脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

国民生活センター商品テスト:飲み口付近の塗料が剥がれる携帯用魔法瓶

2012年12月24日 | 化学物質

国民生活センターでは、飲み口付近の塗料が剥がれる携帯用魔法瓶についての商品テスト結果を公表しました。

 

国民生活センター2012年12月20日
飲み口付近の塗料が剥がれる携帯用魔法瓶(相談解決のためのテストから No.3
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20121220_3.html

 消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 購入した携帯用魔法瓶の飲み口を指で触ったところ、塗料が付着した。塗料が口に入ることも考えられるので、鉛等の有害金属が含まれていないか調べてほしい。」という依頼を受けました。

 この商品は、ふた栓と本体の外側が水色に塗装されているステンレス製の携帯用魔法瓶で、ふたを閉めた際、口金と塗装されている本体の境界辺りには、擦れたような多数の溝と、黒っぽい付着物が、ふた栓の内側には、水色と黒っぽい付着物がみられ、成分分析の結果、水色の付着物は塗膜が削れたもの、黒っぽい付着物は本体やふた栓の材質であるステンレス鋼が削れたものであると考えられました。

 塗膜とステンレス鋼について、鉛、アンチモンの含有量を調べたところ、食品衛生法の規格基準を下回っていました。

 当該商品のふた栓は、同型品よりも何回転か多く回さないと止まらず、ふた栓が深く入ってしまうため、外側の金属部が本体の口金付近の塗膜や母材であるステンレス鋼と擦れてしまうことが確認され、当該商品のふた栓に問題があると考えられました。

 依頼センターからテスト結果を伝えられた製造者は、ふた栓の樹脂部と金属部の間にパッキンを入れて摩擦力を向上させ、ふた栓の樹脂部及び金属部とパッキンを接着剤で固定し、ふた栓の樹脂部と金属部のカシメを強くし、空回りしないことの検査を行う等の再発防止策を実施するとのことでした。

本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

[報告書本文] 飲み口付近の塗料が剥がれる携帯用魔法瓶(相談解決のためのテストから No.34)[PDF形式](157KB)


家族にアレルギー患者のいる家庭50%以上

2012年12月23日 | その他

マイナビニュース20121218日(火)09:30

アレルギーの家庭保有率は50%以上! 年末に大掃除するべき場所とは?
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_732632.html


ブカンセムズ日本支社( http://www.raycop.jp )112日~115日にかけて、20歳以上の男女1,090人を対象にアレルギーに関する意識調査を実施した。

最初に、「あなたはアレルギーにかかっていますか?」と尋ねたところ、34%が「かかっている」と回答。同居する家族がアレルギーである人は16%で、日本の世帯当たりのアレルギー保有率は50%となることが分かった。

続いて、アレルゲンの認知度について調査した。「花粉(スギ・ヒノキ等)」の認知度は9割以上、ハウスダストの認知度は6割以上だった。以下「卵(鶏卵)」「ダニ」「牛乳・乳製品」「ペット」「金属」などが続く。

アレルゲンを除去する方法のひとつとして「掃除」が挙げられるが、今回は「大掃除」に関して質問した。「大掃除で掃除する場所」について尋ねたところ、「台所」「お風呂」「リビング」「トイレ」などを中心に掃除する人が多いことが分かった。アレルゲンの「ダニ」を除去するために、「寝具(布団、ベッド)」を掃除する人は3割強だった。

ダニ研究の第一人者である、都市居住空間研究所代表の吉川翠氏によると、アレルギー症の原因物質であるアレルゲンのダニは、寝具類から頻繁に見つかるという。天日干しでダニ数を半分にするには、真夏の10時から16時まで毎日干して1カ月かかる。布団に付着したアレルゲンはそのまま布団表面に残っているので、布団干しの後は、掃除機をかけることが必要とのこと。


頭皮の乾燥、ベタつきの原因はシャンプー

2012年12月22日 | 合成洗剤と石鹸

頭皮の乾燥が気になる女性は5割。原因はシャンプー!? -アンファー調べ

マイナビニュース20121218日(火)16:00

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_732890.html

 

 

エイジングケア商品を製造・開発するアンファーはこのほど、「頭皮の乾燥」をテーマにした意識調査の結果を発表した。同調査は102931日までインターネット上で行われ、2539歳の有職女性150名から回答を得た。

頭皮の乾燥がもっとも気になる季節は「冬」が93.9%

「頭皮の乾燥」について聞いたところ、50%の女性が「乾燥が気になる」と答えた。「頭皮の乾燥が気になる季節」については、「冬」が93.9%と圧倒的に多かった。

また、頭皮の乾燥を気にしている女性のみに「肌タイプ」を聞いたところ、84%が「乾燥肌」と回答。「普段の生活スタイル」については「エアコンの効いた部屋にいることが多い」(80%)、「パーマまたはカラーリングをしている」(66.7%)、「食事の栄養バランスがあまりよくない」(44.0%)などがあがった。

同結果について、美容ジャーナリストの木更容子氏は「頭皮の乾燥は、空気の乾燥などの季節的要因だけではない。1日に何度もシャンプーをしたり、脱脂力の強いシャンプーやコンディショナーを使ったりする行為は、頭皮のベタつきの要因になる一方で、頭皮の乾燥の原因にもなり得る。ドライヤーの長時間利用も、髪の毛だけでなく頭皮の水分を奪うことにつながるが、自然乾燥では雑菌が繁殖してニオイやかゆみの原因になる」と解説している。

その他、頭皮の乾燥に関するケア情報等は「スカルプDヘアケア委員会 頭皮革命公式サイト」( http://sd-beaute.angfa-store.jp/sdhc/

 )で閲覧できる。

 


足のニオイを消す

2012年12月21日 | 化学物質

日刊ゲンダイ20121220日 もう悩まない汗とニオイ 足のニオイを消す!

 

 (前略)

 

 足のニオイの原因は、細菌、角質、汗の3つ。細菌は足の角質をエサにして繁殖し、さらに汗で一層繁殖するのです。まずは細菌対策です。夜、足浴をします。その時、細菌の繁殖を抑える酢や木酢液を足浴の湯に加えます。次に、角質対策です。入浴時に皮膚が柔らかくなったところで、軽石などで優しくこすって角質を落とします。

 

 そして、汗対策です。靴を長時間履いていると、汗が蒸発して靴の中が密閉状態になります。そのうえ歩き回ると、靴との摩擦熱が発生して、より靴の中は細菌が好む高温多湿の環境になります。室内ではサンダルで通す。宴会前に靴下を替える。汗をかきにくい5本指ソックスをはく。これらが効果的でしょう。

 

 足のニオイ対策には、靴にも注意が必要。毎日同じ靴を履き続けるのではなく、3足くらいのローテーションで毎日履き替えてください。脱いだ靴は靴箱にすぐ入れず、通気性のよいところで数時間乾かします。緑茶の出がらしを天日かレンジで乾燥させ、塩と重曹を混ぜて布にくるんだ消臭剤を靴の中に入れるのもお勧めです。通気性がよく、自分に合ったサイズの靴を選ぶのも忘れずに。

 

(後略)

 

(五味クリニック院長・体臭多汗研究所所長五味常明)


歯の治療に脱金属の流れ

2012年12月20日 | 化学物質

朝日新聞20121218日 歯の治療、脱金属 アレルギー・価格変動リスク回避へ

 

 虫歯のかぶせ物や入れ歯の材料には、金属が幅広く使われている。しかし、金属はアレルギーの原因になるほか、材料費が市揚価格の影響を受けて変動しやすいという問題点があった。近年、金属を使わないメタルフリーの研究が進み、新素材も開発されている。

 

(中略)

 

合成樹脂の一種ポリプロピレンという新しい素材が使われた入れ歯を勧められた。床と鉤が新素材でできている。この素材は、ポリ袋などの材料として幅広く使われている。床の厚さは05リと、従来5分の1。試してみると、柔らかくて歯茎に密着する。(中略) 従来の合成樹脂は水分と一緒に口の中の雑菌が入り込みやすいため、悪臭を発生させ、長く使っていると壊れやすかった。ポリプロピレンは吸水性が低く、強度や耐久性もあり、試した素材の中では最適だった。

 

(中略)

 

歯科治療に用いられる主な材料は、合金、合成樹脂、セラミックスの三つだ。合金には複数の金属が含まれ、金の含有量が多い金合金は基本的に保険が利かない。保険診療で広く使われているのは金銀パラジウム合金だ。合金は強度があり加工しやすいが、二つの問題がある。

一つは、金属アレルギーの原因になることだ。全身性の皮膚炎、湿疹、口内炎などの症状を引き起こし、全身の皮膚が黒褐色になるような重症例もある。愛知学院大歯学部の服部正巳教授によると、健常人の1割程度は金属アレルギーの予備軍で、歯の治療から何年も経って症状が現れる場合もある。原因が歯科材料用の金属とわかれば、体に安全なセラミックスなどに代える。

 

(中略)

 

厚労省は今月、奥歯が1本欠けた患者への非金属ブリッジ治療を、検査などには保険が使える先進医療として認めた。ブリッジは、抜けた歯の両側の歯を橋げたのようにして人工の歯を入れる。これまで、奥歯のブリッジには、金属のみか、金属を合成樹脂で覆った材料が使われてきた。先進医療として認められたのは、補強材として金属の代わりにガラス繊縫を使った合成樹脂製のブリッジだ。

 

(後略)