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ザ・リング

2013年11月25日 00時47分10秒 | 洋画2002年

 ◇ザ・リング(2002年 アメリカ 116分)

 原題 The Ring

 staff 監督/ゴア・ヴァービンスキー

     脚本/スコット・フランク アーレン・クルーガー

     撮影監督/ボージャン・バゼリ 撮影/グレイグ・ウッド

     美術/トム・ダフィールド 衣装デザイン/ジェリー・ウェイス

     特殊メイク/リック・ベイカー 音楽/ハンス・ジマー

 cast ナオミ・ワッツ マーティン・ヘンダーソン デイヴィッド・ドーフマン

 

 ◇70億円の低予算映画

 日本とアメリカとじゃ、まるで予算がちがう。

 70億円もあったらどれだけ巨大な映画が作れるのか想像もつかない。

 なのに、アメリカじゃ、低予算のB級ホラーだ。

 市場の差ってやつをまざまざとおもいしらされるよね。

 でも、おもしろさが予算に比例するとは限らない。

 あ、いや、アメリカ国内でのおもしろさは比例するのかもしれないけど、

 ともかく、ハリウッドからすれば信じられないような超低予算の邦画界では、

 もともとの『リング』はかなりよくできた作品だった。

 日本的な恐ろしさが満載されていたから、

 いったいどう調理すればアメリカ的な「リング」が出来上がるんだろうとおもってた。

 で、観た。

 なるほど。

 リングの世界の持っているのは、井戸の中のような陰湿な恐ろしさだ。

 それが、妙な怪物譚になってた。

 派手なアクションはそもそも必要ないのに、

 なんで、ナオミ・ワッツはあんなに挑戦的に行動するんだろう?

 ただ、実はぼくはこの作品が公開されるまで、

 ナオミ・ワッツを知らなかった。

 ナオミという名前がアメリカではよくある名前だと聞かされても、

 どうしても直美っていう漢字とかが頭に浮かんじゃうから、

「へ~、日米の混血なのかな~」

 とか、あほな想像をしてたりした。

 いや、ほんと、無知ってのはホラーよりも恐ろしい。

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