今のご父兄
が学生の頃の入試問題
は、地理は地理、歴史は歴史、と、きっちり分かれていたものがほとんどだったのではありませんか。
中部地区で最も複雑
と言われるN学園女子部
の最近の入試問題
を見て下さると少し気持ちが引き締まる
かも知れません。
算数、国語、理科、社会、どれをとっても、基本に忠実な内容で、決して奇をてらった問題はありませんが、かといって、誰でもスラスラ
解ける問題でもありません。
本当によく考えてあります。
気に入った単元だけ気まぐれに学習してあっても、決して解けない
ように作られています。
つまり、あらゆる方向

から、完璧
に理解していないと答えられないように仕上がっています。
特徴的なのは、地理かな~と思うと途中から歴史の内容に変わり、そうかと思えば最終的には政治の内容までからんでくるという、まさにあの手この手
で攻めてくる問題が多いです。
大手K塾
では、そのN学園女子部
特有の複雑怪奇な入試
を突破するべく、6年生後半になると、融合問題
なる分野が出てきます。
これは非常に大切
です。
地理だけが得意
なんて言っていても、実際のトップ校
の入試
では、地理の問題であるはずなのに、その中に少しでも歴史や公民がからんでくることによって、答えがバシッと決まらない、というつらい
結果になりますから。
全体に点数が取れなかった
ということになるでしょう。
N学園女子部
に関してはかなり以前からこういった、本当の学力
を試す入試問題
が準備されていますが、ここ数年は、愛知S徳中学
など、それに近い問題を作成する傾向が見られます。
これは、真似をしたと言うよりも、N学園女子部
の押しも押されもせぬ高い学力は、やはり入試
という選抜段階で、かなり受験生
の真の学力を見ているのでは、という、客観的な判断
ではないかと思います。
そんなわけで、最近では、K市T中学
、男子校である東区車道のT中学
、当然ながら同じ学園であるところのN学園男子部
など、ハイレベルと言われる学校
が次々と融合問題に目を向けています。
これは社会は融合問題にすると、素人
でもわかりやすいというだけで、おそらく理科でも融合問題が増えてきているのではないでしょうか。
とにかく、私立中学のレベルがここまで上がる
と、受験生
全体のレベルも非常に高く、学校としては、いかに真の学力
を判定するか、に頭を悩ませ
ます。
そのためにも、複雑怪奇な問題
にも冷静に取り組み、一つのミスもなく正解を導きだし、さらに、正しく解答用紙に表記
できているかどうか、を見極めなければならないのです。
受験生
は、学校が、何を求めているのか、よく頭に入れて、なんとなく書いてあれば受かるだろうなんて甘い
ことは考えずに、わずかなミスでも減らす努力をしましょう。
社会の融合問題ですが、ありがちな融合をいくつか挙げて
おきます。
欽定憲法である大日本帝国憲法と、民定憲法である日本国憲法について、これは明らかに公民ですが、それぞれの作られた時代背景
によって、内容がずいぶん違うとうことも歴史を思い出してしっかり理解しておきましょう。
選挙法
についても、普通選挙法になったのはいつか、女性参政権が認められたのはいつか、当時の選挙権をもつ人と、現在の選挙権をもつ人と、どこが違うのか。
M進研
では、ひととおり歴史が終わると、政治の歴史、文化の歴史、宗教の歴史、経済の歴史、土地制度の歴史、外交の歴史、など、一般のテキスト
と違う流れでまとめたものを学習できます。
それも、融合問題には非常に役立つ
ので真面目に取り組みましょう。
ある地区を特に取り上げて、そこについて、地理から歴史から公民から、攻めてくる問題も入試
には出題されます。
中部地区が多いのが現実ですが、こればかりはあまりヤマ
をかけずに、日本全国どこのことを聞かれても、しっかり答えられるようにしましょう。
工業などは、地理分野で学習しますが、これもまた、歴史とともに大きく変化してきた産業ですから、八幡製鉄所、富岡製糸場など、歴史的背景を頭に入れて、工業だけをぶつ切れ
で覚えることがないようにしましょう。
焼き物
ひとつとっても、伊万里焼、唐津焼などの職人が、豊臣秀吉の朝鮮出兵
のおりに朝鮮から日本に連れて来られたんだということも覚えておきましょう。
とにかく、がむしゃら
に頭に入れて下さい。
ずいぶん先になりますが、これらの知識は、大人
になってから、予想以上に役に立つものなのですよ。
まだまだ暑い
毎日ですが、どうぞがんばって
下さいね。


中部地区で最も複雑




算数、国語、理科、社会、どれをとっても、基本に忠実な内容で、決して奇をてらった問題はありませんが、かといって、誰でもスラスラ

本当によく考えてあります。
気に入った単元だけ気まぐれに学習してあっても、決して解けない

つまり、あらゆる方向




特徴的なのは、地理かな~と思うと途中から歴史の内容に変わり、そうかと思えば最終的には政治の内容までからんでくるという、まさにあの手この手

大手K塾




これは非常に大切

地理だけが得意




全体に点数が取れなかった

N学園女子部




これは、真似をしたと言うよりも、N学園女子部





そんなわけで、最近では、K市T中学





これは社会は融合問題にすると、素人

とにかく、私立中学のレベルがここまで上がる




そのためにも、複雑怪奇な問題


受験生


社会の融合問題ですが、ありがちな融合をいくつか挙げて

欽定憲法である大日本帝国憲法と、民定憲法である日本国憲法について、これは明らかに公民ですが、それぞれの作られた時代背景

選挙法

M進研


それも、融合問題には非常に役立つ

ある地区を特に取り上げて、そこについて、地理から歴史から公民から、攻めてくる問題も入試

中部地区が多いのが現実ですが、こればかりはあまりヤマ

工業などは、地理分野で学習しますが、これもまた、歴史とともに大きく変化してきた産業ですから、八幡製鉄所、富岡製糸場など、歴史的背景を頭に入れて、工業だけをぶつ切れ

焼き物


とにかく、がむしゃら

ずいぶん先になりますが、これらの知識は、大人

まだまだ暑い

