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河野彰国講師がフィリピンでご奉公させていただくため昨日、成田を出発しました。
20日まで、マニラとネグロス島の中心、バコロド市で御講をつとめます。
また、ネグロス親会場では結婚式の申込みがあり、いよいよ挙式となります。
また、教化ができていて御本尊様を東京からたくさんお伴をさせていただき、現地でご奉安のご奉公をさせていただきます。
スリランカでもご弘通が進展し、沢山お教化ができていますが、フィリピンもそれにあやかり大勢の佛立菩薩がうまれるよう願っています。いつでしたか、スリランカでご奉公なさっている福岡御導師に、どうして、そんなにお教化ができるのでしょうかと質問したことがあります。
それに対して、スリランカの人はご信心したがっているからと答が返ってきました。
なるほど、フィリピンも同じことが言えます。
仏教はほとんど渡っていませんが、キリスト教でもいろいろな派があり、また、中にはかなり過激なキリスト教系の新興宗教があるそうです。そういうものも含め、フィリピンの人たちは「宗教」「信仰」を求めているので、ご信心の話が通じるようです。
でも、そこで佛立宗はどこがありがたくて、キリスト教とはどこが違うのかということは話さないと教化できません。また、実際に現証というものをこの目で見た、体験した・・・命を助けていただいたという現地の人の感動的体験がご弘通の後押しをしています。
日本は言葉より活字にしたもの、ナマの話よりメディアに乗せられた話、距離が近い人より権威ある人の話を信じる傾向があります。
でも、ある意味、それは倒錯ですね。フィリピンではなんと言っても、この目で見たこと、この身体で体験したことを信じますし、それを人に話せば、人も信じます。
いま、日本はひねくれていて、開導日扇聖人が
【御題】道理証文よりは現証に過ずと
「現証の 御利益あれば おのづから 人の信ずる 妙法の五字」
とお詠みになっていますが、素直に目で見た現証を信じない人が増えているようです。
フィリピンは確かに貧しい国かも知れません。でも、フィリピンの子どもたちは目が輝き、大人も何かにすがろうとして真実の信仰を求める気持ちが強く伝わってきます。昔の日本の原風景はこのような感じではなかったのかなぁとフィリピンに行った時に思いました。
心が大変に豊かな人たちがフィリピンにはたくさんいます。こういう国に縁ができて、お祖師様の「一天四海皆帰妙法」の悲願を果たすべく、その一翼をになえることはありがたいですね。
(写真はネグロスで新入信の人たち)
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