祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 橋下徹 大阪市長

2011-12-15 02:03:30 | 橋下徹 大阪市長
2011年12月14日。
今日の「ミヤネ屋」で大阪市の新市長 橋本徹さんが出ていました。
思っている以上にまともな人ですね!橋本さんの経歴上、あそこまで分かるとは考えられないので、相当優秀なブレーンがいるか、それとも、正しい情報を提供してくれる人が傍にいる事になりますね。また、そのブレーンからの提案や情報を正しく理解できる能力が高いことも素晴らしいですね。・・・・

大阪都構想の原点は、組織論にありますね。
市長のすぐ下に「区長」のポジションを置き権限を持たせること、そしてその職位を「公募」により人を任命するとのことです。区長には、「重い責任」と「権限」そして「身分保証なし」にするようですね。区長の期間は4年間。ビジネスの世界では、ごく当たり前の事ですが、公務員の世界に導入するとは凄いですね。仕事をしてその職務を果たし、その成果に対して給与を貰うと言うこと自体は当たり前のことですけどね・・・・公務員の世界は、「通勤給」とか「存在給」ですので、毎日通っていれば給与がもらえるか、その場所(その建物)にいれば給与がもらえますものね・・・・「仕事の成果」なんてその意味も分からないでしょうしね・・・更に年功序列で能力や職務の責任に関係なく給与が自然にアップし、尚且つ、身分保障がされている?????
これらの行政機構を作りかえ、恒久的に継続できるシステムの構築することが、今回の大阪都構想の中心課題とのことですね。これが実現されると、他の自治体へ影響は計り知れないし、国政への影響もありますね。これにより、優秀でまともな公務員が、国民のために職務を果たせる世界が構築されることになります。それに、期限付きで成果が求められれば、本当に公僕としての認識の無いものは務まらないでしょう。公務員はキツイと思われる職務にできるのならば、その責任に対して報酬がいくら高くても問題にはならないでしょう。また、本当に優秀な人材が集まって来るでしょう。

現在いる区長は24人だそうです。今回の公募に対して、公務員も対象にするということを伝えたところ、その24人のうち、応募するのは6人だけだそうです?・・・あとの18人は、身分保障があり、責任の無い仕事をしたいみたいです?・・・・そんなレベルの人間が、一つの組織の責任者でいること自体、ビジネスであれば経営が悪化しますよね・・・・
身分補償の話であれば、大阪市職員の話が出ていました。新聞などで、橋本府知事時代にさんざん悪態をついた上に、今回、大阪市長になる事に対して、「橋本が嫌いだ。橋下の下では仕事がしたくない。どこへでも好きなところに飛ばしてくれ!」と言っているようですね?・・・全く常識が無いことと、根性が腐っていますね・・・行政に対して問題点を指摘することや改善提案することはごく当たり前ですが、政治問題に口を出したあげく「橋下が嫌いだから、どこでも好きなところへ移動をかけろ」と言うのは、全く論理性がありません。仕事をするうえで「命令」と「職務追行の対価しての報酬」という基本的な部分が欠如していますね。発想が、身分保障のあることを前提に、職務を果たさず責任を持たないで、給料だけは受け取りたいという役人特有のこずるい考え方ですね。こういう役人が、偉そうに職場で威張っているから、組織全体の生産性を下げ、まともに働いている多くの公務員のイメージダウンをするのでしょうね。しかも、退職してまで自分の公言したことに対する責任は全く無い。あきれるばかりですね!

今回の橋本さんの話を聞いていて、国の行政と全く違うということがありました。これが、大阪都構想の基本にあることが、あれだけの強いエネルギーになっているのでしょうね。地位や金銭が問題ではなく、改革に激しい情熱を燃やしているんですね。男としてロマンですね!!
国は、中央に権限を集中させようとしています。大阪は、権限を分散させようとしています。これは、組織を動かすにためには全く異なる動きになります。大きな組織を正常に動かそうとすれば、権限の分散しかないのです。それは、世界の歴史を見れば歴然としています。ただし、情報だけは中央に集約する組織が必要になります。
これらを表現したのが、「府市統合本部」や「区長の公募」という形で表れています。橋下さんが素晴らしいと感じるのは、この基本的な抽象論を、具現化するための組織づくりをしていることです。そして、それを実現する気迫があることです。

橋下市長 ガンバレー!


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