明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



アントニオ猪木が良く口にした詩〝道”だが、何故か一休宗純作だと思い込んでいたようである。一休が生きたのは室町時代である。現代語訳だとしても妙だと思っていたら現代の作のようである。猪木は力道山だったらどうしただろう?と常に想定していたのではないか、と思うほど力道山の影響を受けているが、オリジナリティの塊のような猪木ならば自作の詩で行くべきだったろう。 一休は晩年、77で出会った森女という盲目の琵琶師と同棲し80で大徳寺の住職となる。一休と森女が同一画面に描かれ、一休自身が賛を書いている作品がある。これは森女の実像を伝えている、と判断して良いだろう。こんなところから、それならあれが創作出来る。と考えるのが私の実在者をモチーフにした場合の一つのパターンだが、今回架空の人物を作る面白さを思い出してしまったことと。小学四年で頭に浮かべた竹竿に骸骨の一休『初鴉』と、骸骨を枕に酔い潰れる『一休和尚酔臥図』の2作品、これ以上の一休は作れないだろうと思われ、一休で個展をなどとは考えない。 出品作を完成した翌日、やるものがあるならまだやりたいくらいだが、スタミナ切れで寝床でダラダラと書く

Don't Think, Feel! 寒山拾得展
人形作家・写真家 石塚公昭 作家活動40周年記念

10月13日(木)〜11月6日(日)

10月23日(日)ギャラリートーク東雅夫さん

ふげん社イベントページ

 

 



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