スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード
パプア・ニューギニア、シンガポールのエピソード等

預言者ムハンマド(Muhammad, 西 Mahoma)

2018-08-10 17:32:16 | トリビア
 イスラム教の開祖「ムハンマド」はかつては「マホメット」(Mahomet)や「モハメッド」(Mohammed)などと呼ばれていたものである。スペイン語圏では Mahoma(マオマ)と呼ばれている。
 イエス(Jesús)の画像は無数に存在し、キリスト教徒でなくても、目にしたことはあるはずである。
 それに対し、ムハンマド(Mahoma)の画像を目にすることはほとんどない。イスラム教では偶像崇拝につながるということで、ムハンマドのご尊顔さえ拝することはできない。しかしながら、異教徒が描くことは構わないようである。もちろん、イエスと同様、想像画であろう。
 以下にいくつか紹介する。
  
 【両者とも“okdiario”より】
  右の画像にはムハンマドの言葉(スペイン語)が添えられている。「人の真の富は人が世の中に対して行う善行である」
 
 上の絵に描かれているムハンマドはのっぺらぼうになっている。「写本絵画などにおいては、預言者ムハンマドの顔には白布をかけて表現されることが多いが、これも偶像崇拝を禁止するイスラームの教義に由来している」とのこと(ウィキペディア「イスラム教」より)。

 上の絵はいかにもキリスト教徒が描いたような絵である。
 下の絵は『キリシタン用語(16)「アンジョ」』ですでに紹介してある。
 

 【ジブリールから啓示を受ける預言者ムハンマド(集史より)。ウィキペディア「天使」より】
ポチッとクリック、お願いします。
↓↓↓
スペイン語 ブログランキングへ

スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
好評発売中!!こちらは、このブログとは別物です。もちろん、トリビア満載です。

  
 
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゼウス(Zeus)と デウス(天... | トップ | Mahoma と Muhammad »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トリビア」カテゴリの最新記事