このあいだ、こんな事がありました。

2010年03月11日 | Weblog
先日、ある方のお墓に行きました。
遠方の霊園から遠妙寺雑司ヶ谷墓地に改葬することとなり、11時半に待ち合わせしました。
ところが、跡を継いだ娘さん夫婦のうち、ご主人が見えていません。
あとで事情をお話しするということで、御回向が終わり、お墓の御題目の開眼を解き、遺骨をお墓から出しました。遺骨は雨が降り続いたためか、完全に水没状態。
無事に取出して、あとは墓石やさんにお願いして、遺骨をもらって、その後はお昼のご供養。
そこで、話を聞きますと、なんとご主人は飼い猫の捜索をしているとのこと。
前々日くらいに、ご主人がチョット油断して戸を開け放していたスキに脱走したとのこと。
それ以来、責任を感じて、近所から何から探し回って、目撃証言を求めて歩き回っているとのこと。
これは今やペットは家族の一員どころか、家族以上の家族だと思いました。
我が家でも、さくらがそういう存在でした。
日本中がそうう扱いで、お葬式でも人間の場合は簡略化をしているのにペットの場合はより丁寧に、より時間をかけ、より悲しみつつお葬式をする傾向です。
分かるような気もします。
でも驚いたことに、そのいなくなったネコちゃんは24歳にもなるとのこと。
そして亡くなった方のお骨をお寺にお預かりした日に、転居したばかりのお宅にかえってきたとのこと。
奇跡的ですね。
犬には帰巣本能があるのでしょうが、24歳の老ネコが転居したばかりの家に帰ってきたというのは!
しかも3日も雨、4日は土砂降りで、よく無事だったなぁと、純粋に感心しました。

コメント (1)
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