団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

EU共通外交政策の不在

2010-05-15 19:31:54 | 日記

EUの地盤沈下が止まらない

ニューズウィーク日本版5月14日(金) 17時29分配信 / 経済 - 経済総合
共通外交政策よりも自国の利益を優先、「身勝手な指導者」が欧州をむしばんでいる──

デニス・マクシェーン(英労働党下院議員、元欧州担当相)

 国際政治が今ほど不安定なのは、1930年代以来のことだ。中国やインド、トルコ、ブラジルなどの新興国、それに再び強力な自己主張を始めたロシアは、従来型の民主主義に対してこれまでにない挑戦状をたたき付けている。

 なのにヨーロッパは、EU(欧州連合)拡大を国際政治での発言力拡大に結び付けることができずにいる。それどころか一段と存在感を失っているように見える。

 5月に行われる予定だった毎年恒例の米EU首脳会議は取りやめになった。バラク・オバマ米大統領が今年はこの「写真撮影会」に出席しないことを決めたからだ。オバマは4月8日チェコの首都プラハを訪問するが、それはロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領に会って新しい核軍縮条約に調印するのが目的だ。

 アメリカとヨーロッパには外交分野で共通の利益がある──そんな理解がまかり通ったのは過去の話。今やそんな概念は、まったくの時代遅れに見える。

 こんなはずではなかった。09年12月にはEUの新憲法であるリスボン条約が、10年にわたる紆余曲折の末、鳴り物入りで発効した。

■存在感の薄いEU大統領

 同条約は、EU大統領(欧州理事会常任議長)とEU外相(外務・安全保障上級代表)という2つのポストを新設して、共通外交政策を実現すると高らかに宣言した。だがうまくいっていない。

 一部の識者はEUを脇に追いやり、アメリカと中国による「G2」の時代が来たと騒いでいる。その中国は、気候変動問題を協議したコペンハーゲン会議でリーダー気取りのEUを無視。ロシアもEUとの関係強化よりも、イタリアなど従順な国との2国間関係を築きたがっている。

 EUがイランの核開発問題に神経質になるなか、トルコはそれを鼻であしらうようにイラン大統領の訪問を歓迎した。ブラジルもヨーロッパの意向などお構いなしに、フォークランド諸島の領有権をあらためて主張するアルゼンチンへの支持を表明した。

 問題の一端は、魅力的な人物の不在にある。なかでもヘルマン・ヴァンロンプイEU大統領とキャサリン・アシュトン外相は無名で、良くも悪くも存在感がない。

 だが本当に問題なのは、ヨーロッパの指導者たちが、実のところ共通の外交政策を取るつもりなどないことだ。

 欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、EUの顔としての立場を奪われまいと大統領職の創設に異義を唱えていた。シャルル・ドゴール並みの国際政治のキープレーヤーを自負するニコラ・サルコジ仏大統領は、他のヨーロッパ諸国がロシアの台頭に不安を覚えているのに、最新鋭の軍艦をロシアに売却した。

■ドイツや英国には好都合

 共通外交政策の不在は、自国産業の輸出促進にしか関心がないらしいアンゲラ・メルケル独首相には好都合だ。いまだにコソボの独立を認めずに、バルカン半島問題の全面的解決を遅らせているスペイン政府や、5月6日の総選挙まで外交政策を「保留」しているイギリス政府にとっても都合がいい。

 重要な外交問題でも、各国の意見は割れている。ロシアを阻止するのか迎合するのか、トルコのEU加盟を認めるのか、イスラエルに強硬姿勢を取るのか、アフガニスタンをどうするのか......。

 アフガニスタンに関してはほとんどのEU諸国が派兵に消極的だ。実際オランダでは今年2月、アフガニスタン駐留問題で意見が対立し、連立政権が崩壊している。対キューバ関係のように重要性の低い問題でも、カストロ政権と交渉している国もあれば、独裁体制だとボイコットしている国もあるなど、足並みはそろわない。

 ギリシャのヨルゴス・パパンドレウ首相(外相時代にトルコとの関係を大幅に改善)や、ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相(近隣諸国との緊張を緩和)など、ヨーロッパにも優れた外交手腕を持つ政治家はいる。だが彼らは国内をまとめるので手いっぱいだ。

 EUは重要な問題を放置する一方で、G8(主要8カ国)や20カ国・地域(G20)の首脳会議、IMF(国際通貨基金)の総会では、EUの議席数を3つに増やすよう要求している。実際の行動は伴わないのに体面ばかり気にしている印象を拭えない。

 軍事予算が減るなか、経済面でもゼロ成長または低成長が続くEUは、世界の舞台でますます重要性を失っていくようだ。責められるべきはヴァンロンプイとアシュトンではない。ヨーロッパ全体の利益よりも自国の国益を優先する各国の指導者たちだ。

 当面、EUが共通政策を取れるのは農業と貿易だけで、共通外交政策の実現は夢でしかない。しかもヨーロッパの指導者や有権者がその夢を追う気配は、今のところまったくない。

デブ,米軍に重大な影響

2010-05-15 19:22:22 | 日記

デブは入隊お断り 志願兵確保に四苦八苦 米軍
 【ワシントン=佐々木類】

肥満青年はお断り-。米国で17~24歳の青年男性の27%に当たる900万人以上が、肥満を原因に米軍へ入隊できないことが、米退役軍人で組織するNPO(非営利団体)の調査で分かった。米国内で子供の肥満が社会問題化する中、次世代の米軍を維持するために欠かせない志願兵の確保に重大な影響が出ている実態が浮き彫りになった。






調査を行ったのは、「ミッション・レディネス」という団体で、退役将校や連邦議員が参加、志願兵の発掘や教育を行っている。


 それによると、1995年以降、米軍への入隊を拒否された志願兵のうち約20%が肥満のために入隊できなかった。

肥満が原因で入隊を拒否される志願兵は毎年1200人以上。志願兵の訓練には1人当たり5万ドル(約450万円)、全体では毎年6000万ドルかかるため、訓練について行けず、途中で除隊される危険が高かったり、実戦で役に立ちそうにない肥満青年の採用は行っていない。


 事態を重くみたミッション・レディネスは、高カロリーで栄養価の低いポテトチップなどの「ジャンク・フード」の学校内への持ち込みを禁止したり、学校給食のあり方を抜本的に見直すよう全米の学校関係者に呼びかけた。



 子供の肥満問題に取り組んでいるビルサック農務長官とルーガー上院議員らの調査によると、子供の一日のカロリー摂取量の40%以上が学校でとられ、10~15歳で肥満だった子供の80%が25歳までに肥満だったことが判明している。


 同団体代表のシープ元米空軍中将は、「子供の肥満は戦う集団である軍隊を維持できなくなることにつながり、国家の安全保障にとって深刻だ」と語る。


 子供の肥満解消は、ミシェル・オバマ大統領夫人が率先して取り組んでいる課題でもある。オバマ政権は肥満を防ぐための学校給食の見直しなど子供の食費関連予算として、2011年会計年度で今後10年間にわたり100億ドルの予算要求を議会に行っている。


ダイヤ価値かさ上げ 

2010-05-15 19:19:27 | 日記

ダイヤ鑑定 「全宝協」が価値かさ上げ 業界団体が聴取へ


5月15日2時30分配信 毎日新聞











ダイヤ鑑定
拡大写真
かさ上げ鑑定のイメージ(関係者の証言による)※1カラット以上。たとえば基準石との比較でHと判断したダイヤをGと鑑定する
 ダイヤモンドの鑑定書を発行する大手宝石鑑定会社「全国宝石学協会(全宝協)」(東京都、高橋夏樹社長)が、業界団体の統一基準より意図的に「カラー」(色)を甘く鑑定し、価値をかさ上げしていた疑いのあることが複数の関係者の証言で分かった。かさ上げ鑑定は07年2月下旬から始まり、外部から指摘があった08年10月下旬まで続いた。この間に鑑定対象となったダイヤは約33万8000個。全宝協は「自社評価のずれを修正しただけ」と主張するが、全宝協も加盟し、統一基準を出している「宝石鑑別団体協議会」(同、土居芳子会長)は、基準を逸脱する行為の可能性もあるとして、近く全宝協から事情を聴く。

【関連記事】ダイヤ鑑定:元社員「一律に甘く」 多い日は100個以上

 鑑定業界関係者らによると、全宝協は07年2月24日、東京本社で開いた技術会議で、自社の鑑定担当者がカラー基準石との比較で出した評価より、1カラット以上の石は「半~1ランク」、1カラット未満も「半ランク」鑑定結果を上方に操作することが示され、2日後の役員会議で正式決定された。これを受け東京本社と大阪、福岡両支所でかさ上げ鑑定が始まった。

 08年10月、都内の宝飾店が「全宝協福岡支所の鑑定はおかしい」と協議会に指摘。協議会が鑑定した結果、基準より甘い評価であることが判明した。

 ダイヤ鑑定は国内大手3社が7~8割を占めるが、全宝協はその一つ。全国の大手百貨店などで小売りされる高級ダイヤには必ず鑑定書が付いており、主にダイヤの価値を決める判断に利用される。1カラットのダイヤの場合、カラーが1ランクかさ上げされると、小売価格で数万円~十数万円高くなるという。かさ上げされたダイヤを買った消費者や、仕入れた百貨店などの小売業者は、従来の評価より高く購入したことになる。

 福岡支所の元社員は「輸入ダイヤが本来の価値より高く評価されるほど輸入会社は大きな利益を得る。会社は甘い鑑定を出すことで鑑定の受注増を図ったのではないか」と話す。【反田昌平】

 ◇評価に公的基準なし カラット以外は人が判別

 鑑定書はダイヤだけに存在し、重さやカットなどの品質が記されている。いわゆる保証書のような印象を与えるが、発行するのはあくまで民間企業で、評価基準などに公的な裏付けはない。国際基準も、宝飾先進国である欧米の大手民間機関が独自に定めたものに過ぎず、日本では主に米国の手法が導入されている。

 代表的な評価項目は「4C」だ。色の濃淡を示す「カラー」▽重さの「カラット」▽研磨の出来を評価する「カット」▽不純物の有無を示す「クラリティー」の四つ。いずれも頭文字が「C」のため、こう呼ばれている。4Cの組み合わせでダイヤの品質はほぼ決まるが、機械で完全に計測できるのはカラット(1カラットは0.2グラム)のみ。他の項目は専門機器で判断することがあっても、最終的には鑑定する人間の感覚で決まる。中でも肉眼で判別するカラーは感覚に左右され、評価がばらつきやすいとされる。

 鑑定書の信頼性、公正さは消費者だけでなく、売り手にとっても重要だ。全宝協が加盟する「宝石鑑別団体協議会」などは、90年代に米国の大手鑑定機関の協力を得て、ダイヤの評価項目「4C」のうち、「カラー」について基準石セットを作り、加盟者に保管を義務づけた。等級ごとの色見本を同じにすることで評価のずれを防ぐ仕組みだ。ただ、消費者は細かな品質を見抜けないため、業者側の「基準石通りに評価した」との言葉を信じるしかない。鑑定会社には基準の運用について高いモラルと慎重な対応が求められる。



「ステテコ」使う女性増える

2010-05-15 17:20:23 | 日記

「ステテコ」おしゃれになって復活 部屋着として使う女性増える


5月15日10時42分配信 J-CASTニュース









「ステテコ」おしゃれになって復活
カラフルな柄物が人気。アズ
 年配の男性に愛用者の多かった下着「ステテコ」が最近、若い男性に売れている。おしゃれな柄物が登場して、部屋着としても人気が高まり、自分用に買っていく女性もいる。

 下着メーカーのアズ(大阪府箕面市)が運営するウェブサイト「steteco.com」によると、明治時代に着物やハカマの下に履くものとして生まれた。明治13年頃に落語家・三遊亭円遊が舞台で披露した半モモヒキをみせる踊りが「ステテコ踊り」と言われたのがきっかけで、半モモヒキを「ステテコ」と呼ぶようになった。

■1~4月の出荷数は前年の約3倍

 年配の男性が履くイメージがあるが、最近は若い男性に売れている。といっても白や肌色の無地ではなく、カラフルな柄物が人気だ。

 アズでは百貨店やセレクトショップ、インテリア雑貨店での取扱が増え、2010年1~4月の出荷数は前年の約3倍に伸びた。

 広報担当者は、

  「梅雨の時期にはムレ対策としてスーツの下に着て、夏場は1枚で部屋着として使うこともでき、下着、部屋着として両用できるのがいいところです」

と魅力を語る。

 アズのオンラインショップで行ったアンケートで、購買層は20~70歳代と幅広いことがわかった。また店頭のスタッフの話によると、自分の部屋着にと買う女性もいる。

■3000円台後半がよく売れる

 東武百貨店池袋店は2009年から、若者に向けてステテコの販売に力を入れている。10年は展開ブランドを1.5倍に増やし、紳士肌着売り場に100種類以上を揃えた。花柄やアロハ柄、ジーンズプリントを転写したものなどバラティ豊かだ。

 価格は1785円から6300円で、広報担当者によると3000円台後半のものがよく売れている。4月29日から5月5日のゴールデンウィーク期間中は気温が急上昇したこともあり、前年の6倍にあたる183枚が売れた。「これから暖かくなると、もっと売れるだろう」と広報担当者は期待する。また、ここでも一番小さいSサイズをルームウェアとして買っていく女性の姿が見られるという。