80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

最近読んで面白かった本

2009年04月26日 | 本の情報
それは新進気鋭の作家、万城目学(まきめまなぶ)著「プリンセス・トヨトミ」です。
今週、同氏原作の映画「鴨川ホルモー」が上映されていますが、
どうやらバカ騒ぎの青春映画らしい。(私は内容をよく知りませんが・・)

それはさて置いて、この「プリンセス・・」の内容は、
まさに奇想天外の推理小説なのです。

初めは全く異質の二つのストーリーから展開します。

大阪城近くの空堀中学校での、ゲイ願望の中学生を廻る話。
もう一つは大阪府庁の補助金検査をする会計検査院の3人の話。

この二本立てが中々一つに纏まりそうに無い。

途中では少し退屈感もありますが、次第に興味深くなり、
後半は急速に両者の筋が接近して、
やがて「大阪国」と言う驚くべき地下組織が出現して、一つに収束します。
ちょっとダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」に似ている気もします。

まあ、ホントにエンターテイメント小説ですから、
”そんな事おかしい”と詮索する方が無駄と言うべきでしょう。
楽しんで読ませて貰いました。


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