80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

日本の農業(1)は随分変わってしまいました。

2011年02月20日 | 時事問題
この半世紀にも満たない間に、
日本の農業の形はすっかり変わってしまいましたナ。

農業に従事する人口とその年齢を見ますと

1985年 人口 543万人(内65才以上は26%)であったものが、
2010年 人口 261万人(内65才以上は62%)となって、
人口では半減以下、そして高齢化。この傾向は今後も続きます。


農家に後継ぎがいない、おコメの需要も更に減少を続けています。
然し、一方で農産品の高率関税は依然現存しています。

最高はこんにゃく芋=1706%、豌豆=1065%、おコメ=778%、落花生=593%と、
大半の農産物が極めて高い関税で、国内産が手厚く保護されているのにこんな始末です。

こんな現状で今、TPP加入で関税が外されたら、
日本農業は壊滅状態になると農業関係者が大反対をする理由も良く判ります。
(TPPは社会的共通資本を破壊する、TPPと日本農業は両立しない等々・・TPP反対の大義より)

もう何とか生き延びる道を考えなければ大変な事態になってしまいます。

その農業改革とは、新しいやり方で抵抗力を付ける事、即ち、
 1.新しい発想や開拓の知恵の豊かな新規参入者が欠かせません。
 2.農地の集約化に拠る大規模化、効率化が必要です。


処が面倒な事に、市町村毎にある農業委員会にこれを決める権限があるのに、
その構成委員は地元の農業関係者が牛耳っており、
外部からの新規参入、大型化を拒否する壁になっているのです。


これではどうにもなりませんね。

これを打破する強い政治力が必要なのですが、
今の政府はそれ処では無い政権維持がやっとの始末で、困った事になって来ました。


後は後日のブログに続きます。