バンクーバーで萌えたい
デンマンさん。。。バンクーバーって本当に素晴しいところですわねぇ~
レンゲさんは1年のうちで、いい時期に来るから、そう思えるのですよ。
いいえ。。。そう言う訳ではありしませんわぁ。あたし、たぶん冬に来ても感激すると思いますわぁ~。
レンゲさんが2週間の夏休みをとって旅行気分だから、そう思えるだけですよ。
でも、上の写真に写っているクイーン・エリザベス公園は素晴しかったですわ。
バンクーバーに来る人は、たいていそう言いますけれどね。。。
デンマンさんは素晴しいとは思わないのですか?
大阪人が中ノ島公園へ行って“素晴しい”なんて言わないでしょう。
でも、大阪の町の中では唯一のオアシスですわ。あたしは好きですわ。
しかし、住んでいる人にとって見慣れてしまえば、旅行者にとっては素晴しいかも知れないけれど、住人にとっては素晴しいなんて感じなくなるものですよ。
でも。。。でも。。。バンクーバーは大きな町なのに緑がめちゃ多いでしょう。。。デンマンさんのマンションから歩いて10分もすればスタンレーパークですわ。。。これほど大きな町に公園がいくつもあるなんて。。。日本には、あたしの知る限り、そういう町はありしませんわぁ~。
だから、レンゲさんは旅行者だからそう感じるまでですよ。
デンマンさんはバンクーバーが好きではないのですか?
もちろん気に入っていますよ。今では、間違いなく僕の第2の古里ですからね。僕の人生でバンクーバーは最も長く住んでいる町ですよ。
でも、素晴しいとは思わないのですか?
あのね。。。レンゲさん。。。僕が“バンクーバーは素晴しいですよ”と言う事は、“直美は実に素晴しい妻ですよ”と言う事と同じですよ。どんなに素晴しい女性と結婚しても、10年、15年と連れ添って、それでもなお、そう言える男はまず居ないでしょうね。
デンマンさんは奥様の事を素晴しい女性だとは思っていないのですか?
もちろん素晴しいと思えるところもありますよ。でもねぇ~、長年連れ添っていればアラも見えてくる。つまり、いい所もあれば気に喰わない所もある。これはどんな女性と結婚してみたとこれで同じ事だと思いますよ。
つまり、悟りを開いた訳ですの?
違いますよ。半ば諦めでしょうね。青い鳥を探し続けてもキリがないと言うことですよ。
分かりましたわ。。。それって。。。それって。。。結局あたしに対する“当てこすり”ですのね?
ホラぁ~。。。また、そうやってレンゲさんは考えすぎるのですよ。
違いますわ。あたしがバンクーバーは素晴しいと言っているのに、デンマンさんは水を差すのですわ。そうじゃない、そうじゃない。。。と否定する。。。。そうやって、挙句の果てに何を言うかと思っていると、“青い鳥を探し続けてもキリがない”。。。それはどういう事かと言えば、洋ちゃんと暮らしているあたしが坂田さんと再会すると、青い鳥を坂田さんの中に見つけようとした。坂田さんが大阪に戻った今、あたしがバンクーバーへやって来て青い鳥をまた探そうとしている。デンマンさんは、この事を言うためにあたしがバンクーバーは素晴しいと言っているのに素直に認めないのですわぁ~。
やだなあああぁ~。。。レンゲさんは確かに頭のいい女の子だけれど。。。。そこまで考えると、考えすぎとしか言いようがないですよ。僕はそのつもりで言った訳ではないですよ。
いいえ。。。そのつもりでおっしゃらなかったのならば、デンマンさんの無意識がそう言わせたのですわぁ~。デンマンさんは、あたしがバンクーバーに着いた時から逃げようとしていますわ。
ん?。。。僕が逃げようとしている。。。?
そうですわぁ。夕べだってずいぶんとあたしに冷たかったのですわぁ。
ん?。。。夕べ、僕が冷たかったぁ~。。。?
とぼけないでくださいな。あたしは間違いなく“招かれざる客”として扱われているのですわ。
そんな事はないでしょう。。。第一、“招かれざる客”ならば一緒の部屋で寝る事なんて、まず考えられないでしょう?
だって、デンマンさんはあたしを突き放しましたわ。
ん?。。。僕がレンゲさんを突き放したぁ~?。。。まさかぁ。。。
まさかじゃありませんわ。あたしは肌のぬくもりを感じながらぐっすりと眠りたかったのですわ。
しかし。。。しかし。。。僕が今朝、“よく眠れた?”と尋ねたら、レンゲさんはうれしそうにニッコリとしながら“ええ。。。おかげさまで”と言いましたよ。あれは。。。あれは。。。ウソだったのですかぁ~?
いいえ、決してウソをついたのではありしませんわぁ。。。。でも。。。、でも、半分は社交辞令でしたわ。
ん?。。。社交辞令。。。?
そ。。。そ。。。そうですわぁ~。
レンゲさんも社交辞令を使うのですか?。。。僕は。。。僕は。。。レンゲさんは裏表のない素直な女の子だと信じているのですよ。
それは。。。それは。。。あたしだって本音で生きようとしていますわ。でも、日本に住んでいるのですもの、本音だけでは生きられませんわ。
つまり、僕が建前と本音の日本社会を毛嫌いしている事を知っていながら、今朝、レンゲさんは建前で“ええ。。。おかげさまでぐっすりと眠れましたわ”と言ったのですか?
だって。。。だって。。。あたしはデンマンさんに嫌われたくありませんでしたから。。。
レンゲさんが正直に言ったからって僕はレンゲさんを嫌うような事はありませんよ。今、冷たかったと言うことができるレンゲさんが、どうして今朝、僕に、そう言えなかったのですか?
だから。。。デンマンさんに嫌われたくなかったからですわぁ~。
でも、僕がレンゲさんのことを“心の恋人”だと信じて愛している事を充分に知っているでしょう?
それは充分に理解しているつもりですわ。でも、以前書いたように不安もありますわ。
夢のバンクーバー 2004-8-16 19:46 ご苦労様、 ありがとうございます。 バンクーバーでのわたしは、 デンマンさんに エスコートされて、 のびのびした表情をしていますね。 ここ大阪では考えられません。 あたしの精神年齢は 32歳ですか? 大人ですね。 昔から思索にふけることが 多かったのですが、 そういった時に、 わたしは大人に なれるのかもしれません。 でも、妄想にふける 中学生のわたしもいますが。 もうひとつ言えば、 不安にさまよう 4歳のわたしもいます。 わたしの詩・・・ (自分では自慰行為と 呼んでいますが) 人に見せるのも、 まして批評していただけるなんて、 全く初めてだったんです。 デンマンさんが感想を 書いて下さって、 冗談ぬきで、 舞い上がるようないい気持ちです。 ネットで公開してよかった・・・ デンマンさんは少々わたしのことを、 買いかぶっておられるんじゃないかと、少し不安です。 わたしがデンマンさんの “心の恋人”足り得るか・・・ いつか、ガッカリさせて しまうのではないかと、 自分自身の内面を省みて、 心配になっています。 それにしても、 わたしは幸せ者ですね。 この、“夢のバンクーバー”で、 わたしはデンマンさんを 独占してしまったのですから 本当にありがとうございます。 質問の方もできるだけ早く、 残りをお答えしますね。 by レンゲ 『次元の違いとは端的に言うと』より |
このように、あたしはいつでも内心不安な思いを抱いているのですわ。
まさかぁ~。。。?
あたしの。。。あたしの言う事をデンマンさんは信じる事ができないのですか?
もちろん、僕は信じてますよ。だから、夕べ僕は驚いたのですよ。
あたしがデンマンさんを驚かせるような事を夕べしましたかしら。。。?
しましたかしらじゃないでしょう?。。。やだなあああぁ~。。。思い出してくださいよ。。。僕は内心では“懲りもせずに、またかよゥ!”と思ったのですよ。
つまり。。。つまり。。。デンマンさんは、そう思ったけれども、口には出さなかったのですわね?。。。つまり、本音と建前を使い分けたと言うことですわね?
違いますよゥ。僕は。。。僕は。。。ただ。。。ただ。。。レンゲさんの出方を見守るために、じっと黙っていたのですよ。
それで、あたしがどのような事をしてデンマンさんを驚かせたのですか?
レンゲさんは僕を驚かせたとは思っていないのですか?
思っていませんわ。
また、この姿で僕の部屋に現れたのですよ。
いけませんか?
いけませんかって。。。レンゲさんだって、次のような諺があるのを知っているでしょう?
“親しき仲にも礼儀あり”
ええ、聞いたことがありますわ。
だったら、やっぱり親しき僕とレンゲさんの仲でも礼儀を守る事は必要だと思いませんか?
思いますわ。
でも、うっかりして守る事を忘れてしまったのですか?
いいえ、忘れませんでしたわ。あたしはしっかりと礼儀を守ったつもりですわ。
でも、上のようなスケスケのナイティーで現れたじゃないですか?
だって、デンマンさんが裸のままで来ては困るよ、とおっしゃったのでナイティーを身につけて伺ったのですわ。
でも、どうせ身につけるのであれば、せめてこの程度の。。。なんと言うか。。。刺激があまりなさそうなナイティーにして欲しいのですよ。
あたし、デンマンさんを刺激しようなんて。。。そういうつもりで上のナイティーを選んだわけではありませんわ。
でもね、上のナイティーを見るとねぇ僕はまたあの真夏の夜の出来事を思い出してしまうのですよ。
(くどくなるから書かないけれど、初めての人は次のリンクをクリックして読んでみてくださいね。)
■ 『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか?』
デンマンさんは、あの夜の出来事にこだわりすぎるのですわ。
こだわらないようにしようとしたって、強烈な思い出は消す事ができませんよ。それなのにレンゲさんは、まるで記憶がないようにあの夜と同じ格好で現れた。僕は内心 “またかよゥ~~!”と叫んでいるのに、レンゲさんはすました顔でニッコリと笑っていたのですよ。
だって。。。あたし、ちゃんと礼儀を守っているつもりでしたから。。。
僕の表情はかなりこわばっていたはずですよ。でも、レンゲさんは僕の懐に擦り寄ってくる。僕の夕べの気持ちがレンゲさんには分かりますか?