80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

世界的大失業時代(1)

2009年01月11日 | 時事問題
大変な失業者の数になってきましたな。

最近のマスコミの記事を見ますと、
従業員の削減が世界で行われています。
それに社員も給料カットあり、残業代も当然減っています。


然し、今はまだ序の口ではないかと思うのですよ。

日本では全産業を先導する自動車、電子機器業界が大幅な減産をすれば、
川上の素材産業、部品産業、川下の流通業界、全てが甚大な影響を受けます。
鉄鋼、ガラス、ゴム・・更に沢山の中小企業・・倉庫から販売店・・・。

それは今後ジワりジワリと広がって、大失業時代になる徴候なのかも・・・。

日本企業の人事政策は曲がり角になりました。 

経営経費の大きな部分を占める人件費を減らすために、
会社の核となる重要な部署は正社員で固めると共に、

その他の生産現場、経理総務、サービス部門などの人員を、
極力人材派遣業者への委託やパート・アルバイトに変えたのです。

その方が遥かに安い人件費で済むし、
(会社負担分の社会、労働保険料を払わなくて済む)
好況期にはすぐ人を増やせる一方、逆なら思切って人員削減が出来るからです。

これ迄日本の為政者は、派遣社員の採用を製造業まで大幅に規制緩和し、
製造業は挙って派遣社員の数をどんどん増やして来たのです。

景気が悪くなると、この部分は削られて失業者が増えるのが、
当然の社会環境になっていたのですよ。

今になって何をガタガタしているのですか?と 
政府に言いたいのです。 予測の付く事だったのに・・。
(後は又明日以降に・・・)