どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

Perfume、所謂“アイドル”になれなかった3人

2018年04月12日 22時30分00秒 | 音楽
「CDTV 祝25th SP」で、10年前の初出演時の3人の姿...。

続いて同日深夜NHK放送「シブヤノオト」で10年後の自分たちはどうなっているか?への回答。

かしゆかが迷いなくこんな風に答えていると、すごく安心(*´д`*)...でも本当にそんな感じがしています。一生 Perfume でいてほしい(*^m^*)

そして女王蜂のアヴちゃんのコメントが最高に良かった。

「初めて見たときにほんとに...凄い!世界で替えの効かない人って、この人たちの事だなっていう風に思って...」感無量な3人の表情も印象的です。

...でこんな流れで、今や懐かしの「Fan Service[bitter]」を久々に見たんですが、これが今更ながらというか改めてというか、物凄い完成度とクオリティなんですよ(*^o^*)

2006年12月21日のステージだから、もう11年以上も前なんですが、この時点で現在に繋がるあらゆる要素が含まれており、遜色のないパフォーマンスを繰り広げているワケです。

そしてふと思いました...これじゃアイドルにはなれない...なと。

いわゆる「アイドル」の定義の一つに「未熟さ」があり、ダンスも歌もチーチーパッパで充分、可愛さと若さだけがあれば良い、ファンはその成長過程を楽しみ、成長したらサッサと卒業してもらって、また未熟な人へと移行...みたいなサイクルがあると思うんですが、明らかに Perfume は外れちゃってる。

曲調も当時の流行とは別次元のものだし、ダンススキルもフォーメーション含めてプロのダンサーと引けを取らない。

それでも3人は切磋琢磨してクオリティを上げることしかなかった..指針を示すはずのプロデューサーも不在で、自ら考えて邁しかなかった。

当時のアイドル系イベントにも参加してますが、明らかに浮いていますしね(^_^;

ステージをはけた後、楽屋で「みんな可愛かったね...」なんて言って、コンプレックスの塊になってたりして。

アイドルファンの求めるものから離れるばかりで...その層は食いつかなったと思われるんですよね。

なのでメジャーデビュー以前は、本人たちのアイドルになりたいという思惑とファン層が一致せず、チグハグになってしまった...。

そんな状態の中で、食いついてきたのが楽曲の良さをオリジナリティを感じた音楽ファンだったというのも頷けるんです。

そんな事を考えながら「Fan Service[bitter]」を見ました。もちろん十代なのでキレとキラキラ感は特有のもので、アイドルたらんとしている気持ちもビンビン伝わってきますが、本人たちも気づかないポテンシャルが多分に含まれていて、「世界で替えの効かない人」の萌芽をタップリと感じさせてくれます。

本当に名盤と言えるライブ映像だと見る度に思います(^_^)




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