オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「007 カジノ・ロワイヤル」

2006-12-07 01:18:03 | 映画・DVD【か】
みなさまがあまりに「いい!!いい!」とおっしゃるもんで、我慢できずに仕事おっぽらかして観にいっちゃいました、新生ボンド!!



物語は英国諜報機関MI-6に所属するジェームズ・ボンドが、殺しのライセンスを獲得するところから始まる。
そんなOO7になりたてのボンドに与えられた仕事は世界中のテロリストの資金源である「謎の男」の正体をつきとめること。
しかし若きボンドは行動力はあるが、的確で冷静な判断を下す能力がまだ十分備わっていたわけではなかった。
「謎の男」が雇った爆弾男を追いつめたものの、大使館に逃げ込んだその男を射殺してしまったのだ。
国際ルールを完全に無視したボンドをマスコミが非難し、上司であるMからは「ダブルオーの昇格は早すぎたようね」と冷ややかに言われるボンド。
だが彼はめげないのだ。そして一瞬たりとも立ち止まってはいないのだ。
ボンドは爆弾男の携帯電話に残されていた謎のメッセージの発信元を求めて、次なる行動に出るのだった。


めちゃめちゃタフでクール!!
でもってタキシードの下に、鍛え上げられた身体と共に優しさと繊細さを隠しているというところが憎い!!
でもって、時々見せる笑顔がちょっと可愛い!!
ワイルドでありながらフェロモン全開でチョーせくしー!!

なんだけどね…。ワタシ、天邪鬼なのかしらん?
オープニングのアクションは「予想もつかない動き」ばかりで、眼がスクリーンに釘付けになっちゃったし、話が長いわりにはテンポがよくて面白かったんだけど、みなさんが「いい!」というほどの感激というか感動はなかったのよねえ…。
「スーパーマン・リターンズ」の時も「楽しめたけどちょっとだけスカくらった」気分になったけど今回もそんな感じ。
過度な期待がよくなかったんでしょかね?
それに悪役があまりにヘタレで(涙)…ワタシあまりに情けなくて途中から「もっとしっかりせんかい!」と叱咤激励、虚弱体質マッツを応援してしまいましたもの。


↑悪役はコイツ。
あのね、うちの会社の上司のM氏の方がよっぽどのワルだわよ…。ちと見習え。
それにこの髪型がイカンでしょ!!


ダニエル・クレイグは今までのボンドの中にはなかった繊細さを感じさせ、人間味あふれるOO7を演じていて好感が持てた。
また「愛する女性のためにこの仕事を辞める」という決意をしながらも、最後には裏切られ愛を失う彼の眼は、この先決して幸せと呼べる人生が待っているわけではないことを予想させる。
でもねえ…私は「余裕が感じられて、ユーモアが備わっていて、スイートで、あんまりダークさや重みが感じられない(つまり軽い)」ボンドが好きなのかも。
ええ…クレイグのボンドがどーのっていうより、単純に

やっぱりワタシはこの方が好きなのよ~~!!




「現実味がない」と言われようと「七三わけが古臭い」と言われようと、今はえらいじいちゃんになっていようとさあ…。ふっ。
コメント (14)
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