明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



TVでミュージシャンが、ヒット曲について、ただ好きなことやるなら1人でやっていれば良い、といっていた。まさに私はその口であろう。ヒットどころか需要など何も考えないので、そんなことやるべきでない、とかつては友情を持って止めてくれた連中もいたが。先日、大人になったら、好きなことばかりやってやる、と誓った小3の時の話を書いたが、基本何も変わっていない。しかし数百年前の、袖口から金の龍が顔を出し、膝上に2匹の鳩が止まる人物を作りながら、そうしなければ触れることの叶わない世界もあるのではないか?と思うのである。 先日、ホームの母にお寺で展示することを伝えたが、本屋の店先で、大人向けの『一休禅師』をねだる私に読んだって判る訳ない、と止めたことを覚えている母に「一休さんも出すよ」というと、可笑しそうに笑った。私には、結局こういうストーリーだったのね。そんな顔に見えた。

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