「パーフィディア」Perfidia
我々の世代では、ベンチャーズのエレキ・バージョンに親しんでいるが、もともとは、メキシコのアルベルト・ドミンゲスが作曲したもので、その後、英語詞がつけられ、1941年にアメリカで流行。グレン・ミラーのバージョンが大ヒットした。先日、レコード棚をひっくり返していたら、トミー・ドーシーのバージョンがあったので、久しぶりに聞いてみた。
ベンチャーズのエレキ・バージョンが流行していた当時、高校生だった筆者は「パーフィディア」という発音に何ら疑問を抱かなかったが、スペイン語をかじるようになって、これはおかしいと思うようになった。
er の部分は英語風にあいまい母音で発音されているが、スペイン語としては「ペルフィディア」である。意味は、「不実」とか「裏切り」という意味で、perfidia に対応する英語形は perfidy である。
もともとがメキシコの曲なので、タイトルもスペイン語そのままになっている。英語形もスペイン語形に近いので、英語話者にも意味は容易に類推できる。そういうわけで、英語タイトルに変更する必要もなかったのであろう。
これまで取り上げた、スペイン語タイトルの曲は地名に由来するものばかりだったので、Perfidia もちょっとだけ期待していたのだが、見事に裏切られた。
しかし、ひょっとして Perfidia Street というのが実在しないかしらんと思って、調べてみたが、やっぱり見当たらなかった。
それにしても、Perfidia Street(裏切り通り) って、かなりインパクトがあると思いませんか。町おこしにいいかもね。目立たない裏通りを「裏切り通り」にするだけで、ちょっと行ってみようかという気になりませんか。
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もともとがメキシコの曲なので、タイトルもスペイン語そのままになっている。英語形もスペイン語形に近いので、英語話者にも意味は容易に類推できる。そういうわけで、英語タイトルに変更する必要もなかったのであろう。
これまで取り上げた、スペイン語タイトルの曲は地名に由来するものばかりだったので、Perfidia もちょっとだけ期待していたのだが、見事に裏切られた。
しかし、ひょっとして Perfidia Street というのが実在しないかしらんと思って、調べてみたが、やっぱり見当たらなかった。
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