脱ケミカルデイズ

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厚労省、石綿労災認定936事業所名公表 周辺住民などへの周知が目的

2012年12月04日 | アスベスト

 

厚労省2012年11月28日 平成23年度石綿ばく露作業による労災認定等事業場の公表~公表事業場数936事業場、うち新規は697事業場~
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002p3ub.html

 

 

 

 

 

 

時事通信2012年11月28日(水)15:01  936事業所を公表=11年度認定の石綿被害―厚労省
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-121128X339.html

  厚生労働省は28日、アスベスト(石綿)が原因の疾病で2011年度に労災認定を受けたり、遺族が給付金を支給されたりした人が働いていた936事業所の名称を同省ホームページなどで公表した。うち初めて公表されたのは697事業所。

 公表は、作業中に石綿を吸い込んでいた可能性がある従業員への注意喚起や、健康への影響が懸念される事業所の周辺住民への周知が目的。

 労災認定を受けた1144人が働いていた1005事業所のうち、個人事業主(一人親方)や事業所が不明な69カ所を除いた分が明らかにされた。

 ホームページに事業所一覧を掲載するほか、29、30両日の午前10時~午後5時に電話相談を受ける。番号は03(3595)3402。

 厚労省は「石綿による疾患は20~40年の潜伏期間を経て発症する。自分の働いていた事業所を確認してほしい」としている。 [時事通信社]

 

朝日新聞2012年11月29日(木)00:24 アスベスト労災、936事業場を公表 厚労省
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2012112808960.html

 厚生労働省は28日、発がん性のあるアスベスト(石綿)で健康被害を受け、2011年度に労災認定などを受けた人が働いていた936事業場の名前を公表した。新たに認定者を出した事業場は、全体の7割を超す697事業場だった。

 11年度に労災認定を受けた人は1105人。うち164人は認定時に亡くなっていた。今回の集計から、じん肺で労災認定された人のうち、石綿肺と判断された人数が加わっている。これとは別に、労災の時効を過ぎた遺族には石綿健康被害救済法(石綿新法)に基づいて特別遺族給付金が支給されており、その認定数は39人だった。

 症状別では、肺がん423人▽中皮腫555人▽良性石綿胸水42人▽びまん性胸膜肥厚51人▽石綿肺73人。認定者数は累計で、1万82人にのぼる。

 

 

毎日新聞2012年11月29日(木)13:00 <アスベスト>「石綿肺」労災、65事業所 厚労省が初の公表--11年度分
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20121129ddm012040127000c.html

 

 厚生労働省は28日、アスベスト(石綿)による労災が認められた従業員が11年度に出た936の事業所名を公表した。今回、石綿肺のために労災保険法による労災認定者が出た事業所を初めて公表し、その数は65事業所だった。石綿関連疾患の中で石綿肺は比較的多くの石綿を吸うことで発症するとされており、周辺住民にも注意喚起が必要として、患者団体が実態調査を求めていた。(20面に公表事業所一覧表)

 今回の公表は前年度より50事業所多く、初公表は697事業所。

 石綿肺は、粉じんが肺にたまって硬くなる「じん肺」として労災認定され、従来は石綿疾患に集計されていなかった。厚労省は患者団体の求めなどに応じて、労災認定が年間約800件あるじん肺について11年度から、エックス線写真などの医学資料や石綿の取り扱い状況を調査。その結果、個人事業主のため非公表の3人を含め、68人の労災認定者が石綿肺と分かった。

 うち複数の認定があったのは奈良県王寺町の耐火材メーカー「ニチアス王寺工場」(3人)や埼玉県羽生市のブレーキ材料メーカー「曙ブレーキ羽生製造」(2人)などだった。【大島秀利】