中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

もし一流大学進学者数が気になるのなら。

2007年05月24日 | Weblog
私立中学受験さえ終わればホッとひと安心、さあ~私は相当ヒマになるから何を始めようかしらとお考えのお母様。
受験と言っても、本当の勝負は大学受験なので、決して私立中学に入っただけで終わらないで下さいね。
かく言うエリザベスも悪戦苦闘する母の一人ですが。
名古屋の学校に関しては昨年度分がまだ定かでないので、しっかり集計してからコメントするつもりです。
ある情報誌に、全国有名男子校の東京大学合格者数について載っていました。
それによると、東京大学合格者数は明らかに開成がトップでした。
ただし、生徒数から考えるとそれをトップと考えていいかどうか、という記事でした。
開成が毎年120名近くの合格者を出していることはもちろん非常に優秀な生徒がそろっている証しになるわけですが、そこで比べるのはここ数年、雲の上と称される筑波大学附属駒場高校です。
開成が生徒400名東京大学118名合格に対し、筑駒は生徒160名東京大学71名合格で、40パーセント以上の確率で合格者を出していることになります。
更に兵庫県の灘高校に至っては、生徒220名東京大学72名の合格。
灘高校はじめ、関西の私立高校に関しては、京都大学にも散りますから、東京大学と京都大学をプラスすると、かなりの数になります。
ところが開成、麻布、武蔵など関東の私立高校は不思議なことに東京大学には燃えるのに、なかなか京都大学という選択をしませんから、そちらの数は思ったほど多くはないのですね。
とまあ、こんな具合に一覧表にもいろいろなカラクリがあるわけなんです。
同じように名古屋においても、東京大学に何人、慶応義塾大学に何人、と合格者の数だけを表にしますが、本当に必要な情報としては、各学校の生徒数も大切ですよね。
エリザベスの知る限り、私立中高一貫校で大学受験する段階での生徒数の多いところとしては、東海の400(今年から中学の募集が増えたので5年後からは440になります,でも高校からの募集が無くなるとも聞いていますから、結局同じ400かも知れませんね)、愛知の650,椙山の450,名古屋の450あたりでしょうか。
生徒数が少ないのは、昔から頑固に募集定員を守り続ける南山男子部の200,南山女子部の200,聖霊の200です。
まあ普通でしょうというのは、愛知淑徳の320(こちらはすでに280募集に減りましたが)、滝の360。
金城に関しては、学年によって360から450と開きがあるのでコメントをひかえます。
そんな具合に生徒数を頭に入れながら東京大学、京都大学、慶応義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、上智大学、などなどの合格者数を判断するのが正しい見方になるでしょう。
生徒数が少ないにも関わらずトップ大学の合格者数が多ければ全体に学力アップの意識の高い学校だし、トップ大学にたくさん合格していても、生徒数から考えるとおかしいな、という状態であれば、下の100名200名は簡単に落ちこぼれているのでは?と想像できますね。
これはあくまでも外部の父兄としての想像を超えないので、詳細は学校説明会などで確認する必要がありますが、単純に東京大学にたくさん入った学校だから、うちの子もここに入れれば東京大学に入れるかも~なんて甘いことは考えないで、入学後も、コツコツと地道な努力を続けようではありませんか