祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 五輪ロゴ騒動終わらず ネット住民の怒り買った“次の標的”

2015-09-05 19:00:47 | 政治


「たった3500億円も出せないのか」と国民の血税を湯水のごとく使おうとした森。利権まみれで、国民から集めた年金や保険料も補助金という名目で好き放題に使い切り、国家の安泰や国民の生活など全く興味の無い森や自民党、官僚。こんなバカが偉そうにしている国は滅んでいるのでしょうね。中国のように不正をしている奴らをどんどん摘発し、財産没収の上、刑事罰を与えねば日本は変わらないでしょう。
一般国民の怒りを拡大させねば・・・・・・
以下、日刊ゲンダイより転載します。




森

東京五輪エンブレム騒動は「使用中止」の決定でチャンチャン、とはいかなかった。騒動の火は収まるどころか、原作者でアートディレクターの佐野研二郎氏(43)による京扇子の老舗や多摩美大のポスターなど、新たな“盗用疑惑”まで報じられている。ネット住民の怒りの矛先も、佐野氏から、大会組織委の森喜朗会長(78)らトップにも向かい始めている。

「ネット住民にとって、もはやエンブレムの良し悪しは問題ではない。いまや“階級闘争”になりつつあります」と、ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう言う。

「組織委サイドはこれまでずっと〈素人が口出しするな〉と言わんばかりの“上から目線”の態度だった。それにネット住民が反発。怒りが原動力になって、ここまで騒動が大炎上したわけです。それなのに、武藤敏郎事務総長は使用中止の会見で『一般国民には分からない』なんて上から発言で神経を逆なで。ネット住民は〈あいつらは何も反省していない〉などとカンカンです。エンブレム騒動は下火どころか、ネット上で〈上級国民〉などと呼ばれる権力者VS一般国民の闘争に移りつつあります」


森会長の「ひどい目に遭った」が火に油

 森会長に至っては、この期に及んで「ひどい目に遭った」などとまるで他人事。怒りの火に油を注ぐ始末で、ネットの掲示板は〈老害だ〉〈伝統芸の責任回避〉〈トップが代わらないと何も変わらない〉……森会長、武藤事務総長、審査委員代表の永井一正氏(86)ら幹部連中の“罪”を問う声が燃え広がっている。

「『さっさと使用中止にしろ』と水面下で説得されていたにもかかわらず、武藤事務総長ら組織委サイドは『国際的な信用問題になる』と突っぱね、騒動を長引かせ、国内外の信用を失墜させた。その責任は重大ですが、武藤事務総長は『誰に責任があるかという議論はすべきではないし、できない』などと言い逃れ、誰ひとり責任を取ろうとしない。それどころか、永井審査委員代表の“続投”の可能性までささやかれています」(組織委事情通)

まあ“一般国民”は到底納得できない。

「いまのエンブレム騒動は〈国民をナメるな〉という“一揆”です。トップが引責辞任するなど全面降伏するまで、上級国民VS一般国民の闘争は、延々と続けられるでしょう」(井上トシユキ氏)

 佐野氏は、多摩美大の教授職まで危ぶまれている。もうボロボロだ。競技場、エンブレムに続いてトップ人事も“白紙撤回”した方がいい。




・ NHK日曜討論会のお知らせ

2015-09-05 18:26:06 | 山本太郎 国会議員


明日(9月6日)の午前9時よりNHKの日曜討論会に山本太郎さんが出演するようです。テレビは見ていないので、ラジオで放送を聞きましょう。前回も1分ほどしか時間の割り当てをもらえなかったのですが、今回はどうなるんでしょうね。どんどんおかしいことを、ハッキリと指摘し、適当に誤魔化して逃げる自民党を追い詰めなくては・・・・・・
お知らせを転載します。




山本 太郎
山本太郎


[お知らせ]
NHK日曜討論に出演します!
是非、見てください。
日時:9月6日(日)
午前9時00分~午前10時25分
NHK総合・ラジオ第1


「迫る会期末 どうする 安保法案」
http://www4.nhk.or.jp/touron/

・ 何と日本的。「女子に三角関数、何になる?」発言

2015-09-05 01:37:15 | 社会・経済・政治


伊藤祐一郎と言えば鹿児島の知事で、川内原発再開を支持した男。県の総合教育会議で発言したことが、ニュースに取り上げられています。基本的に物事の判断基準がおかしいので、話したことも問題ではあるが、その後の対応も情けないものです。利権しか頭にない政治屋の良くあるパターンで、自分は素晴らしいのだと偉そうにしているが、いざ周りから批難があがると取りあえず火消だけをしようとする・・・・人間として本質を見られているのに、本人は目先のことだけしか頭が回らず、適当に誤魔化せばすむと思っているのでしょう。なんとも情けないものですね。
Web Ronzaより転載します。



何と日本的。「女子に三角関数、何になる?」発言
伊藤鹿児島県知事、あわてて撤回するなど日本男児として恥ずかしいですよ

高橋真理子 2015年09月02日

伊藤祐一郎知事



 鹿児島県の伊藤祐一郎知事の女性差別発言は、「日本的なるもの」をしみじみ感じさせる出来事だった。九州の風土という面もあるのかもしれないが、やはり日本の中枢を占める男性陣の多数派の発想がそのまま出たという面の方が強いと思う。あわてて撤回して表面だけつくろうというのも、日本ではお定まりの作法だが、こんな撤回は誠に恥ずかしく、日本男児なら潔く発言を認めて謝罪するのが筋だということぐらい、せめて気づいてほしい。

 南日本新聞によると、8月27日に開かれた県の総合教育会議で伊藤知事は「高校教育で女の子にサイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか」「社会の事象とか植物の花や草の名前を教えた方がいい」と述べた。

 28日の会見で発言の真意を問われた知事は「サイン、コサイン、タンジェントの公式をみなさん覚えていますか。私はサイン、コサインを人生で1回使いました」「女性を結びつけて口が滑った形でしゃべった」などと釈明し、発言を撤回する考えを示した(朝日新聞デジタル)。

 つい思い出すのは、英国のノーベル賞学者ティム・ハント氏の6月の女性差別発言である。「研究室に女性がいると面倒が起こる。男性が女性に恋をする、女性が男性に恋をする、そして女性を批判すると泣き出す」と韓国で開かれた科学ジャーナリスト世界会議の昼食会で述べ、大問題になった。

 両者を比べると、日本的なるものが浮かび上がる。

 まず、伊藤知事は、女性が科学知識の必要な職業に就くことを想定していない。想定していないから、そういう教育は必要ないという発言になる。一方、ハント氏はその後に続いた発言で「だから研究室は別々がいい」と言っており、女性が研究者になることは当然の前提としている。

 次に、伊藤知事の釈明は「口が滑った」である。ハント氏は「あれはジョークだった」だ。「口が滑った」というのは、心の中にあるものをつい言ってしまった、ということだ。思っていることをそのまま言うのは、本来なら歓迎されることだ。日本にはどこかに「思っていることをそのまま言ってはいけない」という規範があるから、あるいは面従腹背は当然のことで表面だけつくろうように奨励されているから、「口が滑った」が言い訳として通用してしまう。おそらく日本以外の国では、これは言い訳として通用しないのではないか。

 最後の違いが「発言の撤回」だ。伊藤知事は、撤回すればコトが収まると考えていることが伺える。一方のハント氏は、そもそも誰からも撤回など求められず、逆に「発言したことを認めよ」と韓国女性科学技術者連盟から迫られ、発言したと認めて謝罪している。

 文系の伊藤知事は、おそらく古文はよく勉強されただろうと思う。「綸言汗のごとし」という格言は当然ご存じだろう。ウィキペディアを参照すれば「皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言」で、平家物語や太平記にも引用されているとわかる。知事がこの格言を学ばなかったはずはない。サイン、コサイン同様、勉強はしたけれど人生に生かしたことはないということなのか。

 しかし、知事発言で何よりも問題だと私が感じるのは、女性の生き方を男性である自分が指南できると思い込んでいることだ。それは、他人から見れば傲慢以外の何者でもないのだが、おそらくご本人は気づいていないのだろう。

 「女性に教育は不要」という思想は、過去の遺物ではない。現代社会でもタリバーンは女性を教育の場から排除し、それに対してノーベル平和賞を受けたマララさんが命をかけて闘ってきた。そして、少なくともすべての先進国はマララさんを称賛し、支援していると私は理解している。なぜなら、男性であろうと女性であろうと、学びたいことを学べる社会をどの国も目指しているからだ。男性であろうと女性であろうと、人間として尊重されるべきであるとどの国も考えているからだ

 マララさんは外国の話、日本は別、という発想をしがちなのも、「日本的なるもの」の一つではあろう。

 伊藤知事には、今回の発言がなぜこんなに反発を浴びたのか、よくよく考えたうえで9月県議会に臨んでいただきたい。県議会での発言は、きっと全国で注目されるだろうから。