E表現研究所の「Eから始まる」

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エル・グレコ展

2013-04-30 17:13:33 | exciting(感動したことなど)

1カ月ほど前ですが、東京都美術館で開催されていた「エル・グレコ展」に行ってきました。
スペインの3大画家の1人、エル・グレコに出合ったのは高校生の時で、修学旅行で行った倉敷でした。
そのとき訪れた大原美術館で観た「受胎告知」をずっと忘れられませんでした。
絵のことはよくわかりませんでしたが、印象的な色合いと吸い込まれそうな宗教画だったと記憶しています。



いつかもう一度観てみたいと思っていたので、とても興奮しました。
図録の写真を載せましたが、ちょっと印象が違ってしまいました。
それもそのはず、平面にするのが難しいのではないかと思います。
顔が小さく、身体が引き伸ばされたような特徴があるのだそうです。
高校生の時にはわかりませんでしたが、
下から観てちょうどよくなっているという解説がありました。

実際の展示でも、この「無原罪のお宿り」は3メートルを超える祭壇画で、
床にしゃがんで見上げました。圧巻でした。

他の絵も鑑賞しながら、崇高な気持ちになるのを感じました。
エル・グレコの仕事は、聖堂や礼拝堂の祭壇画も多く、
きっとその場にいるような気分に浸ったのかなと思います。
個人的な感想ですが、展示の仕方が通常の展示と同じように
壁にそってかけられていたので、残念ながら平面的に観るだけでした。

観る人が、どのように観えるかを計算して描いていたそうなので、
実際に祭壇の下で観賞するのが一番良いのかもしれないと思いました。
下から見上げるとか、右側に置かれた絵なら右から観てちょうど良いように。

もう終わってしまいましたが、
またいつか合いに行ってみたいと思います。

                                       (M.H)




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1 コメント

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素晴らしい (TTT)
2013-05-28 09:02:46
美術展に行くと、心がまるで洗われたように新鮮に生まれ変わりますね。新しい発見をして、益々画家さんのファンになってしまいます。
どうしてかと自問自答しますが、明確にはわかりませんが、芸術療法になりますし、画家さんの努力が伝わってくるからでしょうか。
時間のゆとりがあって、E表現研究所が今年度から進める『おゆとの世界』を感じます。
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