけではなく、社会でも理科でも何でも、自分なりに楽しい覚え方を工夫するのも、頭の体操になりますよね。