毎日新聞2013年8月8日（木）14:40
化粧品：カネボウの「白斑」被害で他社製品も調査
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130808k0000e040236000c.html
カネボウ化粧品の美白商品で肌がまだらに白くなる「白斑」被害が出ている問題で、厚生労働省は８日、他の化粧品でも健康被害が出ていないか調査することを決めた。対象は美白化粧品を含む全ての商品。化粧品メーカーに白斑などの副作用の報告がないか調査するよう指導し、１カ月以内の報告を求める。
国民生活センターなどにカネボウ以外の製品でも白斑が出たなどの相談が相次いでいることから、調査が必要と判断した。
化粧品メーカーには商品で副作用が出た場合、薬事法に基づき厚労省に被害を報告する義務がある。厚労省によると、化粧品で現在までに「白斑」の副作用を報告しているのはカネボウだけ。カネボウが２０１１年に肌の異常を訴える相談を受けながら副作用を報告したのは今年６月に入ってからで、今回の調査要請は他社に迅速な対応を促す狙いもある。【桐野耕一】