昨日は、当山において平和祈念・戦没者慰霊法要がとりおこなわれました。
お盆の休暇中にもかかわらず、ご信者が心を込めてお参りをしてくださいました。
日本各地で行われる合同の慰霊法要は、いろいろな宗教、諸宗派がありますから、そのつとめ方も、いったいどのようにするか大変です。
何しろ、拝み方も、拝む対象も違いますから、一緒に合同で慰霊法要をしようと言っても、実際は難しいのです。そこで、入れ替わり立ち替わり、いろいろな宗派のやり方で慰霊するということになりますが、これも大変です。
平和を願う気持ちは一つでも、平和を推進する団体が異なると、争いが起きることがかつてあったようですが、それは困ったものです。
戦争でなくなった方を弔う気持ちがあるなら、それぞれの場所で、それぞれが心を込めて、自分流のやり方で静かに冥福を祈ると良いと思います。
無宗教の共通の追悼施設を建てようとする動きがありますが、どうやって弔いをするのか不思議です。手を合わせるのは仏教徒、手を打つのは神道、十字をきるキリスト教。どれにも依らない礼拝はありえません。
せいぜい、一緒に黙祷をするくらいです。それなら慰霊施設ではなく、戦没者をしのぶ平和会館とか反戦会館などというものを建てたら良いのではないかと思います。宗教者のように慰霊という形を取らなくても、一般の方は平和を愛し、戦争を憎み、反対する運動をNGOの形でできればよいのではないでしょうか。
8月6日から8月15日までは、日本人は平和について、真剣に考えなくてはならないと故・大岡昇平さんが言っておられました。
実際に被爆を経験した国なのですから、その事を意識してよく、考えるべきだと思います。
平和を築くのは、結局は子どもの頃からの学校教育、家庭教育、宗教教育によります。その宗教も、聖戦を主張するような宗教ではなく、他者に対して寛容な宗教でなくては逆効果です。要するに宗教戦争を起こす宗教では、他の団体と争いを起こす平和団体と同じです。
このようなことを書き綴っていましたら、先日、「さかなしゃん」からコメントを頂きました。
「・・・ 昔『長崎を忘れないでね』といった8/9の原爆投下直後の地獄模様を描いた絵本を思い出します。図書館の隅で誰にも借り出されず、悲鳴を上げてる様でした。どうか御導師様、遠妙寺でもこれから仏教の視点からの平和教育をし続けて下さい。今の薫化会の小さなお子さん達の世代でも平和が続きます様に 合掌」
コメントありがとうございます。
お盆の休暇中にもかかわらず、ご信者が心を込めてお参りをしてくださいました。
日本各地で行われる合同の慰霊法要は、いろいろな宗教、諸宗派がありますから、そのつとめ方も、いったいどのようにするか大変です。
何しろ、拝み方も、拝む対象も違いますから、一緒に合同で慰霊法要をしようと言っても、実際は難しいのです。そこで、入れ替わり立ち替わり、いろいろな宗派のやり方で慰霊するということになりますが、これも大変です。
平和を願う気持ちは一つでも、平和を推進する団体が異なると、争いが起きることがかつてあったようですが、それは困ったものです。
戦争でなくなった方を弔う気持ちがあるなら、それぞれの場所で、それぞれが心を込めて、自分流のやり方で静かに冥福を祈ると良いと思います。
無宗教の共通の追悼施設を建てようとする動きがありますが、どうやって弔いをするのか不思議です。手を合わせるのは仏教徒、手を打つのは神道、十字をきるキリスト教。どれにも依らない礼拝はありえません。
せいぜい、一緒に黙祷をするくらいです。それなら慰霊施設ではなく、戦没者をしのぶ平和会館とか反戦会館などというものを建てたら良いのではないかと思います。宗教者のように慰霊という形を取らなくても、一般の方は平和を愛し、戦争を憎み、反対する運動をNGOの形でできればよいのではないでしょうか。
8月6日から8月15日までは、日本人は平和について、真剣に考えなくてはならないと故・大岡昇平さんが言っておられました。
実際に被爆を経験した国なのですから、その事を意識してよく、考えるべきだと思います。
平和を築くのは、結局は子どもの頃からの学校教育、家庭教育、宗教教育によります。その宗教も、聖戦を主張するような宗教ではなく、他者に対して寛容な宗教でなくては逆効果です。要するに宗教戦争を起こす宗教では、他の団体と争いを起こす平和団体と同じです。
このようなことを書き綴っていましたら、先日、「さかなしゃん」からコメントを頂きました。
「・・・ 昔『長崎を忘れないでね』といった8/9の原爆投下直後の地獄模様を描いた絵本を思い出します。図書館の隅で誰にも借り出されず、悲鳴を上げてる様でした。どうか御導師様、遠妙寺でもこれから仏教の視点からの平和教育をし続けて下さい。今の薫化会の小さなお子さん達の世代でも平和が続きます様に 合掌」
コメントありがとうございます。