免疫って大切なんですね 阿保徹教授の本を見て

2009年06月08日 | Weblog
先日、佛立研究所を訪ねました。山村女史に勧められ、新潟大学大学院教授、安保徹氏の本を2冊、余っているからというので分けてもらいました。
これがすばらしい内容で、買って良かったというのが偽らぬ感想。
この高名な先生に、名古屋での講演会を依頼したというのですから研究所はなかなか素晴らしい人選びの術を心得ていると感心しました。

安保教授はアメリカ・アラバマ大学留学中の1980年に、ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体を発見、89年には胸腺外文化T細胞を発見、9年前の2000年には、胃潰瘍の原因が胃酸だという定説を覆して注目された免疫学の権威です。
 200を超える英文論文を発表している国際的に活動している先生で、著書多数。
そのうち、今回購入したのは、「病気は自分で治す」(新潮文庫)と「安保流 ピンピンコロリ術」(五月書房)の二冊です。 
「今の時代、多くの人が慢性疾患で苦しんでいます。ガン、膠原病、潰瘍性大腸炎、アトピー性皮膚炎腰痛、高血圧症などです。・・患者は病気を治してもらうために熱心に通い続けています。しかし、このような慢性疾患は、なかなか治癒に至らないというのが現状なのです。これらの疾患では、ガン患者には抗ガン剤や放射線照射、膠原病患者には消炎鎮痛剤やステロイドホルモン剤といった治療が施されていますが、これらはあくまでも対症療法であって原因療法ではありません。確かにこれまでのように病気の原因が突き止められなければ、対症療法もやむをえないものだったといえるでしょう。・・ガン患者が・・ガンが再発したり、残念ながら死亡してしまっても・責任が問われず・・ある程度理解し納得している・・これからはこのような状況から脱却する必要があるのです。なぜなら、慢性疾患や難病と呼ばれているほとんどの疾患は、患者自身の生き方と偏りに起因しているからです。一例を挙げれば、長時間にわたる労働や心の悩みをずっと抱えているような生活です。このような生き方は交感神経を緊張させ続けます。交感神経が緊張しっぱなしになっていると、やがては血流障害と白血球による組織破壊が起こり、ついには膠原病やガンになってしまうのです。」と、「病気は自分で治す」の冒頭に述べられています。
 本を読み進むにつれて、前から私たちが疑問に思っていたことにズバッと答えてもらっている内容で、まさに目からウロコが落ちたという感じです。
 いやー、本当に病気を治したいなら、小手先でなく生き方まで変えなくてはならないのですね。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (さかな)
2009-06-09 01:23:35
桐島洋子姉が病気は自分で治すと言う書物の帯を書かれていましたが、なんか心のドアノックされなかったので買いませんでした。 う~ベストセラ~よりこちらをいち早く読ませて頂いて納得できたような(汗)
Unknown (ma-donnamama)
2009-06-09 18:22:05
「病は気から」とよく聞きます。ご信心で心を正し明るく日々を送れたら良いですね速読んでみます。 ありがとうございます。

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