スパニッシュ・オデッセイ

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マカオ上陸

2017-04-17 18:17:45 | 香港・マカオ・広東
 フェリーがマカオ港に着いた。
 マカオはポルトガル語では Macau と表記されるが、英語では Macao である。スペイン語も同様だと思うが、手元の辞書には Macao の項目はない。
 「マカオ」の語源については、マカオ半島にある道教の廟、媽閣(Magok)廟に由来する説が有名とのこと(ウィキペディア「マカオ」)。ただ、諸説あるうちの一つである。
 
 媽閣(Magok)廟には航海・漁業の守護神である媽祖という女神が祀られている。画像も多数あるので、興味のある方はご覧いただきたい。この写真の媽祖像が媽閣廟のものかどうかはわからない。
 今回は女房殿の親族訪問が目的だったので、媽閣廟を訪れる暇はなかった。香港・マカオを訪れる数日前にBS放送で香港・マカオの特集をしていたが、媽閣廟は紹介されなかったので、その存在すら知らなかった。次回の楽しみに取っておこう。
 さて、フェリーを降りると、まず入国審査がある。香港もマカオも中国の一部ではあるが、特別行政区なので、外国扱いである。
 フェリーの中もそうだったが、ここからはいよいよポルトガル語圏である。とはいっても、マカオ滞在中、ポルトガル語は全く聞こえてこず、ポルトガル語の表示を目にするだけだった。
 入国手続きは香港同様、入国カードを渡して、入国証明のカードを渡された。ここでもパスポートにスタンプを押してくれない。
 
 ポルトガル語でも書かれているので、何だかうれしい。
 入国手続きに続いて、税関があるが、日帰りの予定なので、ほとんど手ぶらである。何の問題もなくさっさと通る。外に出て、建物のゲートを見ると、chegada「シェガーダ」(arrival, 西 llegada「ジェガーダ」) と partida (departure, 西 salida)と書かれている。スペイン語の salida と同語源の言葉は saída であるが、こちらはこの日の夕食に訪れたレストランの「出口」のところに書かれていた。
 マカオの領域は下の地図のとおりだが、今回のマカオ訪問は大陸の半島側のみである。観光のメインは半島側のようである。カジノは埠頭のすぐそばにある。
 島(ilha「イーリャ」、西 isla)には国際空港がある。あの正男さんが目指していたマカオ国際空港である。
 
 


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