K2さんに誤解が晴れたと感謝された。娘の彼氏が挨拶に来た父親が自分だと周囲に思われていたのが不満だったらしい。私が以前、たまたま娘の彼氏とK2さん初対面の場に居合わせたことを書いたせいだ、という。先日のMさんの場合は父親のデリケートな哀愁を見せられ、ついイニシャルを書くのも遠慮してしまったが、K2さんの場合は、どうどうとした態度の娘と対照的な、沈み行くボートからジタバタ水をかき出しているような姿は、こういってはなんだが面白かった。 K2さんはブログなんて世界中の人が見れるんだから、というがそれは考えすぎというものである。一万歩譲って、仮に当ブログが世界の注目の的だったとしても、K2の正体を知っているのはせいぜい数人であり、あの父親はK2さんだと思った、とたった2人にいわれたに過ぎない。もっとも父と娘というのは重要問題なのか、このダラダラとただ続いているブログに一日で700超のアクセスがあり驚いた。 私がほとんど地元から出ることがないので、登場人物が限られてしまうのも良くない。何度か書いたが、ツアーの旅行でNYに行った時、ガイドから中華街やイタリア人街から一歩も出ずに生涯を終える人がいる、と聞き、そのエリアの狭さに、広いアメリカにも馬鹿な奴がいるもんだ、と思っていたら自分がそうなってしまった。 そんなご近所の方々に登場いただいた『貝の穴に河童の居る事』(風涛社)は写真作品を金沢の『泉鏡花記念館』に展示していたが終了した。河童の三郎が特に子供たちにウケたという報告をいただいたのは何よりであった。
過去の雑記
HOME