80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

特別試写会「旭山動物園物語」を観て

2009年01月29日 | 映画の情報
アンケートを書いて、過去に観た映画の半券を貼り付け、
投函したら抽選で特別試写会の優待券が当たりました。

何時も籤は外れてばかりなのに、こう言う事もあるのですナ。・・と思いつつ、

劇場に入ったのですが・・・。なんと観客は6割位しか居ない???
つまり、アンケ-トを出した人には全員優待券が出されていたのです。 ナ~ンダ!!

この映画は来る2月7日から一般公開になっているので
10日以上も早く観られた事になります。

此処で映画評ーーー

端的に言えば、とても良かった。感動しました。 A級映画です。
動物が沢山出て来ますが、子供向きの映画ではありません。


園長を演じる西田敏行と、
長門裕之をを始めとする多士済々の個性の強い飼育係達の、
人間関係の葛藤、喜怒哀楽を織り込んだ、しっかりしたストーリのある映画です。

動物園特有の事故、トラブルが続発し、大きな赤字で閉園寸前に迄、
追い込まれたのですが、園長の凄い情熱と飼育係の努力によって、

遂には市民、市長迄も動かして、
夏季入場者数日本一に輝くのです。

全国の動物園の協力で、動物達の珍しい行動や、
最後に退職する園長との別れを悲しんで、一斉に吠える場面などが、
見事に演出されていました。

只、唯一物足りなかったのは、動物園が形態展示ーー生態展示ーー行動展示と
改善されて行ったのですが、その過程が殆ど映像に出て来なかった事。

実写時間約1時間45分。
この間全く飽きることなく、スクリーンに引き込まれました。


まあ、芸達者な西田敏行の好演で、この映画が成立っていると思いました。

一つだけネタバラシします・・・
副題に「ペンギンが空を飛ぶ」とありますが、
水槽の下から観ると、水面には青い空が写っていて、
ペンギンのすいすい泳ぐ姿が、まるで空を飛んでいる様に見えるのです。