いろいろな進学塾の広告が毎日たくさん入ります。
過熱している現実をしっかり説明してあり、中学受験がわずか12歳の子供にとってかなりハードなものであることを感じさせます。
ただ、時々、気になるのは、東海専門、南女専門、という塾、あるいはコースにもかかわらず、非常に希望を持たせるような甘いお話が体験記として載っていることです。
中には、まさかと思うような偏差値から、驚異的な快進撃で、見事に合格を勝ち取ったお子さんもいるのでしょう。
ただ、それを見て、偏差値50の子でも、もしかしたら運良く合格するのかも、などと勘違いされてしまうと、大変なことになってしまいます。
よくあるのは、この塾に移る前は、偏差値50、移ったあとはメキメキ伸びて、なんと偏差値60、見事に南女に合格しました、などと寝ぼけた体験談です。
偏差値は、模試の種類によって多少の誤差はありますが、一般的に、東海62~64,南女63~65と思われます。
またまた勘違いしないで下さい。
それはボーダーラインです。
その間にいる子たちが合格者なわけではありません。
合格者は東海なら62以上、南女なら63以上、つまりほとんどの合格者はアベレージ64~72なのです。
運の良い子が、たまに偏差値59くらいで合格してしまいます、これは、当日のがんばりでいくらでも逆転できるからです。
エリザベスが統計を取り始めてから6年になりますが、トップ校である東海、南女に関しては、なんと言われても揺るぎないトップ層が集結しますから、偏差値はそれほど大きな動きがありません。
東海なら確実ラインは62以上、可能性ありゾーンは57から62です。
南女なら確実ラインは64以上、可能性ありゾーンは59から64です。
なぜ南女の方が厳しいか、それは募集人数が200名と非常に少ない上に余分合格をほとんど出さないことと、それに伴って厳しくはね上がる実質倍率が影響しています。
愛知県で中学受験をする小学生は年々増加し、昨年はもう14000名を超えました、女子がほぼ半数としたら7000名、南女はそのトップ200名にのみ合格をだします。
それは甘いことは言っていられない世界です。
確実に、と思ったら、無茶と思われるかも知れませんが、偏差値70を目指しましょう。
それでちょうどいいくらいだと思って下さい。
エリザベスが何人かの受験生を見ていて思うのは、ギリギリ不合格だった子が一番かわいそうだということです。
ダメ元で受けて、やっぱりダメだったか~なんていう場合は、子供も親もすぐに立ち直れるでしょう。
でも、是が非でも合格したいと、必死にがんばったのにあと一歩で不合格、という場合は、子供の心の傷はいかほどのものかと、エリザベスも悲しくなります。
どうせ狙うなら、できることなら確実ラインに入りましょう。
もっと言えば確実ラインでも、当日しっかり勝負する気持ちも大切にしないと、油断するとすぐに足元すくわれます。
ちなみに可能性ありゾーンには、ご存じのように、ダンゴ状態で素晴らしい人数がひしめき合っていますから、一触即発、五分五分の勝負だという覚悟をして、当日、今までで最高のできだったと言えるくらいの入試にして下さい。
はっきり言って、ここ数年の結果を見ると、南女の可能性ゾーンは59~63ですが、偏差値59の子と、偏差値63の子と、合格の可能性は同じになります。
つまりそのあたりの子たちは、当日の漢字一つ、社会の選択問題一つで、いくらでも逆転できるくらい接近したレベルであり、また、人数もゴチャゴチャにひしめきあっているということなのです。
決して偏差値63が80パーセント、偏差値59だと30パーセント、というわけではありません。
入試前のお子さんには決してかわいそうで言えない厳しい現実ですが、ご父兄だけは必ず頭に入れておいていただきたいことです。
励まして進めてゆきたい主義のエリザベスですが、これだけは、どうしてもお話しておきたかったので。
今の偏差値で落ち込まないで下さいね。
6年生は、夏休みでゴチャゴチャに入れ替わり、また秋に入れ替わり、なんと年末にもドカッと入れ替わり、入試結果を見て、またまたびっくり、という、なんとも神経の休まるヒマの無い時期です。
逆に言えば、今、ご父兄をハラハラさせているお子さんでも、夏休み、秋、年末、年明け、といくらでも逆転のチャンスがあるということです。
そのあたりからは、油断せずに努力しないと、まわりは盛り上がる一方、もしペース崩すと、復活するのに結構な月日を費やします。
くれぐれも、6年生後半は細心の注意を払って過ごして下さい。
過熱している現実をしっかり説明してあり、中学受験がわずか12歳の子供にとってかなりハードなものであることを感じさせます。
ただ、時々、気になるのは、東海専門、南女専門、という塾、あるいはコースにもかかわらず、非常に希望を持たせるような甘いお話が体験記として載っていることです。
中には、まさかと思うような偏差値から、驚異的な快進撃で、見事に合格を勝ち取ったお子さんもいるのでしょう。
ただ、それを見て、偏差値50の子でも、もしかしたら運良く合格するのかも、などと勘違いされてしまうと、大変なことになってしまいます。
よくあるのは、この塾に移る前は、偏差値50、移ったあとはメキメキ伸びて、なんと偏差値60、見事に南女に合格しました、などと寝ぼけた体験談です。
偏差値は、模試の種類によって多少の誤差はありますが、一般的に、東海62~64,南女63~65と思われます。
またまた勘違いしないで下さい。
それはボーダーラインです。
その間にいる子たちが合格者なわけではありません。
合格者は東海なら62以上、南女なら63以上、つまりほとんどの合格者はアベレージ64~72なのです。
運の良い子が、たまに偏差値59くらいで合格してしまいます、これは、当日のがんばりでいくらでも逆転できるからです。
エリザベスが統計を取り始めてから6年になりますが、トップ校である東海、南女に関しては、なんと言われても揺るぎないトップ層が集結しますから、偏差値はそれほど大きな動きがありません。
東海なら確実ラインは62以上、可能性ありゾーンは57から62です。
南女なら確実ラインは64以上、可能性ありゾーンは59から64です。
なぜ南女の方が厳しいか、それは募集人数が200名と非常に少ない上に余分合格をほとんど出さないことと、それに伴って厳しくはね上がる実質倍率が影響しています。
愛知県で中学受験をする小学生は年々増加し、昨年はもう14000名を超えました、女子がほぼ半数としたら7000名、南女はそのトップ200名にのみ合格をだします。
それは甘いことは言っていられない世界です。
確実に、と思ったら、無茶と思われるかも知れませんが、偏差値70を目指しましょう。
それでちょうどいいくらいだと思って下さい。
エリザベスが何人かの受験生を見ていて思うのは、ギリギリ不合格だった子が一番かわいそうだということです。
ダメ元で受けて、やっぱりダメだったか~なんていう場合は、子供も親もすぐに立ち直れるでしょう。
でも、是が非でも合格したいと、必死にがんばったのにあと一歩で不合格、という場合は、子供の心の傷はいかほどのものかと、エリザベスも悲しくなります。
どうせ狙うなら、できることなら確実ラインに入りましょう。
もっと言えば確実ラインでも、当日しっかり勝負する気持ちも大切にしないと、油断するとすぐに足元すくわれます。
ちなみに可能性ありゾーンには、ご存じのように、ダンゴ状態で素晴らしい人数がひしめき合っていますから、一触即発、五分五分の勝負だという覚悟をして、当日、今までで最高のできだったと言えるくらいの入試にして下さい。
はっきり言って、ここ数年の結果を見ると、南女の可能性ゾーンは59~63ですが、偏差値59の子と、偏差値63の子と、合格の可能性は同じになります。
つまりそのあたりの子たちは、当日の漢字一つ、社会の選択問題一つで、いくらでも逆転できるくらい接近したレベルであり、また、人数もゴチャゴチャにひしめきあっているということなのです。
決して偏差値63が80パーセント、偏差値59だと30パーセント、というわけではありません。
入試前のお子さんには決してかわいそうで言えない厳しい現実ですが、ご父兄だけは必ず頭に入れておいていただきたいことです。
励まして進めてゆきたい主義のエリザベスですが、これだけは、どうしてもお話しておきたかったので。
今の偏差値で落ち込まないで下さいね。
6年生は、夏休みでゴチャゴチャに入れ替わり、また秋に入れ替わり、なんと年末にもドカッと入れ替わり、入試結果を見て、またまたびっくり、という、なんとも神経の休まるヒマの無い時期です。
逆に言えば、今、ご父兄をハラハラさせているお子さんでも、夏休み、秋、年末、年明け、といくらでも逆転のチャンスがあるということです。
そのあたりからは、油断せずに努力しないと、まわりは盛り上がる一方、もしペース崩すと、復活するのに結構な月日を費やします。
くれぐれも、6年生後半は細心の注意を払って過ごして下さい。