明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


ここ数年、人形を作っているかモニターの前に向かっているか、寝るのと飲酒時間を除けば制作ばかりでほとんど動かず、体重ばかりが増量しているが、集中力が衰えないのはいいのだが、世田谷文学館の澁澤龍彦展の内覧会に行きそびれてしまった。拙著の澁澤の背後に立体で作って配したくらい好きだったクラナッハ展も長期間やっていたのに関わらず行かずじまい。これでも昔は情報誌片手にギャラリー巡りなどしたものだが、近年は自分の中からイメージを取り出すことで精一杯で、なかなか他人の創作物に感心していられない。付き合いも近所の人ばかりで、作品と製品の違いが判らない人達には話しても迷惑なだけであろう。もっともそれまでの友人にしても似たようなものであったが。特に私が何か思いついた時は麻布十番の田村写真にでも行くしかない。 今まで作った人物の中から、最近の手法に準じ撮影し直そうと考えているが、新手法だけでも良いが、一部、たまたま絵画調で、手漉き和紙にプリントして合いそうな物を選んでいる。それを持って明日田村写真へ。

※『拝啓つげ義春様』
 (前期)2017年9月30日(土)~10月15日(日)『ゲンセンカン主人』出品
 (後期)21017年10月21日(土)~11月5日(日)
ビリケンギャラリー
 住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-17-6-101
 TEL:03-3400-2214
 営業時間:12:00 ~19:00(月曜休)
 ホームページ:http://www.billiken-shokai.co.jp/

※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載4回「哀しい背中」
※深川江戸資料館にて九代目市川團十郎像を展示中。11月12日まで。

HP

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