80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

民主党幹部の浅慮と首相の軽薄発言

2010年05月20日 | 時事問題
沖縄普天間基地問題は、紆余曲折の挙句、
又先に自民党が日米間で合意していた元の案に戻って来ました。


然し、民主党はそっくり同じでは面子(メンツ)が立たないので、
微調整して米国と沖縄に提案するとの事。

正に大山鳴動して鼠一匹の始末となりました。
(然し、未だ社民党が県外、国外へとガタガタ言っていますね。
 与党でしかも閣内にいるのですから、反対するのはおかしいです。
 代案は具体的にあるのでしょうか? きっと米国が承諾しませんよ)

米軍基地の国外、又は沖縄からの圏外移設の公約は、
先の民主党が大勝した選挙の、
票を取る為の単なる選挙運動でしかなかったと言う事になりますね。


又、首相は「抑止力」を軽く見ていたと言います。

私の想像ですが、アメリカから
「首相は何を考えているのか? 沖縄の基地を国外などに移設したら、
 日本の防衛はどうなるのか。貧弱な国防力しか持っていない癖に・・」と
一喝されたに違いありません。

充分にアメリカの意向も確かめずに、桟橋滑走路などの思い付きでは、
忽ち米側から「No!」と言われて、すごすごと引込めざるを得なかった情けなさ。


基地問題を選挙公約に取り上げたのは、正に民主党幹部の浅慮に外なりません。
これでは政府への信頼感が地に落ちて、支持率低下も致し方のない処でしょう。

残念ながら、日本には本当に有能な政治力のある政治家が居ないですね。
派閥やら族議員ばかりが目立って、
真の政治家が育たない風土になってしまったのでしょうか?