E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

インド児童図書館国際会議

2010-02-07 23:41:04 | 絵本

インドのニューデリーで児童図書館国際会議が3日間ありました

昨日インド児童図書館国際会議が
終了し、日本人女性参加者4名と発表して
インド人の方々から褒めていただきました。
思い切ってやってよかったです。


母国語(ヒンディー語や韓国語や日本語もっと少ない
スウェーデン語など)が、すたれてしまわないために、
何ができるか?

小国の問題は大きいようでした。
図書館の役割が重要と考えさせられて、
今後の活動にいい効果をもたらしそうです。

日本人参加者は5名・男性参加者はMさんで、おひとりで日本の文庫活動を発表されました。目の不自由な方々にも、文庫活動があるというから、みなさん感銘をうけられたようでした。

それを受けて、残り全員の女性が4名でプロジェクトチームを作りました。翻訳者Sさん・国立国会図書館国際子ども図書館職員のIさん・スウェーデンの絵本に興味を持ち留学中のTさん・そして私の4人が心を一つにして日本を背負って舞台に立ちました。最終的に内容を詰めたのが2日前に初対面した時ですから、みなさんの力強さにびっくりです。E表現研究所の所員と、同じような感性をお持ちでした。ここで、E表現で長年培った企画する力がお役に立ったようで嬉しかったです。こういう時、E表現研究所のお仲間が背後から背中を押して応援してくれるように感じます。それが社会的欲求を満たしてくれて大きな行動力になるように思います。ありがとうです。

お話会の紹介をしました。Sさんが翻訳したインド発祥のお話『ネズミの嫁入り』の紹介をヒンディー語・英語・日本語でそれぞれの良さを伝えたり、1月にインドでやった『おはなし会・やかましむら』をプロジェクターで大きく紹介しました。インドにお世話になっているので感謝している内容です。ヒンディー語はデリー大学の日本語講師のUさん(インド人)に読んでいただきました。

最後に私はコメントを求められ答えました。

★★

このように日本ではおはなし会が盛んです。

日本のポスターがランチのところのガラスに貼られています。

“ 図書館をもっと身近に・暮らしのなかに ”

と、書かれています。

インドありがとう。

★★

終了後、数人のインド人の方々から褒めていただきました。

日本人女性群は今回初めて出会った方々ばかりで、にわか寄り合い所帯の即席チームでしたが、それぞれの特技を生かせた発表をやってよかったです。

上手くいきました。発表内容も良かったです。インドに敬意をはらえました。概ねどこの国も自国が一番でこんなことやってます的な内容だったので、インドに敬意をはらった日本が光っていました。

もちろんこういう結果になったのは図書館学に造詣の深いMさんの発表のおかげと、Mさんご持参の日本からのポスターのおかげで、こういう方向に流れました。

主催者インドが喜んでくださいました。

よかった。こういう姿勢が国際社会で大事だと思います。アジアを一つにできるのは日本しかないと国際会議で実感しました。

日本人はもっと、各諸外国に対してありがとうを言ったらいい。本日のインドのニューデリー日本人学校の演技でも各学年がありがとうを伝えていて好感をもちました。子どもたちがしっかりやっていました。

「おかげ様でやありがとう精神」は日本人独特のものだとあらためて感じます。子どもさんにありがとうを言いたいです。そのうえでご指導なさった先生方のお力に感謝し、尊敬したいです。

「ありがとう」の言葉は私のアンデルセン・クリスマスパーティの「みにくいあひるの子パーティ」のプレゼント言葉だったが、素晴らしい言葉と確信しました。E表現の仲間ありがとう。

「インドありがとう」

これを、世界中で流行らそう。

世界はひとつになるような気がします。

TTT

 

 

 


すごい! ニューデリー日本人学校の輝き

2010-02-07 23:09:10 | アジア

学習発表会を見に行った。

凄い力強さで、観客はほぼ全員感動で目頭を押さえたに違いない。

こんな学習発表会が他にあるだろうか?

幼稚園部のかわいらしい演技から、小学生の生き生きとした表現。

中学生の不思議な国インドに対する愛情表現。

日本人であることの誇りや絆など、アイデンティティーの大事さを子どもたちが、観客に伝えてくれた。今、思い出しても感動の涙が出てくる。

観ていた大人たちは誰もが勇気と、インドでの生活向上心をかきたてられただろう。

インドに来て良かった。

あらためて日本人としての大切なことを思い起こさせてくれた。

多分日本にじっと生活していたら味わえない感覚であっただろう。

私が外国に行っていいなあと感じるのは、外国の良さと、再び日本人の良さを再確認できるからである。

校長先生が閉会式でおっしゃっていたが、ここの子どもたちは全員が輝いている。

私もそう思う。きっと、『2030年』は世界のあちこちで大活躍をしているだろう。日本国は支援の受け皿として大きな責任があるので、支援体制を整えてほしい。この感動をどうしたら日本の方々に伝えられるだろうか?

海外生活を家族で過ごす方が素晴らしい経験を共有でき、日本の活力が増すと思う。お父さんの単身赴任はもったいない。お子さんも同伴して、海外の日本人学校や学校に入れたらいい。

インドの日本人マダムはみんな親戚付き合いで助け合って和気あいあいと、楽しく暮らしている。

児童生徒は、全員が日本人の魂を心の奥ふかくにしっかり持っている。和太鼓と息の合ったバチからどんどこ伝わってきた。こういう学校で過ごした子はきっと、力強く生きていくだろうと本当に思えた。幸せな時間を共有できた私は幸せ者だ。

昨日までの「児童図書館国際会議」に参加したことと合わせ、インドに来て良かった。本当に良かった。

テーマの追求はどちらも同じ方向だった。その方向性に自信が持てた。

これから帰国したら、日本の将来のために、間違いない方向性だと、様々な会合で大きな声で伝えていきたい。

インド大好き。インドありがとう。

TTT