ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

野良犬と忘却 2

2008-09-25 22:55:42 | 

東京に来てから住居を3回替えました。
はじめは川崎のアパート、次に祐天寺、そして今。


そのほかに「別宅」が2か所ありました。
時を隔てて、一か所は東中野、もう一つは麻布十番。
別宅などというと聞こえはよいですが、野良犬よろしく、
単に女の人のアパートに転がり込んでいただけのことです。


東中野は半年くらい、麻布十番はもう少し長かったか…


不毛な時間が流れていました。


川崎に住んでいた頃、しこたまお酒を飲んでメロメロになり、夜中帰宅する途中に、
同年代の若い兄ちゃんにしこたま殴られ道端に伸びていたことがありました。
なにか面白くないことがあったんでしょう、僕から絡んでいったのかも知れません。
翌日、顔が倍に膨れ上がったまま会社に行き、周りから驚異の目で見られました。


荒れた日々が続いていました。



仕事だけは朝から晩まで、狂ったように行いました。

けれど、それが何になると、いつも思っていました。



体を鍛えようと思いました。本をいっぱい読もうと思いました。
生きていかねばなりません。生きるために何かをせねばと今は思っています。
野良犬と忘却の繰り返しではいけないと思っています。



にほんブログ村 本ブログへ