
2004年、ドイツ作品(TVドラマ)
監督:ウーリー・エデル
脚本:ロバート・コクラン
SFX:フォルカー・エンゲル
出演:クリスタナ・ローケン(ブリュンヒルデ)
ベンノ・フユルマン(ジークフリート)
アリシア・ウィット(グリーヒルト)
マックス・フォン・シドー(エイヴィン)
ジュリアン・サンズ(ハーゲン) 他
1500年前の、中世暗黒ヨーロッパ。
クサンテン王である父を殺された少年ジークフリートが、鍛冶職人のエイヴィンに拾われ己の身分を忘れたまま成長するが、ドラゴンを退治して呪われた指輪を手に入れたことから、愛するブリュンヒルデ女王と共に数奇な運命をたどることになる・・・というお話。
ワーグナーの歌劇で世界中に知られるようになった北欧神話がベースになっているそうです。
この神話に影響を受けたJ・R・R・トールキンが「指輪物語」を書いたのは有名な話なんだそうですが、なるほど、ところどころ映画「ロード・オブ・ザ・リング」を髣髴させる場面がありました。
話としては「トリスタンとイゾルデ」や「ロミオとジュリエット」や「オセロ」をたして適当に割って、それにファンタジックなエッセンスを加えたアクション・アドベンチャーといったところでしょうか。
富や権力や愛といった、様々な欲望に取り付かれた人間模様が描かれています。
ジークフリートは「呪われた指輪」を手にしたことにより、身を滅ぼしてしまいますが、その実、指輪なんかより人間の欲の方が怖いということですね。
こういう時代ものは衣装を見ているだけでも楽しめますし、『インデペンデンス・デイ』のスタッフがVFXを手掛けたとあって、ドラゴンの迫力や重量感は素晴らしいし、壮大な自然の映像も美しいです。
184分と長めでしたが、テンポがよかったので飽きることなく一気に見てしまいました~~♪
娯楽ものとしては結構楽しめると思います。
ただね・・・ジークフリートの顔がね・・・笑うと可愛いとは思うのですが、いまひとつ好きになれないのですわ・・・。
この方「悪霊喰」でシン・イーターの役をやってましたね。

物語の設定では多分20歳そこそこのはずなんですが、どう見ても30くらいにしか見えない・・・。たくましく自信に満ちていて怖いもの知らずってのはいいんですけど、青年の初々しさがないんですよね。
メイキングを見ましたけど、この方は絶対短髪の方が似合うと思うなあ。
それから、ブリュンヒルデ女王役のクリスタナ・ローケンが強すぎる~~!というかめっちゃ怖い~~!というか綺麗だけど色気なさすぎ~~~!
ターミネーター3そのままです~!
絶対に敵にまわしたくないオンナです!

なお、右下で切られているのはジュリアン・サンズどす・・・(涙)。
その、ジュリアン・サンズはブルグント王国のグンター王につかえる家臣の役。
表では善人面をして「王国のために」などと忠義を尽くしているようなフリをしているけれど、実は虎視耽耽と黄金を狙う悪党・・・という役どころ。
「オセロー」で言ったらイアーゴみたいなもんですかね。
まあでも悪役でもいいわ。ジュリアン・サンズが見れたから♪

わはは♪
いい気になってもう一枚。

ブロンドのジュリアンの方が好きだけど、これもなかなかいけますね。
悪党なんだけれど、どこか弱い部分を感じさせるところが、ワタシとしては気に入りました。
でも何故に小指たってるの(笑)?
最後になりましたが、DDさん、ジュリアン情報ありがとうございました

堪能したわ~~

すまぬdimしゃん。
ジークフリートの役の人(知らん人じゃった…)、アラゴルンから毒気と駄々漏れフェロモンを抜いたような感じですね。
ブリュンヒルデは原作でも強すぎて、すでに人間じゃなくなってる感あり(笑)。まあ、その意味ではクリスタナの配役で合ってるかもしれないですね。
それから黒毛ジュリアン。なんとなく東方っぽい顔立ち…チンギス・ハーンとか…じゃないですか?!ちょっぴし違和感が…。でもいい感じに渋くなってる気がするなあ。
>ジークフリートの顔がね・・・笑うと可愛いとは思うのですが、いまひとつ好きになれないのですわ・・・。
わはは、ハゲドウです!
う~ん、その点が何だか惜しい~~のですよね~。
クリスタナちゃん、怖かったですね~~最強!!
ワタシは、サミュエル・ウェストに期待していたんですが・・・・・・・・・役柄はともかく、これ以上、ぷっくりにならないでほしいです
役柄的にはせこい悪役だけど、見た目が一番かっこよかったのはジュリアンだったと思います♪
コメントするのはは初めてです。
ジュリアンサンズ、髪型や髪の色が違うと
こんなにも別人になってしまうのですね~
ビックリですわ。
やはり『眺めのいい部屋』のイメージが強いもので...(古過ぎですかね?)
あの頃のイギリス映画は私の青春そのものです
これからも ブログ、楽しみにしておりま~す!
ぶんでした
でもほんと、この写真は別人のようね。
髪の毛の色かなあ・・・
ニーベルングの指輪はワグナーの音楽を切れ切れで聴いてますけど、全体を聞いたことってないのです。
なにしろ上演に約15時間かかるんですものね~
んで、この映画は音楽、ワグナーのを使っているのでしょうか?
だとしたら見てみたいな♪
こーゆージュリアンもよいですわね^^
なんだか落ち着いてみえますわ。
でもやっぱりブロンドのジュリアンの方自分的には好きなのだわ
ジークフリート役の方は「悪霊喰」ではもっと老けてました・・・。でもなんとなく一度見たら忘れられない顔なんですよね・・・。
友達とジークフリートの役はヨアンなんかどうだろーと勝手に盛り上がっていたせいで、今ジークフリートはヨアンに脳内変換させられてます。
でもクリスタナ・ローケンとラブシーンをするヨアンって違和感あるな・・・(汗)。
駄文での感想ですまぬのう・・・(いつものことじゃが)。
ねね!ジークフリート・・・悪くはないけど、もっとなんとかなんらんかね?といった感じでしたよね。
自分の趣味で言わせてもらえば、ヨアンちゃんなんかいいんですけど・・・
でもヨアンも相当おっさんくさくなっちゃったしな。
サミュエル・ウェストはなんだか下膨れ顔に親近感を覚えました。ワタシも下膨れ顔なもので。
このままどこまで膨れるのか見てみたい気もしますが、DDさんが卒倒しそうなので、スリムになることをお祈りしておきます。
ジュリアン(つかハーゲン)は極悪人になりきれないところが、よいですわ。ちょっとした表情に罪悪感も感じられるのですよね。もともとはそんなに悪い人間じゃなかったと思うんですよね。
まあでもあんだけの財宝を目にしたら、誰だって人間変わるだろうなあ・・・。
そいでもって、ようこそいらっしゃいました。
>いつも楽しく拝見させていただいてます
うへ~~!
そうでしたか!!
それはありがとうございます!!
知性や理性や統一性といった言葉が皆無な当ブログを、見ていただけるなんて本当にありがたいことです。
ちょい前のイギリス映画って、独特の雰囲気がありますよね。そんなに見ているわけではないのですがワタシも大好きです。
ジュリアン・サンズとかルパート・エヴェレットとかヒュー・グラントとか好きですねえ、素敵ですねえ・・・
彼らが今も活躍(一部してない人もいますが)しているのは実に喜ばしいことですよね。
ぶんさんオススメのイギリス映画&いい男が出ている映画があったら是非教えてくださいね♪
また遊びにいらしてください
『元の北欧神話からの脚色ですので、ワーグナーとは設定は違います。当然使用されている音楽はまるで別物。
ワーグナーファンはご注意を』
とamazonのカスタマーレヴューに書いてありまし
た。
でもジークフリートの顔さえ気にしなければ(しつこい)結構楽しめると思いますよ。
まあ映画と違って華がある人は出ていませんけどね・・・。
あー、でもjesterさんは結構こだわりやさんだから(爆)、意外と細かいところが気になるかもなー。
ジュリアン・サンズはヘタレ気味な感じがよかったですよ。ルックスもご覧のとおりかっちょいいし~~
でもジャケットに名前も載ってないのよ・・・(涙)。サミュエル・ウェストの名前は載ってたのに~~!それってどーなのよ~~!
>悪党なんだけれど、どこか弱い部分を感じさせるところ
やっぱり弱っちい感じなんですね(笑)。
そうそう、ヘタレじゃないとやっぱりジュリアン・サンズじゃない!
けど、一瞬どこのおっさんかと思った、最後の写真・・・。頭髪が薄くなってもどうも「おっさん」って感じがしない彼ですが、こうして見ると普通の人なんだなあ・・・みたいな。
ヨアン!しゅてき~
それじゃ、ブリュンヒルデ役はクリスタナちゃんぢゃなく、ジェシカ・アルバにしてあげよう!
だってねえ、クリスタナちゃんがブリュンヒルデなら、ジークフリートはやっぱシュワちゃんくらいじゃないと
ワタシ、このDVDを観ていたとき、ど~せ若くないなら、ジークフリート役はマイケル・ファスベンダーなんか良いな~♪と脳内変換してました。タダ漏れ度が違うのよね~。
でもっ、dimさんのこの記事を読んだとき、丁度、どっかでナルニアのカスピアン王子役の俳優さんの画像を見て、ジークフリート役はこれだ~~っとなりました!!その美青年っぷりが脳裏に焼きついて・・・ふははは、また楽しみが増えたのう
考えてみると、「記憶喪失」って、悲恋モノの王道っていうか、重要アイテムですね。
この作品といい、小さいころ好きだったアンデルセンの「雪の女王」といい、先月はまっていた「花より男子 リターンズ」といい・・・でも、ただ物忘れがひどいおばさんでは、お話にならないのね。。。(下の話題をひきずってます。)