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どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

行きたかった...平成ガメラ降臨祭(×_×)

2021年04月20日 21時50分00秒 | 映画
4月11日...池袋HUMAXシネマズにてイベント上映...。

一日かけて三部作すべてがスクリーンで鑑賞できる上に、監督・金子修介さんはじめ、出演者である蛍雪次朗さんと中山忍さんまでもがステージに立って、タップリとトークしてくれるという夢のイベントなのでした...。

折悪しく...東京はコロナ第4波が始まる気配をみせ、長時間おなじ場所に留まることのリスクが強まる一方で...万が一感染でもしたら誰にも顔合わせができないなと(´д`)

最後の最後まで悩みまくりまして、泣く泣く結局断念した次第...(´;ω;`)

せめてもの救済措置としてキャンセルしなければ特典グッズだけは貰えるとのことで、有り難く頂戴しました。

前述のお三方のサイン入りプロマイドと缶バッチです。

貴重な品を受け取れたのは嬉しいけど...やはり参加できなかった悔しさを埋めることはできませぬ...。

行けない気持ちを紛らわせるためにこの日は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を近所のシネコンで観たワケだけど...。

あぁ...コロナ禍なんてなければ勇んで参加したものを...本当に憎さ倍増ですわ!!ヽ(`Д´)ノ



シン・エヴァンゲリオン劇場版、観賞4回目

2021年04月11日 20時15分00秒 | 映画
今回は総監督・監督の舞台挨拶という極めて希なイベントなので、これは!と思い行ってきました(^_^)

直前に確認した予約状況...。

実際には1〜2割増だったかなと。客層はいつも通りで、三十代あたりが中心で、男性多め。

さて本編についてですが...4回も観ていると各シーンの感じ方にも変化と気づきが生じてきまして、今回はAパート・第3村について少々。

初見は意外な展開にただただ驚き、2回目でジブリっぽいのやりたかったからかねぇ...って思ってたんですが、今回の鑑賞中に「とんとんとからりと隣組〜♪」が脳内再生されてきて、あぁコレって「この世界の片隅に」だなぁ...と。

そう思いながら観ていると、綾波レイ(仮称)はすずさんだし、村で行われている様々な出来事に驚き戸惑う姿が同じだなぁと。レイが触れあうオバちゃん4人もどこか呉の隣組の面々と似た顔つきだし...。

監督・片渕さんのインタビューで、庵野さんが作品への感想を言ってたことを思い出しました。
昨日、庵野秀明君に会って「観た?」って聞いたら「観た。なんだあの女、ぼおっとして。首締めたくなった」って(笑)。でもそんな女性の裡に色々なイマジネーションが存在しているからこそ、愛おしくなるんじゃないかな、と僕は考えているんです。

インタビュー見た当時から「首締めたくなった」という印象的なワード...つまり綾波レイと重ねているんですよね。

このイメージのオーバーラップは偶然なのかもしれませんが、個人的には「この世界の片隅に」への密かなオマージュだと感じました(*^o^*)

さて...本編終了後のお楽しみ、舞台挨拶ですが、やはり注目度がハンパなく、早い段階で各メディアが動画を上げてます(^_^ゞ

おそらく安野モヨコ夫人セレクトによる仕立ての良いスーツと革靴でバリッと決めてきた庵野さんですが、すずさんみたいに小首傾げて猫背っぽく語る姿が妙に可愛らしかった(笑)

司会を緒方恵美さんが勤められてましたが、シンジくんがやってるようでもあり、なんかシュールな感じもしましたね(^_^;

庵野さんも旧劇場版...いわゆる春エヴァで未完成を謝罪する会見以来...そして鶴巻和哉さん・前田真宏さんまでもが一緒に同席なんて、この組み合わせは後にも先にも今回意外あり得そうも無いくらいの超レアなイベント(*^o^*)

30分ほどの尺で語られたエピソードはどれも面白く興味深いものばかりでしたけど、中でも妙に印象的でなるほど〜と思ったのが、興収70〜80億への感想。

アニメ業界のためにも100億いけたら...と庵野さんが言ってましたけど、「鬼滅の刃」や新海誠作品・ジブリ作品は客層の広さで家族・知人を誘い合うため動員数が高くなるのは当然。でも「ロボットアニメ」という狭いジャンルで大台を叩きだしたら凄い記録になる...あのガンダムでさえそこまでいってないしと。

同じアニメという比較ではなく、さらに細分化して考えるとなるほどなぁと。

前田さんの制作裏話で、終盤に使徒化したアスカに式波オリジナルが迎えにくるシーンで、13号機のコクピットに小さくカヲルくんが写っていると...。

確かにアスカ以外に人影らしきものがフレームに入っているなと感じてはいたけど、カヲルくんだったとは...次回の鑑賞機会に注意して観たいと思います(^_^)

というワケで、今回も満足度の高い鑑賞となりました〜。



シン・仮面ライダー!!

2021年04月04日 18時15分00秒 | 映画
昨夜、Twitterのトレンドでこの項目をみて、しょうもないネタか遅めなエイプリルフールかと思いましたよ(^_^;

50年前の4月3日19時半、「仮面ライダー」第一回放映開始日に合わせての会見が行われていました。

そしたらもう、凄いんおがドカンドカンと投下されて...。


愛があふれる1号ライダーで...もう(´;ω;`)

凄いよなぁ...庵野さん...もう無敵だね。庵野さん企画はスムーズに通りやすそうだし、今後も「シン・なんとか」が続々と出てきそう...(*^o^*)

15年前に見事に打ちのめされた「仮面ライダー THE FIRST」の想いを払拭してくれるでしょう...観たかったライダーを...否が応でも期待がふくらみます!

主題歌もしっかり藤岡弘、バージョンを流してくれるとか(*´艸`*)

そんな感じで、昨夜はすっかり興奮してしまったんですが(^_^;...「シン・ウルトラマン」もまだ観てないんだよなぁ...ちょっと矢継ぎ早すぎない?(^_^;

そりゃ観たくてたまらんけど、匂いばかり立ちのぼらせて、こっちは何も喰わせてもらってない...美味しい料理は一つ一つゆっくり丁寧に味合わせてほしい...。

...でまぁ、それはさておき、やりそうな題材ではあるけど、「仮面ライダー」は回避するんじゃないかなと思っていましたので、意外でした。

冠タイトルである「シン」は勝手な妄想ではあるけど、ウルトラマンの世界観を母体にする統一したシリーズなんじゃないかと。

その線で考えると「仮面ライダー」は繋がらない気がするんですよね。巨人とか巨大生物でもないし、地球外知的生物がテーマでもないし。

まぁ...やろうと思えばどうにでもするんだろうけど...ショッカーの正体がゼーレ的な組織だとか(^_^;

オリジナルへのリスペクトと忠実度を是とする庵野さんですが、「仮面ライダー」はTV版と石森原作マンガ版それぞれだけど、どちらを目指すんだろう...本郷猛というキャラ自体が出ない可能性もあるからなんとも言えないんですけど...。

人体の改造も人類補完計画の初期段階だとか...原作マンガ寄りならば13人の仮面ライダーをメインテーマに...13号機である本郷ライダーってのは、ちょっとエヴァっぽいですけどねぇ。旧劇場版でアスカ2号機がエヴァ量産機に取り囲まれ惨殺されるシーンのイメージは、まさにこっからですしね。

2011年、40周年記念として刊行された「仮面ライダー 1971 カラー完全版BOX」に寄せた庵野さんのコメントがヒントか?

雨中に佇む13人のライダーの姿。鯨の上に立つライダーの姿。そして蝙蝠男に高空から落とされた時の描写......未だに映像に置き換えられない、ストイックでペシミスティックな原作の世界観。素晴らしいです。石ノ森萬画の力にただ、心、痺れます。

鯨の腹を引き裂いて血まみれで出現するライダーってのも...庵野さん好みではありますけどね...。

どんな作品になるか...楽しみではありますけど、正直「シン・ウルトラマン」をお存分に味わい、そのあとで公表してほしかったなぁと感じます。

ファンとして贅沢な悩みってヤツなんでしょうが(^_^ゞ

2023年3月公開予定か...予定は未定で確定にあらずであてにできないですけどね。

なんとなく55周年の2026年になっちゃうんじゃないかなと(^_^;



シン・エヴァンゲリオン劇場版、観賞3回目

2021年03月28日 19時25分00秒 | 映画
舞台挨拶中継イベント付きだし、良いキッカケなんで(^_^)

ポイント割引も効くしってことで一番近場のユナイテッドシネマ新座にて(^_^)

客入りは最終的に上図の1〜2割増しって感じですかね。やはり30代くらいが中心で男女比3対1くらいかな。

私の隣には40代の父親と10代後半の息子という感じの二人連れで、父らしき人が熱い想いを語って聞かせていました。息子らしき人は「ふ〜ん」って感じで若干冷めてみていた風(^_^;

3回目ともなると、だいぶ落ち着いて物語を俯瞰できますね。

ネタバレになっちゃうけど、ラストのシンジとマリのシーン...これって映画「銀河鉄道999」の鉄郎とメーテルの別れのシーンオマージュか?ってくらい重なって見えてきました。

そういう視点で考えると、鉄郎を機械帝国へと誘うメーテルが、シンジを父との戦いへと誘うマリという風に酷似してくるなぁと。

鉄郎とメーテルは駅で別れるが、シンジとマリは手に手を取って駅から走り去っていく...庵野さんは別の選択肢を描いてみたかったのかもしれないですね。

メーテルのモデルは松本零士さんが幼少期に出会った幻影のごとく美しく儚い女性だったのに比して、マリのモデルは自立した強い女性にしてリアルな存在である夫人・安野モヨコさんなのは明か(^_^)

この違いがラストの表現に結びついたんじゃないかなと思っています。

さて本編上映も終わって、休憩15分をはさんで、お楽しみの舞台挨拶中継。

その内容はダイジェスト版がアップされていたので、こちらを見て頂いたほうが話しが早いっすね(^_^)

とにかくこれだけの豪華声優陣を一堂に集められるなんて、いかにエヴァンゲリオンが特別で強力なタイトルなのかが判ります。

個人的に声優ってジャンルにそれほど思い入れはない方なんですが、四半世紀超にわたる感慨深さはハンパないものがありますね...。

それにしても碇ゲンドウ役の立木文彦さん、地声がゲンドウそのものなんですね!ちょっと喋っただけで直ぐバレちゃいそう...誤魔化すの大変だろうな(^_^;

相田ケンスケ役の岩永哲哉さんなんか容姿ふくめてケンスケそのもの!当て書きしたんじゃないかというくらいで驚きました(*^o^*)

今回の鑑賞も大満足!思わず帰りに売店でサントラCD買っちゃいました(*^o^*)

鷺巣詩郎さんの劇伴クオリティは相変わらずの超絶ぶりですし、「激突!轟天対大魔艦」の鷺巣バージョンの出来も凄すぎ!それでも庵野さんはオリジナルを選択し、「シン・ゴジラ」と同じ轍を踏まされた嘆きはライナーノーツで(笑)

あ、そうだ。オマケですが、先週末あたりからなんだと思われますが、「シン・ウルトラマン」の特報がかかってました。

大画面であの映像を観ることができたのは嬉しかったですね(^_^)

もちろん「鋭意制作中 公開日調整中」バージョンになってましたが(^_^;



シン・ウルトラマン、公開は初夏ではない模様...。

2021年03月26日 22時20分00秒 | 映画
やはり影響出てしまったか...庵野作品としては「あるある」だけどね(笑)

コロナの影響はもちろんあると思うけど、それ以上に「初夏」という時期だけではなく「鋭意制作中」というのが気になる(^_^;

先日放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」で写し出されていた庵野さんの様子をみると、一つひとつのシーン・カットに物凄いコダワリと時間をかけていて...まぁこれまでの彼の仕事っぷりを思えば想像するのは容易いけど(^_^;...エヴァも落ち着いた現状、本気モード全開になっているんじゃないかなと。

それは今回更新された特報をみると、よ〜く判ります(^_^)

内容とか流れに変わりはないのですが、全てのシーンにおいてブラッシュアップされているんです!




色調・彩度・明度ともに鮮明になり、人物の肌も血色が良くなっていますよね。

私ふくめて群集も全体的に鮮明に(^_^)


怪獣や背景のディテールもアップされているし、巻き上げる煙も増大しています(*^o^*)

そして何と言ってもウルトラマンの姿!

皮膚(?)の光沢感や質感も格段にアップグレードされていて、作り込みが進んでいるなと実感できます(^_^)

いや〜益々たのしみ増し増しですわ\(^o^)/

初夏どころか、2021年の表記も消えているので、もしかしてブラッシュアップどころじゃないスタッフにとってトンデモな制作状況になっているのかもしれないけど(^_^;...庵野さんにとってもウルトラマンはテーマとして本丸だし、絶対ハンパなものにしたくないと考えているはず!

来年になっても良いから、素晴らしいものになるよう期待して待つしかないですよね〜(^_^)



シン・エヴァンゲリオン劇場版、ケンスケのクルマ

2021年03月21日 17時25分00秒 | 映画
公式さんがネタバレ解禁OKとのことらしいので、内容についてとか、具体的なシーンへの感想とか、チョイチョイ触れていこうかなと(^_^)

オープニングで描かれている、高濃度なL結界で満たされ、真っ赤に染まった世界を彷徨い歩くアスカ・レイ(仮)・シンジの3人。

待ち合わせ場所と思われるシーンに、画面いっぱいに突如出現する練馬ナンバーの軽4WD、SUZUKI・ジムニー(SJ30)ではないですか! Σ(゜ロ゜)

その瞬間、ワ〜!\(^o^)/っときましたね。

これって...我が永遠の憧れにして伝説のアニメーター・金田伊功さんの愛車じゃぁありませんか...と。

「金田伊功 Special」より─

運転していたのは、中学校のクラスメート・相田ケンスケくん。

ミリオタで、エヴァや各種兵器類に接してはハシャギまわるオタクな彼でしたが、14年を経て落ち着いた風情の青年となり、重度なPTSD状態となったシンジを励まし、癒やしていく、とても良い役回りになってました。

その彼の所有するジムニーなんですが、ガワは80年代そのものでも、中身はゴッソリEV車に改造されているみたいで、運転席まわりも液晶デジタル表示でカッコ良くなってました。

やはり注目したメディアもあって、「AUTOCAR JAPAN」が「【ネタバレ注意】シン・エヴァンゲリオン劇場版に2代目ジムニー登場? エヴァ協力会社に聞く」と取材記事を出してます(^_^)

記事によると、2012年にエヴァ製作スタッフがジムニーファンやオーナーにおいて、その名を知らない人はいないアピオという世界一のジムニープロショップを訪れ、2代目ジムニー(SJ30)を取材させてほしいと。

内外装いろんな角度から写真を撮りまくり、ドアの開閉音やエンジン音も録音していたそう...。エヴァ次回作に使う予定だが、それ以上詳しいことは一切言えないとの事だったと。

確かにエンドロールにも「取材・考証協力」として、アピオ株式会社と日本ジムニークラブ関西支部が掲出されています。

かなり拘って準備していたのが感じとれますが、古参のアニメ好きとしてもこのオマージュは最高に嬉しかったですね!

ジムニーを駆るケンスケくんがカッコ良く、なんだか金田さんにダブッて見えて仕方なかったです(*^o^*)



シン・エヴァンゲリオン劇場版、観賞2回目

2021年03月13日 21時10分00秒 | 映画
爆弾低気圧の中(^_^;

立川シネマの極上爆音上映にて堪能!

でもちょっと低音要素が足りなかったかな...もうちょっとチューニングを強くして腹に響く感じがほしいなとも...こっちが慣れてきちゅったのもあるのかなぁ。

内容云々は避けますけど、「カメラを止めるな!」の監督・上田慎一郎さんが言っていた「映画は一度死んで、生き返る」...まさにそんな作品だなぁと。

いろんな小難しい理屈で固めている本作ですけど、要するにあの世の境...三途の川を渡るかどうかの話しなんですよね。

それをいろんな味付けをして見せてくれている作品だなと。ちょっと宮沢賢治の「銀河鉄道」な感じもあるし。

そして、新劇版だけに登場する真希波マリって、あ〜モヨコさんのことなんだと(*^o^*)

あ...これ触れるとネタバレになっちゃうか(^_^;

ともあれ、一緒に行った友人と帰りに反芻会もできて、楽しい日になりました(^_^)

...ちなみに映画鑑賞中、冒頭に書いたとおり外は大変な悪天候状態だったみたいで、雹は降るわ激しく落雷するわで、交通網がマヒ...電車も中央線も武蔵野線も見合わせや遅れが生じて大いに乱れ、帰途は何倍もの時間がかかってしまいました...(´д`)



シン・エヴァンゲリオン劇場版、観賞

2021年03月08日 14時15分00秒 | 映画
早朝一発目の上映回で!

いや〜タップリ2時間35分、ドップリ浸って見切ったなぁという想いでいっぱいです(*^o^*)

今の時点では作中に触れると、何をどんな言い方してもネタバレにしかなりませんので、何も書きません。

これまでエヴァ作品シリーズを四半世紀追い続けた身としては、ようやく...文字通り終止符をつける事ができましたね、ありがとう、お疲れ様でした...と労いたい気持ちでいっぱいです。

客入りはこんな感じ。

ユナイテッドシネマ新座という郊外シネコンにしては結構な入りだと思います。

男女比7対3で男性多め、年齢層は30代中心で、私はもっとも年長の域でしょう(^_^;

今週末、友人と約束しているので、立川シネマ爆音上映でもう一度観賞予定です。

「シン・ウルトラマン」の予告がなかったのは意外だったし残念だったなぁ...(´д`)




午前十時の映画祭、復活!!

2021年03月05日 18時05分00秒 | 映画
素直に嬉しい限りでございます(*^o^*)

現時点で個人的に観に行こうと思うタイトルは、こんな具合...。
6/11〜>イージーライダー
7/9〜>2001年宇宙の旅
7/23〜>シャイニング
9/17〜>赤ひげ
10/1〜>隠し砦の三悪人4k
10/15〜>未来世紀ブラジル
12/24〜>モスラ4k

ラインナップに「2001年〜」があったのは驚きましたね(^_^;

「シャイニング」は未だに観てない友人を誘いたいと!

「隠し砦〜」と「モスラ」は4Kデジタルリマスターとのことなので、どれだけ美しく蘇るのか...とても楽しみです(^_^)



「シン」シリーズの着想は8年前だったのか?

2021年02月21日 20時20分00秒 | 映画
何とはなしに2013年1月22日に行われたイベント「ヤマトーク」に興味深いコメントが...。

庵野さん「ヤマトは老後の楽しみだったのに...」

これは「宇宙戦艦ヤマト2199」第四章の劇場公開を記念して行われた監督の出渕裕さんとの対談のヒトコマですが、それに続けてこんな事言っていたんですね!

庵野さん「出渕さんはイイナァ...仮面ライダー、ヤマト、ガンダム全部やれて...ボクは何故か縁が無い。これでゴジラとウルトラマンやったらグランドクロスですよ!」

ゴジラとウルトラマンを口にしている(*^o^*)

この時は単に出渕さんへの嫉妬をこめたリップサービスなんだろうと思っていたんだけど、実はもっと深い思惑あっての発言だったのではないかと...。

それというのも「ジ・アート・オブ シン・ゴジラ」に収録された庵野さんインタビューに...(インタビュアーは氷川竜介さん)。

─では、庵野さんが「いつなぜ『ゴジラ』に着手したか」から伺っていきたいです。庵野さんにとっては、どこが始点になるのでしょうか。

庵野さん「2013年の1月21日ですね。スタジオジブリの鈴木(敏夫)さんのお誘いで東宝の副社長らと同席する食事会があった帰り際に、東宝の市川南取締役が僕を呼び止め、「『ゴジラ』の新作をやってくれないか」と打診されました。おそらく「特撮博物館」(2012年開催の展示イベント)を見て『庵野だったら』と思われたみたいですが、即答で固辞しました」


なんとヤマトーク対談の前日じゃないですか(^_^;

庵野さん「無理です。やりません」と。そもそも怪獣が主役の映画に対して僕はそんなに積極的ではないし、制作中の『シン・エヴァ』(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』)の作業もありますから、とても出来ないと」

...とまぁその時は全くその気なしという意思を示したものの、翌日ヤマトリメイクである2199と出渕さんに接し、なんかムクムクし始めたのではないかと。

出渕さんにこのままグランドクロスされたくないな〜とか...(^_^;

とはいえ、この後いろんな人から説得されるもなかなか気持ちが前向きになれず、

庵野さん「確か5月中旬ぐらいに『政治家か官僚を主役にすれば可能ではないか』と思いついたことで、少しだけ光明が見え」て、やってみようと決心がついたみたいですが。

インタビューでは触れていませんけど、ヤマトークでゴジラとウルトラマンをポロッと言ってるあたり、この2作をセットにして構想し、これを条件にしたのかもしれないですよね。「ゴジラだけで終わらせたくない。ウルトラマンも作らせてくれるならやりましょう」とかね(^_^;

となると「シン・ウルトラマン」は「シン・ゴジラ」の続編的な要素が強くなりそうだと期待していいのかもしれません(*^o^*)

おそらく仮面ライダー、ヤマト、ガンダムは庵野さんによる「シン」シリーズに組み入れることはないと感じられます。

出渕さんに先に手を付けられた...という事もありそうだけど、庵野さんの大きなテーマとなる「巨神兵」の世界観に組み入れることができない...シン・エヴァとの連なり、そしてその先の帰結点は...やはり「ナウシカ」じゃないかな。

実際にスタジオジブリの鈴木さんによれば作りたいと話しているみたいですしね(^_^)

庵野さんは自ら影響をうけた特撮・アニメの名作の数々を...単なるリメイクではなく、エヴァを中軸とする世界に結びつけ集束するという壮大な構想をもって進めているのか?...さすがに誰もやったことがない試みで...こりゃトンデモナイことになりそう(^_^;

なんでもかんでもエヴァかよ!と不快に思う向きもあるとは思うけど...私はそういうの好きだし、「シン・ゴジラ」のエヴァテイストも全く抵抗なかったし大歓迎!同作における庵野さんの換骨奪胎指向はホント気持ちよかったしね(^_^)

そんなこともあって...今見えている「シン・ウルトラマン」と「シン・エヴァ」とその後の展開がどうなるか楽しみでしょうがないのです\(^o^)/