エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

上海万博関連:中国のGDPの8分の1を占める広東省の省エネ

2010-05-03 06:50:38 | Weblog
中国のGDPの約8分の1を占める広東省は、持続的経済成長を遂げるためにも省エネの促進、環境保護の強化を至上命題とし、関連投資に力を入れています。広東省は、国務院が発表した「節能減排総合性工作方案」(2007年6月)の要求に従い、「広東省節能減排総合性工作方案」(07年7月)を制定し、省エネの目標と削減の目標を定めています。
これによると、広東省は省エネ目標として、単位GDP当たりのエネルギー消費量を05年比で16%削減するとしています。また、化学的酸素要求量(COD)と二酸化硫黄(SO2)を05年比15%削減し、それぞれの排出量を89万9,000トンと110万トン以内とする目標が設定されている。COD、SO2ともに05年をピークに減少傾向にあるものの、毎年10%近い経済成長が続く中、目標を達成するためには相当の改善が必要です。なお、08年の広東省のSO2排出量は113万6,000トンと日本を上回ります。