どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

MIKIKO先生、振り付けについてのコダワリ

2016年01月29日 20時00分00秒 | 音楽
TOKYO FM「ラブコネ MUSIC BARISTA」に出演されたMIKIKO先生(^_^)

印象的なコメントでしたので、メモメモ...。
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振り付けについてのコダワリですが、まず振り付けが完成したときに一度、音を消してみて、ビデオを見て、音楽がなくても振り付けだけで、その曲の音が立体的に見えているかとか、歌詞の世界観が表現できているか、というのを必ずチェックするようにしています。

あとは、振り付けする相手の性格やクセや身体の特徴を研究して、振り付けに反映するようにしています。アーティストや踊り手に見合うお洋服やメイクを選ぶように、振り付けをコーディネイトしていきたいなと思っています。

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これって振り付けに限らず、映画・アニメ・マンガなどの映像を主体としたメディア全体にも言える事ですよね。

長々としたセリフだけに頼って、絵や動作で表現しない人を時折見かけますが、そういうのって陳腐でホントつまらないです。

サイレント時代から映画を作り続けた小津安二郎には、セリフに頼らず、動作や表情で意図が伝わるものがありますし、アニメですと宮崎駿や安彦良和の絵に芝居をさせる細やかさで、映像だけで楽しめる要素があります。

巧いと感じる人は本当に音声に頼らないものなんですよね。

MIKIKO先生の独自の活動である ELEVENPLAY の公演「MOSAIC ver.1.5」を鑑賞したとき実感しました。


70分近くにもなる長尺ステージですが、セリフは一切なく、BGMとダンスだけで物語る演出に舌をまき、心を揺さぶられました(*^o^*)

ミュージカルでもなく、単なるダンスでもない...それまで観たことのない世界で、本当にMIKIKO先生の潜在能力がハンパなかった...。

彼女には日本の古来の「幽玄」や「もののあはれ」が確かにあり、一見派手でスピーディーな中に一瞬時間が停止したような超時空感があると思うんです。

それは Perfume や BABYMETAL の振り付けにも活かされており、惹きつけられる要素にもなっているワケで。

先週放送のJCDでも取り上げてましたよね(^_^)

五感に響く作品作り

パフォーマンス・アート
表現する人が身体だけをつかって作品を構成し、それだけで作品となっている芸術の事


2006年からニューヨークに留学
パフォーマンス・アートに感銘を受ける


歌詞をビジュアライズ

重低音メタルもキュートに

ジャンルレスなダンス!

プロじゃなくても大丈夫!


私自身8年前に Perfume に出逢い、どうしてこんなにも心揺さぶられてしまうのか...少しずつ判ってきたような気がしています(*^_^*)

三人は本当に良い師匠に出逢ったものです...。